料理が一段とおいしくなる! 【保存版】味が変わる!料理に合わせた野菜の切り方〜玉ねぎ&人参編〜

LEARN 2021.07.13

作りたい料理に合わせて、利点をいかした野菜の切り方ができればベスト。まずは常備野菜としてどの家庭にもある、人参と玉ねぎの切り方をご紹介します。

1.「玉ねぎ」

【みじん切り】

玉ねぎをはじめ、しょうがやねぎなど香りが出るものはこの切り方がおすすめ。粗みじん切りと同様の切り方をして、更に細かく1~2mm角に刻むのがベスト。

■こんな料理に…薬味/ひき肉料理/トマトソース

【輪切り】

ヘタが横になるように置いて切る。輪切りは繊維を断つ切り方で断面が広いため、火の通りが早く柔らかく仕上がる。料理の用途に応じて厚さを変えてみよう。

■こんな料理に…オニオンリング/BBQの串焼き

【くし形切り】

縦半分にし、繊維に沿って放射状に4~6等分になるよう切っていく。形が残り煮崩れしにくいので、汁物に適した切り方の一つ。

■こんな料理に…カレーライス/肉じゃが/味噌汁

【薄切り】

玉ねぎではよく使う王道の切り方。火にかけず辛味を抜きたい時は繊維に逆らって、火にかける料理に使う時は玉ねぎの風味を飛ばさないために繊維に沿って切ろう。

■こんな料理に…サラダ/グラタン/カレーライス

【粗みじん切り】

縦半分に切って断面を下にし、根元を切らないよう繊維に沿って切り込みを入れる。そこから包丁を寝かせて横に2カ所切り目を入れ、3~4mm角に切る。

■こんな料理に…ミネストローネなどのスープの具材

2.「人参」

【乱切り】

切った断面が上に向くよう、90度ずつ回転させながら切ることから、別名・回し切りともいう。形は不規則だが同じ大きさに切れるのが特徴。

■こんな料理に…シチュー/ポトフ/カレーライス/肉じゃが

【斜め切り】

人参のほか、きゅうりや長ねぎ、ごぼうなど細長い形の野菜を切る時に多く用いる。繊維を断つ場合の千切りの土台にもなるので覚えておきたい。

■こんな料理に…中華の炒め物/鍋料理/天ぷら

【千切り】

長さを出すため薄い斜め切りにした後、同じ方向に少しずつずらして重ね、切っていく。3mmほどの幅で切れば細切り、それより細いと千切りになる。

■こんな料理に…サラダやナムルなどの和え物

【半月切り】

人参の切り方のなかでもオーソドックスな切り方。円柱型を縦半分にしてから切り口を下にして切っていく。更に縦半分にすれば、いちょう切りに応用可。

■こんな料理に…煮物/味噌汁

【短冊切り】

4~5cmほどの長さに切り、1cm幅の板状に切ったものを薄く長方形に切る方法。厚さは薄いものの崩れにくく、味がなじみやすいので火を入れる料理にも◎。

■こんな料理に…味噌汁(油揚げと形を合わせて)/野菜炒め

Navigator…and recipe(アンド・レシピ)

山田英季、小池花恵のふたりによるユニット。料理と旅をテーマに活動している。メディアや飲食店などへのレシピ作成のほか、食の楽しさを伝えるためのイベントなどもプロデュース。自身のメディアも展開している。『冷蔵庫にあるもんで』『あたらしいおかず』など著作も多数。

http://andrecipe.tokyo/

(Hanako1198号掲載/photo : Wataru Kitao illustration(portrait): Yu Nagaba text : Ami Hanashima)

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