風情を感じる街並みに癒されて。 京都で大人デートをしよう。京都らしさを味わい尽くすグルメプランとは?
歴史と昔ながらの風情が残る街・京都。デートへ出かける方も多いのでは?今回は編集部がおすすめする、情緒たっぷりの京都らしさを堪能できるグルメプランをご紹介します。
【モーニング】〈御料理 懐石 イカロ〉体にも優しいリラックスできるモーニングコースは要予約!/烏丸丸太町
朝食はコース仕立てで、先付の後すぐに炊きたてのご飯が土鍋ごと供される。「ご飯があると、外食だけどなんだかリラックスできるでしょう」とニッコリ笑うご主人。割烹のディナーは敷居が高くて……という人も、朝食なら肩の力を抜いてその粋を楽しむことができる。前日22:00までに要予約。
【ランチ】〈手鞠鮨と日本茶 宗田〉繊細で美しい和食と宇治抹茶の最高のコンビネーション。/烏丸御池
2018年4月にオープン。手鞠鮨と、日本茶で作った酒「茶酒」を中心に、茶殻を生かした創作料理などを展開。
キューブ状の抹茶が徐々に溶けていく「抹茶白ワイン」900円。
「昆布締めなど素材に合わせて仕事がなされたネタと、ネタに合わせたシャリ。それぞれにひと手間がかけられています。奥に小さな庭を備えた、店の雰囲気もモダン」(泡☆盛子さん)
【ティータイム】〈甘党茶屋 梅園〉洋館風にリノベされた、雰囲気抜群の甘味処はここ。/三条寺町
昭和2年創業 。河原町通沿いの、現在本店がある場所で開業した甘味処。小ぶりのみたらし団子が名物で、老若男女が集う。こちらは、街中の立ち寄りやすい場所にできた新店舗。広々とした建物は、店の表に残っていた古いタイルから発想して、洋館風にリノベーションした。みたらし団子やあんみつ、わらび餅などが一度に味わえる寺町点心880円(税込)
2階のカウンター席から外を眺めるのも楽しい。「甘党茶屋とはすなわち、日本のカフェだと思うんです」と、3代目・西川葵さん。厳選した材料を使い、伝統の製法で作る甘味の味わいは昔と変わらぬまま、お店の雰囲気はぐっと現代的で身近になった。ギャラリーを併設した〈うめぞの CAFE&GALLERY〉や、ケーキのような見た目のかざり羹を取り扱うお店〈うめぞの茶房〉など、新傾向のお店も続々とオープンしているので要チェック。
(Hanako1141号掲載/photo : Makoto Ito, Kunihiro Fukumori (Tsuruya Yoshinobu IRODORI) text : Ai Kiyabu)
【ティータイム】〈市川屋珈琲〉美しい姿にも見惚れるサンドと3種のブレンドがそろうコーヒーを。/祇園四条
店主・市川陽介さんの祖父の陶工房をリノベーションした喫茶店。
自家焙煎コーヒーとサンドイッチを目当てに行列ができることもしばしば。
(Hanako1141号掲載/photo : Sadaho Naito text : Mako Yamato)
【ディナー】〈侘家古暦堂 祇園花見小路本店〉/祇園
〈侘家古暦堂 〉というお店ですが、まず花見小路通というロケーションが趣たっぷりです。町家を利用した飲食店の先駆け的な存在で、伝統的な町の景観を大切にしながら、現代人の舌に合うおいしい料理でお客様をもてなす姿勢に「今とこれから」を感じます。そうやって頑張っているお店の方々を見ると、背筋が伸びる思いです。我々も見習いたいものですね。(大西英玄さん/清水寺 僧侶)
差し入れで芸舞妓さんに人気の本店限定「鶏カツサンド」から派生した「ふわふわ卵の鶏カツ弁当」1,050円はJR京都駅の販売所で買える。
〈侘家古暦堂 祇園花見小路本店〉
■京都府京都市東山区四条花見小路下ル祇園町南側歌舞練場北側
■075-532-3355
■11:30~14:00、17:00~23:00/不定休
■31席/禁煙
(Hanako1154号:photo : Makoto Ito, Chiaki Ogura text : Ai Kiyabu, Chiaki Ogura)
【お土産】〈ジェイアール京都伊勢丹〉でおしゃれな京都土産が手に入る!
老舗〈笹屋伊織〉の「京菓子テロワール」をテーマにした新ブランド。十代目あんプリン648円などのカップスウィーツは3個購入でオリジナルポーチに入れてくれる。
スライスチーズのような薄いシート状の新しい形の羊羹。パンにのせて焼けば、たちまち餡トーストのできあがり。つぶあん、ラズベリー、さつまいもの3枚入り702円。
〈ジェイアール京都伊勢丹〉/京都駅
2018年12月にB1Fの菓子フロアを中心に増床リニューアル。約60ブランドが新しく登場。
■京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
■075-352-1111(代表)
■10:00~20:00 不定休
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(Hanako特別編集『Hanako TRIP ひみつの京都 完全版』掲載/photo : Kunihiro Fukumori text : Mako Yamato)