みんなの手芸入門。 【動画付き】手芸未経験でも作れる『パッチワークバッグ』の作り方。
Hanakoの人気特集「自分を高める、学びの教科書」特別編の今回は、手芸がテーマ。手芸未経験者でも材料と道具を用意すればすぐに作ることができる、わかりやすい解説動画付きでお届けします!今回ご紹介するのは、『パッチワークバッグ』。複数の布を組み合わせる、パッチワーク。直線縫いだけなので、はじめてでも大丈夫。色合わせや模様は好みでアレンジしてみて。
【材料と道具】
布は、普通(ブロード)~中厚(オックスフォード)がおすすめ。リッパーは、間違って縫ってしまったときや、しつけ糸を切るときなどに使用する。ミシンは家庭用のものでOK。持っていない人は手縫いでも作れる。
縫い始める前に知っておきたいこと
1.買ってきた布は一度水に通しておく。
綿や麻は、洗うと縮んだり、色落ちすることもあるので「水通し」をしておくと安心。水に布を浸して軽く押し洗いし、1時間ほどそのまま放置を。
2.水通しのあとは布の地直しをする。
水通しと同じく、布の歪みや縮みをとるための「地直し」。水通しした布が半乾きの状態で、タテ糸とヨコ糸が直角になるようにアイロンをかける。
3.初心者は、ぬいしろにチャコペンで線を引く。
ぬいしろは、すべて1cm。まっすぐ縫うことに自信がない人は、カットした布の裏側、端から1cmのところにチャコペンで線を引いておこう。
#STEP 1 「布をパーツにカットする。」
大切なのは、サイズ通りに布をカットすること。縫う順番は、まず表布のパーツを縫い合わせて袋状にし、次に内袋と持ち手を作り、最後にすべてを合体させる。
1.持ち手2枚、表地(A2枚、B、C)、裏地1枚をカットする。
2.飾り用のフェルトはお好みのサイズ、枚数でOK。
3.カットしたら、1cm内側にぬいしろの線をチャコペンで入れておく。
4.裏地は返し口を7cmあけて印を付けておく。
#STEP 2 フェルト模様を縫う
1.表地Bにフェルトをバランスよく縫い付ける。
2.ミシンで縫いにくい人は、手縫いでもよい。
※持ち手以外は、全て縫い始めと終わりに返し縫いをする。
#STEP 3 表地を縫い合わせる。
1.表地を縫い合わせる。
2.表地の3枚のパーツ(AとB)を縫い合わせ、ぬいしろをアイロンで外側に倒す。
※縫ったあと、ぬいしろにこまめにアイロンをかけると仕上がりがきれいになります。
#STEP 4 表地を袋状に縫う。
1.表地Cと#3を中表に合わせ、下部分を縫い、アイロンでぬいしろを下に倒す。
2.中表に半分に折り、両脇を縫って袋状にし、アイロンでぬいしろを割る。
#STEP 5 裏地で内袋を縫う。
裏地を中表にして半分に折り、返し口を7cmあけて袋状に縫い、アイロンでぬいしろを割る。
#STEP 6 持ち手を縫う。
1.アイロンでぬいしろを折り、さらに半分に折ってアイロンをかけたら、3辺を縫う。
2.同じものをもう1本縫い、2本作る。
#STEP 7 パーツを縫い合わせる。
表地の袋を表に返し、持ち手を両端に縫いとめたら、#5の内袋の中に入れ、入れ口をぐるりと一周縫う。
#STEP 8 表に返し、返し口を縫う。
1.返し口から表に返し、角を目打ちを使って出す。
2.返し口を手縫いでとじる(コの字とじ)
3.アイロンをかけ、形を整えて完成。
#ARRANGE「布の色合わせを変えたり、持ち手をアレンジする。」
持ち手を短くしてトートバッグのようにしたり、フェルト模様の縫い付け方を変えたり、布の色を変えるだけでも雰囲気が変わる。また、「表面の白い布地部分に、ドット柄やストライプの布地を使うのもおすすめ。好きな布を使っていろいろ作ってみてくださいね」と鈴木さん。