多様化する生理用ショーツ、どれが私に合う? フェムテックを触って選べる!未来の日用品店〈New Stand Tokyo〉で、NEXTスタンダードをチェック。
これからの時代のスタンダードを感じる気鋭のアイテムが集まるセレクトショップ〈New Stand Tokyo〉が、7/28、六本木エリアのコワーキングスペース〈WHEREVER〉の1階にオープン。ニューヨーク発〈New Stand〉の米国外初・アジア初となるブランチです。注目のフェムテックなどをレポートします!
次世代のスタンダードをとらえたアイテムをキュレーション。
「アイディア、情報、モノが集まるこの場所で、次の時代をとらえたアイテムをキュレーションすることで、新しい価値観を発信していきたい」。
そう語るのは、運営会社WTFCのCEO吉田大二さん。デジタルガジェットやデザイン性の高い雑貨が人気の米国版〈New Stand〉の視点を踏襲しながらも、東京店独自の視点と審美眼で選んだアイテムたちが店内に並んでいます。
例えばこちらは、コロナ禍で増えたモートワーカー用のウェア「WFH Jammies」。上はビジネス、下は部屋着に分かれているので、リラックスしてオンライン会議にのぞめるというナイスアイディアな一着。
サスティナブルなウォーターボトル「SOMA」は、無農薬で早く育つバンブーや、再生可能な素材を使用して作られました。ガラス製で煮沸消毒できるので、味やニオイが残りません。
「Proef」は、サステナブル(持続可能)な未来の物づくりを体現するデザインプロジェクト。テクノロジーが進歩した現代にあえて機械工程を減らし、人の手で丁寧に作ることで、工芸品の美しさの継承や、在宅ワークを創出し雇用を守るというメリットを生み出します。また、製造工程のシンプル化で資源の無駄をなくし、環境への負担を減らす仕組みを構築しています。
フェムテック市場を牽引する〈fermata〉初の路面店を常設。
特に注目したいアイテムは、いま何かと話題の「フェムテック」(Femtech)。「女性」(Female)と「技術」(Technology)を組み合わせた造語です。月経、妊娠、更年期など女性特有の健康問題をサポートするデバイスやアプリ、プロダクトを開発する企業が、世界各地で近年増加しています。
店内のフェムテックのセレクトを手掛けるのは、フェムテック市場の活性化を目指す〈fermata(フェルマータ)〉。店内には、同社にとって日本初の路面店〈fermata store in New Stand Tokyo〉が常設されています。
「Bloomlife」は妊娠中の胎児の心動や母体の子宮の収縮を計測できるウェアラブルデバイスです。利用者データが溜まってきたこともあり、早産の可能性を予測できるなど、開発時から更なる進化を遂げています。コロナ禍で病院にすぐに行けない女性や、離島に住む女性など、さまざまなニーズが注目されています。
「Kegg」は、米国人CEOが自らの不妊治療経験をもとに作ったプロダクト。妊娠しやすい時期を特定すべく、膣内の粘膜の状態をモニタリングできます。
私にぴったりな生理用ショーツって?
昨年から今年にかけて、日本にもさまざまな生理用ショーツがデビューしています。ありがたい状況ですが、種類が多くてどれが自分に合うのか迷ってしまう…。そんな声も少なくないのだとか。
〈fermata store in New Stand Tokyo〉の生理用ショーツコーナーでは、置かれたタブレット上の質問に答えると、自分にぴったりの店内の生理用ショーツが分かり、初心者でも選びやすいのが嬉しいところ。
〈fermata〉のCCO中村寛子 さんは、店へ込めた思いを語ります。
「デジタル上ではフェムテックの実際の大きさ、形などが伝わりづらく、むしろより距離を感じてしまう可能性もあります。この店で実際にプロダクトに触れていただき、新しい選択肢をより身近に感じてもらいたいです」
〈New Stand Tokyo〉
■東京都港区六本木7-2-8 WHEREVER 1F
■11:00〜19:00
■火休
■公式サイト
■公式Instagram
※価格はすべて税込み