「サムゲタン」?「タッカンマリ」? 韓国グルメの“食べるサウナ”人気沸騰中!いま気になる韓国料理店3軒【恵比寿・麻布十番】

LEARN 2019.12.04

つねに新しいトレンドが生まれる韓国グルメ。最近は“美食同源”の知恵がつまった鶏鍋の人気が急上昇。サムゲタンとタッカンマリ、どちらの鍋でキレイになる?Hanako『1000円の幸せと、6000円の悦びと。おいしい店!』「韓国の“食べるサウナ”人気がただいま沸騰中。」よりお届け。

サムゲタン

鶏に漢方や松の実、もち米などを詰めて煮込んだ韓国を代表する鍋料理。滋養強壮にもってこい!

1.〈韓国食堂 入ル 坂上ル〉/恵比寿

ここ数年、巷ではサウナが大流行。血行促進効果によって、体内環境が整うなど、健康にいいことずくめでハマる人が続出しているのだとか。そんな空前の〝サウナブーム〞はグルメトレンドにも派生。サムギョプサルやチーズタッカルビ、ハットグといった流行を次々に生み出してきた韓国グルメだが、いまもっとも注目を集めているのが、サムゲタンやタッカンマリといった体にやさしくヘルシーな丸鶏を使った鍋、通称:食べるサウナだ。

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大阪でミシュランガイド関西のビブグルマンに選出された〈韓国食堂 入ル〉も今年、その勢いにのって東京に初進出。

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【SEASONING】韓国では丸鶏に漢方や米を詰めるのが一般的だが、〈入ル〉のサムゲタンはスープにクコの実や高麗人参、ナツメを加えているのが特徴的。漢方の栄養分がスープにしっかりと溶けこんでいるうえ、鶏肉本来のジューシーさを楽しめると評判。
【SEASONING】韓国では丸鶏に漢方や米を詰めるのが一般的だが、〈入ル〉のサムゲタンはスープにクコの実や高麗人参、ナツメを加えているのが特徴的。漢方の栄養分がスープにしっかりと溶けこんでいるうえ、鶏肉本来のジューシーさを楽しめると評判。

1974年に大阪で創業した〈韓味一〉の創始者、朴三淳さんが考案したオリジナルレシピに基づく参鶏湯は、漢方薬として重用される韓国産の高麗人参、アンチエイジングに効果的といわれるナツメにビタミン豊富なクコの実がスープにたっぷり。身質がほろほろと柔らかい丸鶏のなかにはもち米が詰めてあり、食べるほどに体の内側から元気が湧いてくるようだ。

【SIDE MENU】醤油をアクセントに使った「入ルのチャプチェ」900円は胡麻油の香りも食欲をそそる。わかめやもやしなどの「ナムル盛り合わせ」1,500円、甘みと酸味のバランスがよい「キムチ盛り合わせ」1,200円など、サイドメニューも充実。
【SIDE MENU】醤油をアクセントに使った「入ルのチャプチェ」900円は胡麻油の香りも食欲をそそる。わかめやもやしなどの「ナムル盛り合わせ」1,500円、甘みと酸味のバランスがよい「キムチ盛り合わせ」1,200円など、サイドメニューも充実。

〈韓国食堂 入ル 坂上ル〉
ミシュランガイド関西でビブグルマンに選出された味を東京でも。参鶏湯のオーダーは2人前から。スープの追加は+1,000円。
■東京都渋谷区恵比寿南1-17-2 Rホール3F
■03-5734-1699
■16:00~24:00 日休 
■28席/禁煙

タッカンマリ

タッ=鶏、ハンマリ=1羽という名がついた韓国の水炊き。コラーゲンたっぷりのスープで美容成分チャージ。

2.〈タッカンマリ大学|麻布十番〉「#美容鍋」でSNSをにぎわす気鋭のタッカンマリ専門店。/麻布十番

タッカンマリ大学|麻布十番

韓流アーティストのMVが流れるポップな空間はソウルの若者が集う最先端ダイニングのよう。店名通り、名物は朝挽きの国産鶏を使ったタッカンマリだ。

タッカンマリ大学|麻布十番
〈タッカンマリ大学〉おすすめのタレの作り方は、平皿に醤油をたっぷり注ぎ、酢は醤油の半分くらい。そこに辛子を入れるとコクがアップする。自家製調味料のタテギは味を見ながら少しずつ。にんにくやニラなど風味の強い薬味は後半戦の味チェンに使うのがおすすめ。
〈タッカンマリ大学〉おすすめのタレの作り方は、平皿に醤油をたっぷり注ぎ、酢は醤油の半分くらい。そこに辛子を入れるとコクがアップする。自家製調味料のタテギは味を見ながら少しずつ。にんにくやニラなど風味の強い薬味は後半戦の味チェンに使うのがおすすめ。

鶏はアラカルト(1羽8,800円)のオーダーも可能だが、この店の魅力を余すことなく堪能するなら1時間半の飲み放題にキムチや特製のなんこつ入り肉団子、締めのうどんまで含まれる“大学進学コース”(2名~)がおすすめ。日曜から木曜までの曜日限定なので予約はお早めに。

〈タッカンマリ大学|麻布十番〉
■東京都港区麻布十番1-6-7 F1プラザビル2F
■03-6721-0117
■17:00~23:00LO(土日祝15:00~22:00LO) 無休 
■44席/禁煙

3.〈野毛とりとん 麻布十番店〉鶏肉のジューシーさが際立つ本場顔負けの味を堪能。/麻布十番

野毛とりとん 麻布十番店

もともと焼肉店を営んでいたオーナーが韓国を訪れたときに食べたタッカンマリの味に惚れこみ、そのおいしさを再現しようと神奈川の野毛に専門店をオープン。「ヘルシーで毎日食べても飽きない」と評判を呼び、今年、満を持して東京進出を果たした。

極コース(6,000円・1名)より
極コース(6,000円・1名)より
【SEASONING】〈野毛とりとん〉のタッカンマリに欠かせないのが鍋専用キムチ。発酵させたキムチは加熱することで旨みに変化。タレは濃口醤油、酢や辛子、タテギとにんにくなどを自分量でアレンジ。
【SEASONING】〈野毛とりとん〉のタッカンマリに欠かせないのが鍋専用キムチ。発酵させたキムチは加熱することで旨みに変化。タレは濃口醤油、酢や辛子、タテギとにんにくなどを自分量でアレンジ。
【SIDE MENU】鶏つくねとカンジャンセウ(海老の自家製醤油ダレ漬け)も6,000円のコースに含まれる。
【SIDE MENU】鶏つくねとカンジャンセウ(海老の自家製醤油ダレ漬け)も6,000円のコースに含まれる。

しっかりと煮込んでも鶏肉のジューシーさはそのままで、スープを飲めばその滋味が心にまで沁みわたる。6,000円のコースに含まれる海老の醤油漬けは韓国でも人気の料理。一度味わうとヤミツキになること間違いなし。

〈野毛とりとん 麻布十番店〉
■東京都港区麻布十番1-5-10
■03-5413-7694
■17:00~23:00LO 不定休 
■35席/禁煙

Hanako『1000円の幸せと、6000円の悦びと。おいしい店!』特集では、おすすめグルメを多数ご紹介しています!

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(Hanako1179号掲載/photo : Yoichiro Kikuchi, Kenya Abe (Nogetoriton) text : Keiko Kodera)

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