金魚が舞うアートな空間が出現!? 東京・日本橋に3万匹もの金魚が幻想的な空間で泳ぐ、〈アートアクアリウム美術館〉がニューオープン!

LEARN 2020.09.05

東京・日本橋に、新たな名所〈アートアクアリウム美術館〉が開館!作家・総合プロデューサー木村英智氏が手掛ける『アートアクアリウム』は、2007年より毎年期間限定で開催されてきた累計来場者数1,000万人を超える人気イベントで、今回初めて常設展として開業しました。今回は、実際にプレオープニングイベントに参加した様子をレポートします!

コンセプトは、「生命の宿る美術館」。

日本橋_アートアクアリウム美術館

〈アートアクアリウム美術館〉では、水槽の中を泳ぎ回る金魚たちの生命の持つ力と美しさ、それを光、音、香りなど、さまざまな演出によってアートとして表現されています。また、日本古来の考え方によるその季節の時々を感じられる仕掛けがあり、訪れるたびに違う体験ができるのだそう。

館内はエリアごとにテーマが設けられ、それぞれの世界観を楽しむことができます。

まずは、入口から近い1階にある「水端(みずばな)」というエリアから。こちらは、アートアクアリウム所蔵作品の中から不定期に過去の人気作品を展示するエリアだそう。

幻想的な光と水の中を泳ぎ回るカラフルな金魚たちが、非日常な空間の始まりを感じさせてくれます。

次は、アートアクアリウムの基本コンセプトである、現代における江戸の花街を象徴する「浮世」というエリアへ。

ここには、代表作でもある大小様々な花魁(おいらん)によって構成された、新作の大型展示「花魁道中(おいらんどうちゅう)」があります。神秘的な世界を演出する光と臨場感のある音で、迫力のある世界が体験できます。

まるで異次元の世界かのような、「神秘」というエリアに進みます。

何本もの円柱型の水槽が立ち並び、中には無数の金魚が泳ぎ回る、光と映像、音によって作られる神々しい空間が拡がっていました。

球状の水槽の中で泳ぐのは、かなり大きくて鯉のような金魚。いろいろな種類の金魚にも出会えます。

日本橋_アートアクアリウム美術館
日本橋_アートアクアリウム美術館

2階に上がり、老松(おいまつ)エリアにあるバー〈水戯庵(すいぎあん)ラウンジ〉へ。ここでは江戸時代に狩野派が描いたといわれる老松を眺めながら、ゆっくりとドリンクや軽食が楽しめます。

奥の舞台では、伝統芸能のパフォーミングアーツが上演されることも。

日本橋_アートアクアリウム美術館

この〈水戯庵ラウンジ〉では、日本古来の季節の分け方である二十四節気七十二候(にじゅうしせっきしちじゅうにこう)を、オリジナルメニューで表現しています。

七十二の季節に分けた七十二候にのっとって5日ごとの季節ドリンクがあり、訪れるたびに繊細な季節の変化を感じられます。こちらは11月初旬に味わえる、もみじやつたが黄葉する様子を表現したオリジナルメニューのドリンク「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」。

日本橋_アートアクアリウム美術館

京都にある和菓子屋の老舗〈老松〉とのコラボで生まれた、七十二候の和菓子と抹茶のセット。オリジナルの和菓子も、5日に1回変わります。

日本橋_アートアクアリウム美術館
日本橋_アートアクアリウム美術館

2階を進んだ愉悦エリアにはカフェ〈華魚繚乱(かぎょりょうらん)〉があり、様々な有名店とコラボしたオリジナルメニューを味わうことができます。

日本橋_アートアクアリウム美術館

「堂島ロール」で有名な「Mon cher(モンシェール)」とコラボした、ロールケーキ「金魚更紗」。クリームの中に隠れている、カラフルな金魚が愛らしいスイーツです。

日本橋_アートアクアリウム美術館

毎年開催されている「アートアクアリウム」でも販売され人気のある、「金魚ゼリー」が進化。まるで、涼しげなゼリーの中を砂糖で作られた金魚が泳いでいるようです。

最後は、ここでしか手に入らない金魚グッズ満載のお土産エリア。オリジナル商品の土佐金という種類の金魚をモチーフにした「土佐金ぬいぐるみ」や金魚をかたどった和小物がずらり!

和菓子屋〈日本橋長兵衛〉とコラボして生まれた、金魚型の刻印が可愛いお饅頭「きんぎょ焼き」も要チェックです。

〈アートアクアリウム美術館〉
■東京都中央区日本橋本町1-3-9
■10:00~22:00※変更になる場合があります。
■不定休
■日時指定の入場券:大人2,300円(税込)、小学生以下無料(大人1名につき2名まで)。アフター6(18:00以降に入場可能)入場券:大人2,000円(税込)
公式サイト

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