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ハナコラボ 前田紀至子が綴る”わたしの旅、あなたの旅” For Tourists and Travelers 第31回 洗練と文化の国・スイス。ストップオーバーをフル利用したチューリッヒ&ユングフラウヨッホ旅。
日々国内外を旅している前田紀至子による、淑女らしく旅を愉しむための旅のしおり。今回は、〈スイス インターナショナル エアラインズ〉による、簡単にスイス旅が満喫できる旅行パッケージ「ストップオーバー・スイス」を利用して、スイスはチューリッヒとユングフラウヨッホを訪れました。
12時間半のフライトを終え、街歩きへ。
朝10時に成田国際空港から〈スイス インターナショナル エアラインズ〉の直行便で出発して、約12時間半。チューリッヒ空港に15時半に到着するので、そのままホテルへチェックイン。機内で軽く眠っておけば、1日が少し長く感じる程度で、時差ボケもそう辛く感じないのが嬉しい。
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夏場のヨーロッパは日が暮れるのが遅いので、21時頃でもこの明るさ。到着日は湖沿いの散歩を兼ねて、街の散策を。
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広場では曜日ごとに市場やフリーマーケットが開催。この日はチーズや果物などがずらり。
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この日はチューリッヒの街の素敵なお店巡り。店内のテキスタイルで作られたペンやノートをはじめ、ブックカバーのオーダーも心くすぐられる。
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メッセージカードやポストカードを扱うお店では、レジ近くに1セントコインを使ったキュートなシールが。お土産にもぴったり!
ランチやティータイムで一息。
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ランチは1898年にオープンした世界最古のベジタリアンレストラン〈ヒルトル〉で。スタイリッシュな空間と、ベジタリアンでなくとも大満足なおいしさは、東京にもほしくなる名店。〈ヒルトル〉のメニューは〈スイス インターナショナル エアラインズ〉ビジネスクラスの機内食でもセレクト可能。
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食後はトラムに乗って、少し郊外にあるレコードショップ〈OOR〉でドーナツ盤をチェック。その他にもZINEやカセットテープ、缶バッジなど店内を見ているだけでも楽しい。
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おやつは〈シュプリュングリ〉でマカロンを。こちら、老舗のチョコレート屋さんではあるものの、ひと口サイズの小さなマカロン「ルクセンブルゲリ」も大人気。クリームがたっぷり詰まっていながらも日本人好みなあっさりとした品の良い甘さ。空港でお土産用のギフトボックスが買えるから、下見のためにも街で一度は食べておきたいところ。写真は手前から、シャンパーニュ、ピスタチオ、キャラメル。
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チューリッヒの街はコンパクトで回りやすいので、少し疲れたらホテルに荷物を置きに戻りつつ一休みできるのも高ポイント。今回宿泊した〈ボー・オー・ラック〉は立地の良さはもちろんのこと、ソフト面ハード面ともにパーフェクト!
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ちょうどひと休みする時間に、アイスティーが運ばれてくるサービスには感激。物価が安いわけではない分、お部屋で優雅にお茶ができるのはとても嬉しい。
ミシュランで星を獲得しているレストラン〈パヴィリオン〉で美しいディナーを。
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夜はホテル内のメインレストラン〈パヴィリオン〉でディナーを。ミシュランで2つ星を獲得しているレストランだけに、7皿すべてが驚きのあるおいしさ。一つ一つが美しく焼き上げられたパンに至るまでうっとり。
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こちらは自分で野菜と出汁を絡めていただくスープ。野菜のもつ生命のエネルギーが感じられる味わい。
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「チョコレート好きのチョコレート好きによるチョコレート好きのためのチョコレートのデザート」は様々な甘さや濃さ、食感のチョコレートが織りなすチョコレートのハーモニー。素直にまた食べたい!と思う一皿。
「ストップオーバー・スイス」の旅へ。まずはインターラーケンへ!
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翌朝は「ストップオーバー・スイス」でインターラーケンへ移動。あらかじめ移動のためのチケットやホテルがリザーブできるこのプログラム。限りなく手間が省けるので、航空券を押さえるタイミングで購入するのがおすすめ。もともと使い勝手のトラムだって値段を気にせずますます気軽に乗車できます。
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インターラーケンに到着したら、まずはエメラルドグリーンの湖を見にハーダー・クルムまで足を延ばしたいところ。シャーロックホームズに登場した「ライヘンバッハの滝」を間近で見られるのも、推理小説好きにはたまらないかも。
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スイスの郷土料理であるポテトとチーズを使った〈ロスティ〉も必食。地域やお店によって食材や作り方も様々だから、食べ比べるのもまた一興。
翌日はユングフラウヨッホでスイスならではの絶景を満喫。
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翌朝は9時の電車で登山鉄道に乗って、トップ・オブ・ヨーロッパことユングフラウヨッホへ。3,454m(!)というヨーロッパの鉄道駅でもっとも高い場所にある駅を目指しつつ、登っていくとのどかな田園風景が。登るときは右側、下るときは左側に座るのが絶景を写真におさめる秘訣。
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予想をはるかに上回るスケールのユングフラウヨッホから眺める景色。幸い快晴でほとんど寒さを感じなかったものの、普段は体感気温0度前後とのこと。楽に脱ぎ着できるはおりものやアウターを持っていくのがベター。
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ユングフラウヨッホを十分楽しんでも15時頃にはインターラーケンに戻ってこられるので、半日はバカンス地らしいゆったりとした街並みでリラックス。
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ジェラートショップが立ち並ぶインターラーケンの中でも、大人気なのが〈ジェラテリア・アズーラ〉。さっぱりとしているのに、優しい甘みがあり、口当たりも抜群。1日に何度も買い求めにくる人もいるのだとか。
〈スイス インターナショナル エアラインズ〉と〈スイス政府観光局〉、〈スイストラベルセンター〉が共同で取り組んでいる「ストップオーバー・スイス」だからこそ気軽に楽しめたスイス旅。フライトと合わせて予約できるほか、パッケージ単体での予約も可能なので、「スイスってどんなところ?」「どうやって巡ると良いのかな?」と悩んだ際は、ぜひ「ストップオーバー・スイス」を検索してみてくださいね。