料理を通して生きる喜びを知る。 “食”がテーマのおすすめエッセイ&レシピ本3選。「名もないおかずこそ一番おいしい」

LEARN 2020.04.19

おうち時間が増えて毎日の献立に悩み、料理に息詰まっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、食事が楽しくなるエッセイ&レシピ本をご紹介します。

1.『いのち愛しむ、人生キッチン92歳の現役料理家・タミ先生のみつけた幸福術』

著・桧山タミ(文藝春秋/1,450円)
著・桧山タミ(文藝春秋/1,450円)

料理だけでなく食材や道具など“本物”の大切さを教え、「人生塾」とも呼ばれるタミ先生の料理教室。お守りになりそうな言葉に出合える。

「恋人には元気でいてほしいから、食事に気を配ります。本の中で、旦那さんが元気がないときは、詮索するのではなくおいしいお料理を作っていたわるとあり、こんな支え方もあるんだなぁと。そう思いながら作ったかぼちゃスープです」(ヘアメイク・松田未来/美容師として働いていた大阪から2016年に上京。以後雑誌など大人ガーリーな世界観で一躍人気に。)

2.『土井善晴さんちの「名もないおかず」の手帖』

著・土井善晴(講談社+α文庫/780円)
著・土井善晴(講談社+α文庫/780円)

青菜やほうれん草など、素材から始まるおかず作りの本。名のないシンプルな料理こそ、一番おいしく飽きないことを教えてくれるロングセラー。

「ほとんどが2種類以内の食材なのにそのどれもが本当においしい。“名もないおかずこそ一番おいしい”という土井善晴先生の言葉は、名もない毎日を肯定してくれるようにも感じられて、ケの日一日一日を大切に過ごそうと思わせてくれます」(イラストレーター・よしいちひろ/ガーリーでみずみずしい作風のイラストが人気。インテリアやファッションなどライフスタイルにも注目が集まる。)

3.『からだにおいしい野菜の便利帳』

監修・板木利隆(高橋書店/1,300円)
監修・板木利隆(高橋書店/1,300円)

栄養を損なわない保存法や安全性を高める調理のポイントなど役立つ情報も豊富で、野菜の魅力がまるごとわかる。眺めても楽しい一冊。

「外からのケアも大切だけど、中からのケアはもっと大切。職業柄、たくさんのスキンケアやボディケア用品を使いますが、旬のお野菜の力に勝るものはありません!載っているおもしろい調理法も参考に、旬の野菜で日々料理しています」(ヘアメイク・松田未来/美容師として働いていた大阪から2016年に上京。以後雑誌など大人ガーリーな世界観で一躍人気に。)

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(Hanako1178号掲載/text : Miho Arima)

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