ブーケを長く楽しむひと手間。【vol.2 】 生けた次の日からすべき、4つのこと。フラワースタイリスト・平井かずみさんが伝授!
カラフルな花々や生命力を感じるグリーンが家にあるだけで、気分が全然、違う。花を自由に生けて飾ったり、家庭菜園でハーブや野菜を育てたり。植物のある暮らし、はじめてみたい。ブーケをそのまま、花瓶にポンッと挿しておしまいではもったいない!そこで今回は、フラワースタイリストの平井かずみさんに花を楽しむひと手間を教えていただきました。4月28日(水)発売 Hanako1196号「自分を高める、学びの教科書。」よりお届けします。
1.水替えは1日1回が目安。
花のお世話で一番大切なのは、常に新鮮な水を与えてあげること。毎朝のルーティンに組み込んで、一日を清々しい気持ちで迎えよう。
2.弱った花はより分ける。
切り花の寿命は、花によってまちまち。終わりを感じた花は、潔く引き抜いて。そのあとは、生け方を変えたり、ドライにしたり。まだまだ楽しめます。
3.飽きたら、小分けにして飾る。
まとめたアレンジに飽きたら、生け方をがらりと変えてみて。小さな花器を使った一輪挿しは、花の新しい魅力を教えてくれる。
一輪挿しこそバランスが重要。
置く場所を選ばない一輪挿しは、バランスが大事。茎の形に個性があるものを複数並べれば、華やかなコーナーに。弱った花は茎をカットして、すっぽり入るガラスの花器に浮かべても。「花器は、グラスや空き瓶など家にあるものを使ってみて。陶器のカップなどもおすすめです」
一輪挿しのバランスとは?
茎が長く背丈のある花は、 細めの花器と花を1:1.5に。すっと茎が伸びた花はグラスなどの花器と花を1:1にするといい。
4.飾る場所も変えてみる。
小分けにして生けたアレンジは、寝室やキッチン、洗面所など小さなコーナーを彩るのにぴったり。いつも見える場所に花があると素敵。
小さなアレンジは「3の法則」で生ける。
一輪挿しの次は、「3の法則」を使ったアレンジに挑戦。同じ花3輪か、3種の花を使って生ける。3種の花を使う場合、メインの花、サブの花、葉ものを各1本ずつ生けるとうまくまとまる。「同じ花の場合は、花の開き具合の違う3本を選び、長短をつけると立体感が出ます」
「3の法則」のテクニック。
3本をうまく生けるには、メインの花をやや短めに切って手前に生け、サブの花と葉ものを寄り添わせるようにするといい。
Navigator…フラワースタイリスト・平井かずみ(ひらい・かずみ)
草花を身近に感じられる「日常花」を提案。花の教室のほか、雑誌やテレビで活躍。