ラムレーズン×あんこ、禁断の組み合わせ。 ラム酒が効いた〈梅月堂〉の「ラムドラ」。おうちで大人の味わいを。
子どもも大人も大好きな、甘くておいしい「どら焼き」。しかしここに、ラム酒をたっぷり染み込ませたレーズンを加えてしまった、禁断のどら焼きがあります。しっとり食感の皮が包み込むラムレーズンと大納言小豆の共演は、まさに"大人のお楽しみ"。今回はじっくり味わいたくなる〈梅月堂〉の「ラムドラ」に注目しました。そのほか、お子さんも楽しめるどら焼きもご紹介します!
高級感とレトロさを兼ね備えたパッケージ。
「ラムドラ」は、鹿児島県日置市にある老舗和菓子店〈梅月堂〉の商品。同社が60年以上焼き続ける「ぬれどら焼き」をベースに、お酒好きの四代目が考案したそう。
熟練の職人さんが一枚ずつ手焼きする薄皮生地に、北海道大納言小豆を使った自家製どら餡がたっぷり。その上に芳醇な香りと豊かな風味が特徴の「マイヤーズ・ダークラム」を染み込ませ、ぷっくりと膨らんだレーズンを7つ、惜しげもなくのせています。
パッケージを開けると、しっとりした皮に包まれたあんことレーズンが一体化。持ち上げてみると、ずっしりとした重みと、吸い付くような質感があります。
お店によると、少し日を置いて食べるのがおすすめとか。
届いたその日に食べると、しっとり感とともに皮のふんわり感が感じられます。バター入りのコクのあるあんこに、噛むほどにじゅわっと染み出るラムレーズンの芳醇な香り。思わずうっとりしてしまうほどのおいしさです。その後、日を重ねるごとにしっとり生地がじっとり…といった食感に変化。ラム酒の風味がよりまろやかになります。
「ラムドラ」はアルコール度数1%。中のラムレーズンはアルコール度数40%です。お子さんやお酒の弱い人と一緒に楽しむことは難しいですよね。そこでここからは、大人も子どもも楽しめる〈梅月堂〉のどら焼きラインナップをレポートしていきます。
“職人殺し”との異名を持つ難しい逸品「ぬれどら焼き」。
「ラムドラ」のベースとなっている「ぬれどら焼き」。ぬれ煎餅は聞いたことがありますが、珍しい名前ですよね。「ぬれどら焼き」は、『日が経つほどに自家製どら餡としっとり馴染んでいくように』と考え抜かれた薄皮生地で、焼くのがとても難しいのだとか。そのため〈梅月堂〉では『職人殺しのどら焼き』とも呼ばれているそう。
餡は「ラムドラ」と同様の北海道大納言小豆が使われていますが、「ぬれどら焼き」の方が餡がさっぱりとしていて、みずみずしさを感じます。この水分が、皮との一体感を生み出しているんですね。
夏限定、緑茶とホワイトチョコレートを組み合わせた「白茶々」。
続いては「ぬれどら焼き」に、緑茶とホワイトチョコレートを組み合わせた夏限定の「白茶々」。お茶の産地としても名高い鹿児島の有機緑茶を、フランス・ヴァローナ社のホワイトチョコレートにたっぷりまぶした逸品です。
スッキリとした緑茶の香りや苦みに包まれた、なめらかなホワイトチョコレート。ミルク感のある味わいはしっとりみずみずしいどら焼きとの相性もぴったりで、ラムドラとはまた違った“和×洋”の組み合わせが楽しめます。
暑い日は「ラムドラ」「ぬれどら焼き」「白茶々」ともに、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめ。「ラムドラ」「ぬれどら焼き」は凍らないので、冷凍保存も可能です。