この冬限定、1泊2日の奈良ツアー! 古墳シンガーのまりこふんさんと行く『古墳にコーフン旅行』で、奈良の飛鳥地域を再発見!
奈良県橿原・飛鳥地域を巡るツアー『橿原・飛鳥古墳にコーフン旅行』が、この冬、期間限定で実施されます。このツアーの特徴はなんといっても、古墳の良さを独自の目線で発信し続ける古墳シンガーのまりこふんさんと一緒に巡るマニアックで面白い企画! さらに風情溢れる橿原市今井町で、おいしいグルメやスイーツも楽しめる、1泊2日古墳巡りの旅をお届けします。
橿原市今井町で町屋懐石ランチ!
奈良市より電車で南下すること30分ほどの場所にある橿原市今井町。かつて「大和の金は今井に七分」といわれるほど繁栄を極めた今井町は、今でも江戸時代の町並みが色濃く残っており、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている貴重な地区です。町屋と青空が続く町並みは、まさにノスタルジック!
古墳巡りの前に、今井町にある完全予約制の〈和彩 まゆう〉で、和食懐石のランチをいただきました。
地元の畑で採れた食材を使用して作られている「お重箱ランチ」は、その日仕入れた食材をもとに、約13品のお重箱料理、お料理2品(じゃやがいものまんじゅう、ごまどうふ)、ご飯、お味噌汁、香の物がセットです。重箱の真ん中にある柿に見立てたのは、玉ねぎの皮で色付けしたうずらの卵!マヨネーズで味付けされたおからや、チンゲン菜の胡麻和え、大和の伝統野菜の宇陀金ごぼう、自家製の味噌を使ったなすの味噌和えなど、どれも素材の味を活かした献立で、体が喜ぶメニューばかり。
奈良県明日香村出身のオーナー山崎さんは、和食で10年以上の経験を積んだ腕前!メニューはその日採れた食材で決めてるそうなので、何が出てくるかはその日のお楽しみ。予約は2日前までとなっているのでご注意ください。
〈和彩 まゆう〉
■奈良県橿原市今井町4-9-28
■0744-37-2176
■11:30~14:30
■不定休
■大和八木駅から徒歩約10分
※予約受付は2日前の12時まで
まずはビッグな古墳でコーフン!
古墳巡りで最初に訪れたのは、橿原市のお隣の明日香村の〈石舞台古墳〉です。
歩いてると突如見えてくるこの大きな石が〈石舞台古墳〉。イメージ的に古墳といえば、封土で覆われているのを想像しますが、ここは巨大な天井石が丸見え!
横穴式石室をもつ方墳の〈石舞台古墳〉は、7世紀前半に造られたと推定されており、被葬者は古代この地で最大の勢力を誇っていた、蘇我馬子の墓ではないかというのが一番の有力説だとか。
玄室に入ってみると、広い! 全部で30数個ある石英閃緑岩の総重量は約2,300トン。今のような機械がない時代に、道具を使ってこの大きな石を運搬していた人間の知恵に脱帽します。石漏れ日の写真が撮れるのも、古墳巡りならでは!
〈石舞台古墳〉
■奈良県高市郡明日香村大字島庄133
■0744‐54‐9200(明日香村地域振興公社)
■8:30~17:00(受付〜16:45)
■無休
■一般 300円、高校生~小学生100円
■近鉄飛鳥駅からバスで「石舞台」下車後、徒歩3分ほど
日本ではじめて発見された石室内の極彩色壁画〈高松塚壁画館〉。
昭和47年の発掘調査により、敷地内にある高松塚古墳の石室内から、極彩色の壁画が日本ではじめて発見されました。国宝に指定され本物は見ることができませんが、壁画の忠実な模写・模造や石室内部の模型を展示しているのが、〈高松塚壁画館〉です。石室に描かれた極彩色壁画は、日本で2つしか発見されていないので、とっても貴重!
館内はワンフロアのみ。室内の両側には、現状模写と一部復元模写、中央に副葬品、一番奥に石室模型が展示されています。盗掘穴から覗いてみると…
奥(北壁)に四神の玄武が描かれてるのがわかります。手前に展示されている現状模写と同じ壁画を見てるのですが、盗掘穴から見る人物群衆や四神は、迫力が違って面白い!
ちなみに7世紀末から8世紀はじめ頃に造られた高松塚古墳がこちら。どう見たら古墳を楽しめるかなと考えていると、まりこふんさんから「古墳の見方は自由でいいんですよ。この高松塚古墳は、ぷりんのような形で可愛いでしょう?」と言われ、たしかに何か身近な物に例えて見てみると、急に愛着が沸いてきます。この感覚、古墳好きへの第一歩になるかも‥
〈高松塚壁画館〉
■奈良県高市郡明日香村平田439
■0744-54-3340
■9:00~17:00(入館〜16:30)
■12月29日~1月3日休
■大人 300円、学生(高校・大学)130円、小人(小・中学)70円
■近鉄飛鳥駅から徒歩15分
古墳初心者でも楽しい展示がいっぱい〈キトラ古墳壁画体験館 四神の館〉。
先ほど、“石室に描かれた極彩色壁画は、日本で2つしか発見されていない”という話をしましたが、その2つめに発見されたのがキトラ古墳。明日香村で2つとも見られるんです!〈キトラ古墳壁画体験館 四神の館〉では、4面マルチ高精細映像を使ったキトラ古墳壁画や、原寸大のキトラ古墳石室模型の中を展示。
原寸大のキトラ古墳石室模型は普段は中に入れませんが、今回は特別に中へ入れていただきました。石室に描かれているのは、四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)、十二支、天文図、日月の壁画。
ほかにも、古代飛鳥の暮らしがわかるジオラマ模型、キトラ古墳壁画を詳しく学べるタッチパネル、映像が楽しめるシアターなど展示がぎっしり! 楽しく古代飛鳥を学ぶことが出来る施設です。
〈キトラ古墳壁画体験館 四神の館〉
■奈良県高市郡明日香村阿部山67 国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内
■0744-54-5105
■9:30~17:00(3月~11月)/ 9:30~16:30(12月~2月)
■12月29日~1月3日休
■近鉄飛鳥駅からバスで5分(「キトラ」下車、徒歩すぐ)
駅前にある道の駅でお買い物!
道の駅 飛鳥では、明日香村で育った新鮮な野菜やくだもの、加工品を販売する農産物直売所〈あすか夢販売所〉が併設されています。この時期は、奈良県で全国一の出荷量を誇る旬のハウス柿がずらっと並んでいて、5個入りで約330円と安いっ!
道の駅 飛鳥〈あすか夢販売所〉
■奈良県明日香村御園2‐1
■0744 -54-5670
■近鉄飛鳥駅から徒歩1分
明日香村を一望できる〈岩屋山古墳〉。
1日目ラストの古墳は、飛鳥駅から徒歩5分ほどの住宅街の中にある〈岩屋山古墳〉。
玄室の中は暗くてわかりにくいですが、玄室と羨道をつなぐ部分を玄門と呼び、〈岩屋山古墳〉のように、玄門の両側が広くなっている玄室を両袖式と言います。巨大な花崗岩をきれいにカットして造られた玄室の美しさも、この古墳の魅力。
見晴らしのいい墳頂は、時間帯や天候によって、フォトジェニックな一枚が狙えそう。墳頂には桜の木があるので、春にも行くのもGOOD!
〈岩屋山古墳〉
■高市郡明日香村越
■0744-54- 5600(明日香村教育委員会文化財課)
■見学自由
旅の疲れを癒すリゾートホテル〈THE KASHIHARA〉。
近鉄橿原神宮前駅から徒歩1分の場所にあるリゾートホテル〈THE KASHIHARA〉は、飛鳥地域を散策するのに便利な都市型ホテル。2名1室の客室(洋室)が29平米と広く、のんびり過ごせます。
温泉浴場が完備されているのも嬉しいポイント! 古墳巡りや街歩きで疲れた体に染み入ります。
夕食は和食の会席料理コースをいただきながら、まりこふんさんのミニライブも堪能! 『古墳deコーフン!』をはじめ、古墳を巡って降りてきたという『遥かなる石舞台』など、数曲を熱唱。クスッと笑える歌詞に共感できて、次の日の古墳巡りがより楽しみになるライブでした。その日巡った古墳を思い出しながら、ぜひ聴いてみて下さいね。
リゾートホテル〈THE KASHIHARA〉
■奈良県橿原市久米町652-2
■0744-28-6636
■1泊夕朝食付き・1名13,000円~(税別サ込)
建国の聖地・橿原で参拝。
2日目は、第一代神武天皇と媛蹈韛五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)が祀られている日本の原点〈橿原神宮〉からスタート。南神門をくぐった先に見える拝殿と畝傍山の光景が美しく、約16万坪という広々とした境内も厳かで、空気が澄んでいて気持ちいい!
開運、勝運のパワースポットとも言われる〈橿原神宮〉で、おみくじに挑戦!お部屋に揃えて飾りたくなる可愛いおみくじは、金色「金鵄みくじ」と銀色の「鮎みくじ」の2種類がありますよ。
〈橿原神宮(かしはらじんぐう)〉
■奈良県橿原市久米町934
■0744-22-3271
■参拝時間 日の出~日没
■近鉄橿原神宮前駅中央出口から徒歩10分
普段は中に入ることが出来ない〈沼山古墳〉。
住宅地の一角に位置する〈沼山古墳〉は、小さな丘陵上に築かれた6世紀後半頃の円墳です。普段は中まで入れませんが、このツアーでは中に入ることができるんです!右片袖式の羨道を抜けると、4.25メートルもの高さの玄室が現れます。ゴツゴツとした花崗岩の自然石が2メートルまでは垂直に、そこから上は内側に少しずつ傾きながら積まれている形状は、凄さと同時にスリリングさも感じました。
〈沼山古墳〉
■奈良県橿原市白橿町
■近鉄岡寺駅から徒歩約7分
山中にひっそり佇む巨大石の〈益田岩船〉。
住宅地から続く貝吹山の東峰、少し傾斜のある上り坂を5分ほど歩くと花崗岩の巨岩〈益田岩船〉が現れます。誰が何のために作ったのか、文献などは残っていませんが、造りかけの石室だという説が有力だとか。
上からのぞくと、水の溜まり具合が非対称の穴が2つあることが見て取れます。先人たちは石室を造っている途中でこのことに気づき、放棄したとされていますが、何故だかわかりますか?
水の見えなかった穴側の側面を見ると、水が漏れているのがわかります。穴に水が溜まらないということは、石のどこかに亀裂があるということ。亀裂があるというのは致命的な欠陥だったため、途中で造るのを諦めた石室がそのまま残ったとされています。石室になれなかった巨石と先人の諦めた想いを思うと、哀愁を感じてきて一番心に残るスポットでした。
〈益田岩船〉
■奈良県橿原市白橿町
■近鉄岡寺駅から徒歩約14分
石棺が残る〈小谷古墳〉。
〈小谷古墳〉は、貝吹山から北東に延びる丘陵の先端に築かれています。こちらも普段は、柵の外から石室の外観を眺めることくらいしかできないのですが、このツアーでは石室内の体験が可能! ここは石棺が残っているので、古代の埋葬場所だという事実をぐっと身近に感じられますよ。
〈小谷古墳〉
■奈良県橿原市鳥屋町
■近鉄岡寺駅から徒歩約9分
カラー拓本体験ができる〈歴史に憩う橿原市博物館〉と〈新沢千塚古墳群公園〉。
〈歴史に憩う橿原市博物館〉では、「かしはらの夜明け」と題した縄文や弥生時代や、飛鳥時代の「藤原京の世界」など、4つのテーマで分けた時代の流れを学べる展示施設や、古代瓦のレプリカを使って、カラー拓本が作れる体験型の施設となっています。古墳を巡っていて歴史を整理したくなったら、こちらで時代の流れを整理するのもアリ。
〈歴史に憩う橿原市博物館〉
■奈良県橿原市川西町858-1
■0744-27-9681
■9:00~17:00(入館受付〜16:30)
■月休(祝日の場合は翌日休)、12月27日~1月4日休
※現在は新型コロナウイルス感染症対策のため土・日のみ開館
■大人300円/学生(高校・大学生)200円/小人(小・中学生)100円
■橿原神宮前駅からバスで「川西」下車後、徒歩2分
歴史に憩う橿原市博物館の東に広がっている〈新沢千塚古墳群公園〉は、国の史跡に指定されている日本を代表する古墳群です。〈新沢千塚古墳群公園〉には、総数約400基もの古墳があり、ポコポコと可愛らしい古墳が至る所にあります。大部分は円墳ですが、前方後円墳や前方後方墳、方墳なども存在しているので、晴れた日は散歩がてら、少数の形の古墳を探してみるのも楽しそう。
〈新沢千塚古墳群公園〉
■奈良県橿原市川西町755-3
■8:00~17:00
■無料
■橿原神宮前駅からバスで「シルクの杜」下車すぐ
お昼は、宴会やブライダル、レストランとしても使われている〈橿原観光ホテル〉にて、奈良県飛鳥・橿原地方の郷土料理「飛鳥鍋」をメインとした金鵄御膳を頂きました。「飛鳥鍋」とは、鶏ガラのだしに牛乳を加えて味付けした鍋のこと。牛乳で体が温まり、冬の季節にぴったり。
〈橿原観光ホテル〉
■奈良県橿原市久米町862
■0744-22-3235
■近鉄 橿原神宮前駅 中央出口より徒歩5分
ラストはSNSで話題の〈うのまち珈琲店 奈良店〉へ。
古墳巡りが終わって、ラストは今井町にカムバック! 今井町に来たら、ぜひ立ち寄ってほしいカフェのひとつが〈うのまち珈琲店〉です。
もちろんオススメは、「クレームブリュレの季節パフェ」! マスカットとグリーンキウイのパフェの中は真っ白ですが、生クリームだけではありません。優しい甘さのミルクプリンやバニラアイスが入っていて食べ応えもバッチリ! グラス底には、ピーチとバジルのソルベが隠されていて、後味がさっぱりとなるパフェです。ラッシーやクリームソーダなど、カラフルなスイーツが色々あるので、並べて撮ったり、友人と味比べしたりするのも楽しい♪ 今年は3密や行列を回避するために、人気のパフェはオンラインで事前購入する形となっているので、気になった方は事前購入をお忘れなく!
〈うのまち珈琲店 奈良店〉
■奈良県橿原市今井町4-3-6
■0744-41-6645
■11:00~17:00LO
■不定休
■大和八木駅から徒歩約13分
■クレームブリュレの季節のパフェ&お好きな1ドリンクSET 2,000円(税込)
まりこふんさんが選りすぐった、奈良で絶対行くべき古墳スポットを集めた今回のツアーは、プレスツアーで訪れなかった場所も数か所含むそうなので、本番は一層楽しめる内容となっているはず! 今まで3,000基以上の古墳を見てきたまりこふんさんと一緒だからこそ、古墳マニアをはじめ、古墳初心者の人が参加しても楽しめるのが、このツアーの魅力でもあります。プレスツアーでも、独自の目線で古墳の良さを伝えていたのが印象的でした。
古墳シンガーまりこふんさんと行く『橿原・飛鳥古墳にコーフン旅行』は、12月と2021年1月の計4回の開催が決定しています。女性の一人参加者も多いという『橿原・飛鳥古墳にコーフン旅行』で、この冬、新しい趣味の扉をひらいてみませんか?
古墳シンガーまりこふんさんと行く『橿原・飛鳥古墳にコーフン旅行』概要
催行日 :2020年12月5日(土)・6日(日)/2020年12月12日(土)・13日(日)
/2020年1月16日(土)・17日(日)/2020年1月30日(土)・31日(日)
募集人数:各日程40名
出発地 :東京駅もしくは名古屋駅
旅行代金:40,600円~45,000円(東京駅より)、21,970円~24,830円(名古屋駅より)
※Go Toトラベル給付額含む、別途地域共通クーポンを配布
※宿泊ホテル1室あたりの利用人数によって異なる
申込方法:(1)ツアー特設ページはこちら
(2)日本旅行奈良支店へ連絡 0742‐26‐7225