『日本のおいしさ簡単レシピ』が本になりました。 ご当地缶詰の簡単アレンジレシピ3選!メインからおつまみまで、美味しい一品ができる。

LEARN 2020.10.16

本誌の人気連載『日本のおいしさ簡単レシピ』を一冊にギュッと凝縮した『18人の料理家が考えた、日本のおいしさ簡単レシピ』が絶賛発売中。レシピ集としてはもちろん、保存食カタログとしても重宝する、一冊で二度おいしい完全保存版ブックです。今回は、料理家さんが缶詰をおいしく簡単アレンジしたレシピをご紹介します。

1.ポップな洋風サバ缶詰をアレンジ。
「椎茸とアボカドのサヴァ缶オーブン焼き」
レモンの風味が感じられて、ハーブもたっぷりなので、あっさりと食べられます。

「椎茸とアボカドのサヴァ缶オーブン焼き」

■材料(3〜4人分)
・サヴァ缶オリーブオイル漬け…1缶
・椎茸…肉厚のもの4本
・アボカド…1個
・卵…1個
・ベーコン…1枚
・粉チーズ…約大さじ2
・こしょう…少々

■作り方
1.椎茸は軸を外し、アボカドはぐるっと包丁を入れて両手で持ってひねり、種を外す。卵は11分茹でて冷水にとってから殻をむいて4〜6等分にスライスする。ベーコンは4等分しておく。

2.オーブンを220度に温める。天板にオーブンシートかアルミホイルを敷き、椎茸とアボカドを並べ入れる。アボカドにはゆで卵、椎茸にはベーコンをそれぞれ窪みに入れ、サヴァ缶を分けてのせる。粉チーズとこしょうを振り、サヴァ缶の油を少しずつかけてオーブンへ。12〜13分焼いてこんがりといい香りがしてきたら出来上がり。しっかり食べたい時は、アボカドを一人1/2個にし、卵を1個増やす。

【POINT】ベーコンの脂の甘みをサバにプラス。チーズの風味と塩気がワインやビールと合う。

今回アレンジしたストックフードは…
「『Ça va?』とは仏語で元気?の意。復興支援の一助となるべく、岩手から全国へ送るメッセージを込めて開発された商品です。ほか4種類の味を展開しているので、料理のスタイルに合わせて使い分けてみてください」(商品部長・鈴木政人さん)

【From 岩手県(釡石市)】
鉄と魚の町として知られ、三陸鉄道から望むリアス海岸の景色は、県内屈指のビュースポットに。(■www.iwatekensan.co.jp/019-638-8161)

今回レシピを教えてくれた先生は…
長尾智子(ながお・ともこ)/料理研究家。雑誌連載、展覧会の開催など料理を軸に幅広く活動。著書に『ティーとアペロ』(柴田書店)ほか。

2.贅沢コンビーフをアレンジ!
「十勝ハーブ牛のコンビーフと卵のサンド」相川家の定番サンド!ふわふわ卵とコンビーフが好相性。

十勝ハーブ牛のコンビーフと卵のサンド

■材料(2人分)
・十勝ハーブ牛のコンビーフ…1缶
・卵…2個
・絹さや…10本
・米油.…大さじ1
・塩こしょう…適宜
・マヨネーズ…適宜
・四枚切り食パン…1枚

■作り方
1.フライパンに米油をひき強火にかける。溶いた卵を流し入れ、スクランブルエッグを作って、一度取り出す。【point】卵は先に炒めておき、一度取り出してからコンビーフと炒め合わせると、ふわふわ感が残る。

2.空いたフライパンで半分に切った絹さや、コンビーフを炒め、塩こしょうで味を調える。

3. 1の卵をフライパンに戻し、2と炒め合わせる。

4.食パンを半分に切って真ん中に切り目を入れ、薄くマヨネーズを塗り、3を挟む。

「3缶ギフトセット」(ノベルズ食 01564-2-5580)
「3缶ギフトセット」(ノベルズ食 01564-2-5580)

今回アレンジしたストックフードは…
複数のハーブを食べて健やかに育ったブランド牛「十勝ハーブ牛」の赤身と塩だけで作られた贅沢コンビーフ。煮込んだ牛肉のようなジューシーさ。

【From 北海道(河東郡上士幌町)】
海道のほぼ中央。豊かな牧草が育ち、湿度が少なく、牛にとってストレスの少ない環境は畜産に最適

今回レシピを教えてくれた先生は…
相川あんな(あいかわ・あんな)/東京生まれ。レストランや自然食品店で勤務後、旬の食材を使った多国籍自然派料理を作る〈あんな食堂〉としてケータリングを行う。

3.黒糖の味付けもポイント!さっぱりランチョンミート。
「わしたポークとトマトの香菜マリネ」袋から取り出して、さっと混ぜれば本格的な具材に。

「わしたポークとトマトの香菜マリネ」

■材料(2人分)
・わしたポークレギュラー…1缶
・トマト…(大)1個
・しょうが…1かけ
・香菜…1束
・ナンプラー…小さじ1
・黒酢…小さじ2
・ごま油…小さじ1

■作り方
1.わしたポークは1cm角に切る。

2.フライパンを中火で熱し、ごま油少々(分量外)を入れ、1を焼き目がつくまでしっかり焼き、皿に盛る。
【POINT】焦げ目がつくくらい香ばしく炒め、香菜と合わせることで、エスニック風に仕上げる。

3.トマトを2cm角に切り、みじん切りにしたしょうが、ナンプラー、黒酢、ごま油と混ぜる。ざく切りにした香菜を加えて和え、2にかける。

今回アレンジしたストックフードは…
「沖縄県産豚肉を塩とこしょう、そして沖縄らしく黒糖で味付けした『わしたポーク』は、沖縄県民の食卓に欠かせない存在です。鶏肉も加えているので、脂っこくならずあっさりとした味わいになっています」(商品開発チーム・城間あきこさん)

【From 沖縄県(那覇市)】
さまざまな国との交流で培われた独自の文化は、県を代表するシンボルに。琉球料理もその一つ。(沖縄県物産公社■098-859-6456 ■www.washita.co.jp

今回レシピを教えてくれた先生は…
ワタナベマキ/保存食や乾物を使った料理に定評があり、ライフスタイルを紹介した著書も多数。近著に『そうざい麺』(主婦と生活社)。

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