愛と個性に満ちあふれた、ファブ5のメッセージとは。 世界で最もファビュラスな5人から勇気をもらう人続出！〈Netflix〉大人気オリジナルシリーズ『クィア・アイ』の名言が話題に。
好きな映画やテレビ番組を見るのも心を整える有効な手段の一つ。 数多のコンテンツの中でもオススメの〈Netflix〉オリジナルシリーズ『クィア・アイ』、ポジティブな気持ちにさせてくれる名言も多数。今回は『クィア・アイ』の魅力をご紹介します。
忙しいとき、辛いときこそ、セルフケア＆セルフラブを。
ネットフリックスの大人気シリーズ『クィア・アイ』。昨年月には、スペシャルシーズン『クィア・アイ in Japan！』も公開された。ファビュラスなゲイの男性5人（通称ファブ5）が悩みを抱え自信を失った人々と出会い、心と体を整えて魅力的に生まれ変わらせるリアリティショー。写真家の中川正子さんも、『クィア・アイ』のファンの一人だという。「初めて見たときからすっかりファンになり、涙を流しながら一気見しました。
ファブ5も皆それぞれ様々な逆境を乗り越えてきたからこそ、セルフラブや他人に対して愛情を持つことの大切さをよく知っていて、全てのストーリーが愛にあふれています。具体的なアドバイスを通して、彼らが伝えているのはセルフケア＆セルフラブの大切さです。私も忙しくて雑になってしまうことがあって、そんなときにはファブ5の言葉を思い出して『だったらなんて言うかな』って自分を鼓舞しています」
愛と個性に満ちあふれた、ファブ5のメッセージ。
ファブ5のメンバーは、美容担当のジョナサン、フード＆ワイン担当のアントニ、ファッション担当のタン、カルチャー担当のカラモ、インテリア担当のボビー。メンバーのプロフィールと彼らの名言をピックアップしてご紹介。
1.「自分自身を発見するのはこわいけど、詩や曲や本はそうやって作られる。君は戦士だと知ってほしい」byアントニ（フード＆ワイン担当）
原文："There’s a fear in finding ourselves. Right？It’s the stuff that pens and songs and books are made of. But I want you to know, like, you’re a warrior." by Antoni
シーズン4／第6話より…メキシコ系2世の女性に対して、アントニが最後にかけた言葉。依頼人と一緒に伝統的な料理を学びその複雑さに驚いたアントニ。「今はできなくても何度も作ればできるようになるし、それがアイデンティティになる」と励ました。
2.「いつも忘れないでいてほしい、やり直すのに遅すぎることはない」byボビー（インテリア担当）
原文："People should always remember, It’s never too late to start over." by Bobby
シーズン4／第5話より…亡くなった両親のものに囲まれ、思い出に縛られて暮らす男性に対して、「気持ちを変えるには、物を変えることも必要」と諭したボビー。両親の思い出を尊重しながら、独身の男性が寛いで過ごし、友人を呼べるような家に生まれ変わらせた。
3.「正しい方法や答えなんてひとつもないんだ。これはあなたの旅。あなたがやりたいようにやるの」byタン（ファッション担当）
原文："There’s no right or wrong way to be gay. No right or wrong way to come out.It’s your journey, do it the way you wanna do it." by Tan
シーズン1／第4話より…カミングアウトに悩むゲイの男性に対して、タンがかけた言葉。保守的な服装を選ぶ彼に「好きなスタイルに挑戦すべき！」とアドバイスした。「全ての人に響く言葉ですよね。自分の子供にもこのことを伝えたいと思いました」（中川さん）
4.「自信を持っていることはセクシー!自分自身を知っていることもセクシーだよ」byジョナサン（美容担当）
原文："Confidence is sexy. Knowing who you are is sexy." by Jonathan
シーズン1／第1話より…自分自身のことを指し「ブサイクは治せない」という男性の髪を整えながら、「外見を変えるのは限界があるけれど、自信は努力すれば手に入る」と話した。シーズンを追うごとに華やかになるジョナサンのファッションからも目が離せない。
5.「誰かに自分の一部を否定されたとしても、その部分を変える必要はない。全てが君のアイデンティティーなんだから」byカラモ（カルチャー担当）
原文："I don’t want you to leave here thinking that you have to check one part of your identity because somebody reflected it back to you negatively. Anything you do is your identity." by Karamo
シーズン3／第5話…壮絶な人生を経て、自分自身に自信を持てずにいるレズビアンの黒人女性に対して、カラモがかけた言葉。番組内で、カラモ自身が17歳のときに自分の父親にゲイであることをカミングアウトして拒絶されたという経験について話す場面も。
紹介してくれたのは…
中川正子（なかがわ・まさこ）／横浜生まれ。カ リフォルニア留学時に写真と出会う。2011年岡山に拠点を移し、国内外で 幅広く活動。写真集に『ダレオド』（BOOK MARÜTE／Pilgrim）ほか 。
〈Netflix〉オリジナルシリーズ 『クィア・アイ』
米国で収録したシーズン1〜4と、日本で収録し水原希子や渡辺直美がゲスト出演した『クィア・アイ in Japan！』が〈Netflix〉で独占配信中。1月29日にはタン・フランスが司会を務めるファッション番組『ネクスト・イン・ファッション』も独占配信が開始された。
（Hanako1181号掲載／text：Rio Hirai）
No. 1181
