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金庫室内に現れる、知る人ぞ知る隠れ家BAR。 週末限定!鎌倉〈ca ca o bar〉で生チョコ×お酒の至高のペアリング。
鎌倉発のアロマ生チョコレートブランド〈ca ca o〉が運営する〈CHOCOLATE BANK〉は、“the magical of chocolate”をコンセプトにするカカオ専門店。銀行跡地をリノベーションした同店の金庫室内にはレストラン〈ROBB〉も併設しており、木金土の夜だけ〈ca ca o bar〉に変身します。今回は、週末のみ現れるこちらのバーで、生チョコレートとお酒のペアリングを堪能してきました!
狭い路地の奥に週末だけ現れる〈ca ca o bar〉とは?
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鎌倉駅西口からほど近くにあるカカオ専門店〈CHOCOLATE BANK〉。その金庫室内にあるガストロノミーレストラン〈ROBB〉は、木金土の夜だけお酒と生チョコレートのペアリングを楽しめる〈ca ca o bar〉の扉を開きます。
狭い路地を通って裏口から入り、金庫室の扉を開くと現れるバー…。まるで、冒険のようなワクワク感を味わえます。
“花束”のような生チョコレート「Garden」。
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アロマ生チョコレートブランド〈ca ca o〉の、2020年コレクション「Garden」。美しい花や香り高いハーブ、フレッシュなフルーツを使用した生チョコレートが、それぞれのイメージに合わせた華やかな小箱に入っています。
エレガントなパッケージをデザインしたのは、NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』の題字も手掛けた書道家・中塚翠涛(すいとう)さん。贈る相手の好みやイメージに合わせて贈りやすい、素敵なデザインです。バレンタインデーやホワイトデーの本命チョコや、自分へのご褒美として買われる方も多いそうですよ。
今回は、そんな「Garden」から新作の生チョコレート2種をふくんだ合計5種の生チョコレートと、それに合うお酒をペアリングでいただきました。生チョコレートとお酒メインのペアリングは初体験なので、どんな味わいなのかドキドキ…。
生チョコ×お酒のとろけるようなペアリングを。
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1つ目は、同店のフルーツ系の生チョコレートで上位の人気を誇る「YUZU」と、山梨にある日本最古のワイナリー〈まるきワイナリー〉の白ワイン「デラウェアにごり」のペアリング「YUZU+デラウェアにごり」(1,800円)。「YUZU」は、ベースのミルクチョコレートに、徳島県産ゆずを果肉ごとブレンド。ゆずパウダーでコーティングし、ゆずに始まりゆずに終わる、濃い目のフレーバーを楽しめます。
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一方「デラウェアにごり」はそのまま飲むと葡萄の甘さが際立つ白ワインですが、「YUZU」と合わせることで、葡萄とゆずの酸味がマッチ。すっきりとした白ワインに変化します!飲みやすい組み合わせのため、女性のお客さんはまずこれを初めに注文する方が多いそう。
ペアリングのコツは、まず口の中を湿らすために一口ワインをふくみ、それからチョコを半分かじります。チョコが溶けかけてなくなりそうなときにワインを再び流し込むことで、よりいっそうお酒の味わいの変化を楽しめます。
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2つ目は、ヨーロッパで「ベルベンヌ」と呼ばれ、レモンのような風味を持つ広島県産ハーブを使用した「QUEEN」と、「ジンビネガー」の組み合わせ「QUEEN(ベルベンヌ)+ジンビネガー」(2,000円)。
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「QUEEN」は、ミルクチョコレートをベースにしているため甘めですが、ベルベンヌ特有のレモングラスのような香りと薬草のような風味も感じられます。
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これに合わせるのは、京都蒸留所が手掛けたクラフトジン「季の美(きのび)」を、オリジナルの「カカオビネガー」で割った「ジンビネガー」。「ジンビネガー」のフルーティーな甘さと酸味、そしてレモンのような味わいの「QUEEN」が合わさることで、レモンの香りと風味がいっそう前に押し出されます。
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3つ目のペアリングは、ミルクチョコレートをベースに香り高いいちじくの葉を使った「FIG」と、フランス産の赤ワイン「M・シャプティエ バニュルス」を合わせた「FIG(いちじく)+バニュルス」(2,200円)。
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いちじくは果肉よりも葉に香りが詰まっているため、「FIG」には最も香りよい時期に収穫された葉を使っています。香ばしく青々しい香りのする芳醇な味わいのチョコレートは、とても斬新。日本茶やほうじ茶との相性もいいそうです。
それに、ぶどうの甘みをそのまま生かした少し甘めの赤ワイン「M・シャプティエ バニュルス」を合わせることで、青々しさと葡萄の甘みがマッチし、シナモンのようにスパイシーな味わいへと変化します。ちょっぴり大人な味わいのペアリングです。
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4つ目のペアリングは、ミルクチョコレートをベースに、フルーツの中でも特にチョコレートと相性がいいパッションフルーツのピューレを合わせた「パッション」と、カリフォルニア産の重めの赤ワイン「ロバート・モンダヴィ」の「パッション+ロバート・モンダヴィ」(3,300円)。
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「パッション」の南国系ただよう味わいが、「ロバート・モンダヴィ」を口に含んだ瞬間さらに華やかになり、そのあとまた赤ワインの渋さがくる…という繰り返しで、味わいの余韻を長く感じられます。赤ワインが好きな方や、男性からも人気が高いペアリングのようです!
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そして最後、5つ目のペアリングは、コロンビア産ナチュラルカカオバターを100%使用したホワイトチョコレートに、数々受賞歴のある京都宇治の丸久小山園の抹茶をたっぷり練り込んだ「MATCHA」と、創業300年を迎える新潟の青木酒造が手掛けた辛口の純米酒「雪男」のペアリング「MATCHA+純米酒 雪男」(1,800円)。
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抹茶の青々しい香りと切れ味のいい日本酒が合わさることで、摘みたてのような抹茶の味わいが楽しめる、上品なペアリングでした。和の味が好きな方にはたらない組み合わせです。
ご紹介した5つのペアリングは、〈ROBB〉の〈ca ca o bar〉でそのまま注文することができるので、気になる方はぜひお試しあれ!
手土産には酒フレーバーの生チョコを!
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先ほどのペアリングにも登場しましたが、〈CHOCOLATE BANK〉では全国の酒蔵とコラボレーションした酒フレーバーの生チョコレートも販売しています。2018年に登場した辛口でキレのある味わいの「純米酒 雪男」(2,400円)と、今年の新フレーバーである明治18年創業の黒木本店芋焼酎を使った「Q」(2,400円)は、お酒好きの方へのお土産にぴったりかも?
〈ca ca o bar〉
■神奈川県鎌倉市御成町11-8 CHOCOLATE BANK内
■0467-50-0172
■20:00~23:00
■月〜水、日休
■金庫室6席、フロア30席
■禁煙
■公式サイト