女子旅におすすめ! 金沢旅行で泊まりたいホテル&一棟貸し宿とは?風情溢れる「暮らせる」宿がトレンド。
北陸新幹線開通以降、宿が続々と誕生した金沢。古いオフィスや町家を生かしてモダンに仕上げ、その街の日常を感じられる宿がトレンドに。それぞれのスタイルで「暮らせる」宿をご紹介。
〈かずえや〉主計町茶屋街の中の静かな一棟貸しの宿。/主計町
迷路のように入り組んだ主計町茶屋街の中にある〈かずえや〉。
お茶屋文化を体感できる一棟貸しの町家だ。早朝はまだ誰もいないひがし茶屋街を独り占めし、夜は旦那衆が集まる町家のバーで一杯。特別な瞬間に立ち合えるロケーションだ。隣は検番であるため、昼間は芸妓さんが歌舞を稽古する音色が庭から聞こえ、なんとも風流。
町家をモダンにリノベーションした空間にはキッチンや食器もあり、調理も可能。料理人を呼びプライベートダイニングとして利用する地元の方も多いとか。
2階には寝室などのプライベート空間も。最大5名まで宿泊でき、家族で、女子旅で、様々な用途に使えそう。お風呂は浅野川のちょうど対岸にある銭湯を訪れるのもおすすめ。この地域には昔ながらの銭湯が多く、地元の人との交流を楽しめる。数日の滞在とは思えないほど日常に溶け込める宿なのだ。
〈かずえや〉
■石川県金沢市主計町3-14
■076-264-3201
■全1棟
■1棟2名で利用の場合で1名1泊15,000円~、最大5名利用で1名1泊10,000円~。ホテルパシフィック金沢の電話より予約・問い合わせ可能。
〈KUMU 金沢―THE SHARE HOTELS―〉金沢の伝統を汲み、組む、モダンを極めた宿。/尾山町
一歩、踏み入れるとその空間に圧倒される。〈KUMU 金沢〉のエントランスは天井いっぱいに組木細工が広がり、築45年のオフィスビルの歴史が刻まれたコンクリートの表情を生かした空間はギャラリーのよう。実際、各フロアには金沢の伝統文化を汲み取った新進のアーティスト作品を飾ったスペースがあり、イベントやワークショップの会場になる予定。
日常でお茶を楽しむための仕掛けも各所に。エントランス横のティーサロン〈KISSA&Co.〉では茶釜や茶道具が並び、お茶を点ててくれる。
3階と5階にある〈TEA TABLE〉では宿泊者がセルフでお茶をいただける。スタンダード以上の部屋では茶会もできる炉が切られた畳敷きのスペースもあり、加賀ならではの美しいお菓子を買い集め、部屋でゆっくり楽しむことも可能。
〈KUMU 金沢―THE SHARE HOTELS―〉
■石川県金沢市上堤町2-40
■076-282-9600
■全47室
■Sスタンダード1室20,000円。2名で利用の場合10,000円、4名で5,000円 1 室15,000円のお手軽な部屋から40,000円のジュニアスイートまで全室バス付き4名まで滞在可能。
(Hanako特別編集『心なごむ、日本の宿へ。』掲載/photo : Makiko Nawa text : Noriko Maniwa edit : Chiyo Sagae)
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