フードペアリングでビールが更においしくなる! 食欲の秋!? ビールの秋!〈キリンビール〉と〈サッポロビール〉の、旬の味で日本産ホップを満喫。
ビール選びの決め手はなんですか? 味?イメージ?価格? これからはホップの品種でビールを選んでみるのはいかがでしょうか。ホップ生産の中心は欧州や北米でしたが、近年、日本産ホップに注目が集まっているんです。〈キリンビール〉と〈サッポロビール〉では、日本産ホップの育成・栽培から商品開発まで一貫して行っており、日本産ホップのビールが次々と誕生しています。今回は、この季節におすすめの3本のビールをご紹介します。
おうち時間に飲みたい! ホップにこだわった3本のビール。
〈キリンビール〉では、ホップ農家などの生産地の支援をしながら、 地域復興も視野に入れ、日本産ホップの収量を安定させる取り組みを行っています。その中で生まれたのが、〈スプリングバレーブルワリー〉「ホップフェスト2020」です。
〈サッポロビール〉は、1876年に北海道でビール作りとホップ栽培を始めました。1984年にはじめて品種登録されたのが「ソラチエース」。開発当時は斬新すぎる特長が日本では受け入れられず、1994年に渡米、その後30年の時を経て「SORACHI1984」が登場しました。
〈スプリングバレーブルワリー〉「ホップフェスト2020」(画像左)は、岩手県遠野産の高品質なホップ「IBUKI」をフレッシュなまま使用した、季節限定のビール。とれたてホップならではの鮮やかな香りと、豊潤な味わいが特長のエールビールです。
〈ブルックリン・ブルワリー〉「ブルックリンソラチエース」(画像中)は、〈サッポロビール〉が生んだ「ソラチエース」を使った、セゾンスタイルのビール。ブリューマスターのギャレット氏が、このホップの個性的な香りに刺激を受けてレシピを作りました。「ソラチエース」ホップ特有のレモングラス・ハーブ・シトラスのような爽やかな香りと明るい余韻が楽しめます。
〈サッポロビール〉「SORACHI1984」(画像右)は、サッポロビールの140年以上にわたるホップのへのプライドが詰まった1本。「ソラチエース」ホップの凛として、香り立つ個性的な味わいが特長です。
今回はこの3本を、フードペアリングでさらに楽しみます。
「ホップフェスト2020」× かぼちゃサラダのバゲット。
「ホップフェスト2020」に合わせるのは、かぼちゃサラダのバゲット。バゲットの上に、市販のかぼちゃサラダを乗せ、その上に砕いたアーモンドを適量乗せるだけ。バゲットはお好みでトーストするのも良し◎。
グラスは、タンブラーのように飲み口が広くて重厚感のあるものがおすすめ。泡を立てずに注ぎ、刺激的な炭酸を楽しみます。
口をつけると、日本産ホップ「IBUKI」のフローラルで華やかな香りが漂います。「ホップフェスト2020」のすっきりとした爽やかさと、かぼちゃサラダの甘さがぴったり。そのまま飲んだときよりも、ビールに甘味を感じて驚きました。
「ブルックリンソラチエース」× イワシのカレー煮込み。
「ブルックリンソラチエース」に合わせるのは、イワシのカレー煮込み。作り方は簡単で、イワシの水煮缶1個とカレールー1/2切れを鍋に入れて煮込むだけ。上にパクチーなどのハーブを乗せるのもおすすめです。
「ソラチエース」ホップの香りを楽しむために、口の広いグラスを用意して「ブルックリンソラチエース」を注ぎます。まずは、ビールだけで一口。レモングラスやシトラスの香りが口の中に広がります。カレー煮込みを食べてまた一口。魚の臭みが消え、華やかな香りが漂うのを感じましょう。
スパイスが効いてる料理にビールを合わせると、ビールの味わいが負けてしまうことが多いのですが……ホップ自体がハーブの香りを持っているので、両者を際立たせてくれるのです。
「SORACHI1984」× ささみ&わさび。
「SORACHI1984」に合わせるのは、わさびを乗せたとりささみ。コンビニで売っているサラダチキンなどをほぐし、その上にわさびを乗せるだけの簡単な一品です。
おすすめのグラスは、細長いもの。泡をたてながら注ぎ、立ち上がるビールの香りを楽しみます。レモングラス・ディルなどのハーブを思わせる香りが、淡白なささみにベストマッチ。アフターフレーバーにココナッツ・はちみつのような余韻を感じます。
ビールらしからぬペアリングでおすすめなのが、クリームチーズとマンゴーと一緒に合わせること。フルーティーな味わいが更に広がり、食材の風味が増したように感じます。同じ「ソラチエース」ホップを使ったビールでも、「ブルックリンソラチエース」と「SORACHI1984」では、飲んだときの印象が違うので、飲み比べしてみるのもおもしろいです。