白ワインとの相性抜群の前菜。 火を使わず簡単に作れる!パンや冷奴に合う「アボカドとしらすのグワカモレ」レシピ
再びお出かけできる日を心待ちに、 鎌倉で“おいしい”を作り出すあの人の味に挑戦。巣ごもりが楽しくなる、とっておきのレシピを大公開!今回は料理家・副島モウさんに「アボカドとしらすのグワカモレ」のレシピを教えてもらいました。
鎌倉駅東口ロータリーに近い、古いビルの2階に副島さんが〈ランデブーデザミ〉を開業したのは2011年冬のこと。当時は立ち呑みできる店も数えるほど。そんな中、本格的なビストロ料理を高品質なワインと一緒に、しかもスタンディングで楽しめるとあって瞬く間に注目を集めた。以来、地元グルマン呑兵衛から熱く揺るぎない支持を受けている。
そんな副島さんが今回作ってくれたのは、たっぷりのハーブや薬味をアクセントにした前菜。相模湾の釜揚げしらすや行きつけの佐島漁港で水揚げされる魚介、湘南地区でさかんに栽培されているレモンを使い、今の季節にぴったりの爽やかな味に仕上げた。アボカドのクリーミーでリッチな質感の中に混じる釜揚げしらすのフワッとした食感と旨み、大葉の青い香り。キリリと冷やした白ワインとの相性も文句なし。火を使わず、手順もシンプル、かかる時間も20分ほどで、普段料理に縁のない人にも親切設計。ちょっと洒落てて小技のきいたアテで、家時間がグッと豊かに楽しくなる。
■作り方はこちら
【材料】(2人分)
アボカド…1個
釡揚げしらす…大さじ6
大葉…5枚
レモン果汁…大さじ1
塩…適量
オリーブオイル…大さじ1
1.アボカドは中央にぐるりと一周切り込みを入れて半分にカットし、種を取り出す。
2.スプーンでアボカドの実を取り出してフォークなどで粗くつぶし、レモン果汁、塩、オリーブオイルと混ぜ合わせる。
【Point】
①釡揚げしらすは商品により塩分濃度が異なるので塩の加減に気をつけて。
②アボカドをつぶしてペースト状に。アボカドはしっかり熟したものを選ぶこと。できあがったワカモレを保存する場合、種を一緒に入れて空気に触れないようピッチリとラップをかけると変色しにくい。
3.千切りにした大葉と、材料の半分の釡揚げしらすを2に加え混ぜ合わせる。
4.器に盛りつけ、仕上げに残り半分の釡揚げしらすを散らす。
「アボカドとしらすのグワカモレ」の完成です。
ハードブレッドや冷奴にのせる。タコスの具にも。
Profile/副島モウ(そえじま・もう)
国内外の星付き店で修業後、料理研究家のパトリス・ジュリアンに師事し独立。レシピ開発など多岐に活動。湘南T-SITEで料理教室も開催。
(Hanako1185号掲載/photo:Mou Soejima text:Mutsumi Hidaka)