人気風水師おすすめ。 今年こそ訪れたい話題の聖地!兵庫・有馬〈湯泉神社〉に参拝&温泉旅行へ。
1400余年前に発見された日本三名泉のひとつ、有馬温泉。湯けむり立ち込める温泉街の中心に位置する湯泉神社に、今年こそ訪れたい、〝龍の気〞に満ちた聖域がありました。
古代より人々を癒し続ける湯の神のもとで心身リセット。
日本古来の温泉・有馬温泉の中心に鎮座し、「温泉守護神」として崇敬を集めてきた湯泉神社。国造りの神様である大己貴命と医薬の神として知られる少彦名命、1191年頃からは、熊野信仰の影響を受けて熊野久須美命が祭神に加えられた。「子授けの神」として信仰を集める本殿と共にぜひ訪れたいのが、「水神さん」として親しまれる摂社・水天宮。温泉街の一角に立ちながら凛とした静寂に包まれるこちらは、〝龍の気〞が満ちる聖地として話題。訪れると木々や湧き出る清水から自然の静かなエネルギーが感じられ、立つだけで心が浄化されるよう。水天宮の「静」の佇まいに対して、別宮・有馬天神社は、泉源の湯気が境内に立ち込める猛々しい「動」の雰囲気。三角形に配された趣の異なる三社を参ることで運気がさらに向上するというから、訪れない手はない。
「有馬」という名には、山の間という意味があるそう。3つの深い山と川や滝に囲まれた地形は、風水的なパワーも抜群。万病を癒す湯に浸かって身を清め、神社を参拝すれば、体中に心地よい気が漲みなぎっていくのが感じられるはず。
【Check1】神社参拝の後は温泉街をそぞろ歩き。
参拝の後は、レトロな石畳の坂道が続く温泉街をぶらり。
有馬の炭酸泉を使った日本初のサイダー「有馬サイダー てっぽう水」、小麦粉や砂糖に炭酸泉を混ぜて薄く焼いた「炭酸煎餅」がお土産の定番。
街のあちこちで泉源に出合えるのも、温泉街ならではの楽しみ。
【Check2】摂社・別宮も巡るとさらにご利益が。
学問の神様・菅原道真公を祀る。大洪水や地震などで幾度も荒廃した有馬温泉の鬼門の方角を治める守護神「厄除けの神社」として崇敬を集める。境内には「金の湯」の泉源「天神泉源」があり、“金(ごん)の年”のご利益も期待できそう!
湯泉神社の摂社であり、古に大己貴命と少彦名命の二神が降臨した場所として“あなむちの神地”と呼ばれる。
社殿の背面に井戸があり、清烈な泉が湧き出ていることから水脈を司る場所として再注目された。2020年に訪れたいプリミティブな気に満ちたスポット!
〈湯泉神社〉
子宝のお守り「玉鉾さま」「阿福さま」が有名。2020年1月からは摂社・水天宮にちなんだ「龍神守り」も授けられる。神戸電鉄・有馬温泉駅より徒歩8分。
■兵庫県神戸市北区有馬町1908
■078-904-0418
■自由参拝(授与所9:00~17:00)
Navigator 風水師・李家幽竹さん
韓国・李朝の流れをくむ唯一の風水師。近著に『李家幽竹の開運風水2020』(世界文化社)。風水の人材育成や聖地復活プロジェクトにも熱心に取り組む。
(Hanako1180号掲載/photo : Akira Yamaguchi text : Azusa Shimokawa edit : Kana Umehara)