鎌倉デートは、絶景を隠し持ったお店へ。 ここぞというデートで行きたい。【鎌倉】ロケーション抜群のレストラン・カフェ4軒

FOOD 2019.06.01

鎌倉デートは、海や緑に囲まれた鎌倉ならではの景色の良いお店へ。オーシャンビューや江ノ電など、ロケーション抜群の鎌倉にあるレストラン・カフェ4軒をご紹介。

1.〈GALLERY NEST〉新緑の、風薫るテラスで獲れたての旬を味わう。/北鎌倉

カーブする道路の脇に現れる階段がカフェの入り口。上ってしばらく細い道を歩く。こちらは地域の公共道路。
カーブする道路の脇に現れる階段がカフェの入り口。上ってしばらく細い道を歩く。こちらは地域の公共道路。

写真展を開催するギャラリーとしてスタートし、「少しお茶でも」とおもてなししたことから始まった、家族経営のカフェ。

テラスでは笹の葉を揺らす新緑の風が気持ちいい。
テラスでは笹の葉を揺らす新緑の風が気持ちいい。

アトリエのような一軒家で、ドアを開けると目に飛び込むのは、円覚寺の背景の山並み。山の谷間に位置する北鎌倉にあって、これだけの抜け感で一望できる場所は希少。テラスを囲む、サラサラとそよぐ竹林も涼やかで心地いい。

柳田さんが丹精込めて育てた野菜はシャキッと新鮮。
柳田さんが丹精込めて育てた野菜はシャキッと新鮮。

今の時季はそんな竹林から顔を出すタケノコを毎朝掘って、日替わりのお弁当の炊き込み御飯に取り入れる。

1日8食限定のお弁当1,500円。タケノコご飯は5月上旬くらいまで。チーズケーキはお土産にも好評。1台3,500円。
1日8食限定のお弁当1,500円。タケノコご飯は5月上旬くらいまで。チーズケーキはお土産にも好評。1台3,500円。

添えるのは庭に育つ山椒の芽。オーナーの柳田さんが屋上で育てた大根、春菊、シソ、下仁田ネギといった野菜も時に加わる。そんな旬の素材を、新緑がまぶしいテラスでどうぞ。

2.〈Café 鎌倉山 Encuentro〉庭先のベンチから眺める鎌倉山の景色にほのぼの。/鎌倉山

住宅街にひっそりと佇む一軒家カフェ。オーナーひとりできりもりしているので、時間には余裕をもって訪れて。
住宅街にひっそりと佇む一軒家カフェ。オーナーひとりできりもりしているので、時間には余裕をもって訪れて。

鎌倉山の閑静な住宅街。邸宅ウォッチングも楽しく、ご自宅に招かれたような、アットホームな雰囲気がこのカフェの魅力。オーナーは元教員で、課外授業で行ってきた「野草を食べる」「焚き火でパンを焼く」といったテーマを生かしてイベントなども開催。

ぼんやり過ごすのにちょうどいい、空が抜ける鎌倉山の住宅街。
ぼんやり過ごすのにちょうどいい、空が抜ける鎌倉山の住宅街。

ほのぼのとした鎌倉山の住宅街や豊かな緑を眺めながら、テラスでビールをアペリティフに。

季節の野菜をのせた土曜日限定のワンプレートランチ1,000円。オムライス900円も人気。
季節の野菜をのせた土曜日限定のワンプレートランチ1,000円。オムライス900円も人気。

近くで摘んだ山野草や、庭先のハーブを取り入れた野菜たっぷりのワンプレートランチや家庭料理を楽しみたい。

.喜界島のザラメで炊いた餡がおいしいクリームあんみつ450円。
.喜界島のザラメで炊いた餡がおいしいクリームあんみつ450円。

3.〈リストランテ 鎌倉 フェリーチェ〉江の島を望むテラスには、スパークリングがよく似合う。/稲村ガ崎

路地裏をくねくね、野の花が咲く、民家の間を抜けてたどり着く、斜面に立つ一軒家レストラン。
路地裏をくねくね、野の花が咲く、民家の間を抜けてたどり着く、斜面に立つ一軒家レストラン。
室内は白を基調とした程よい広さが居心地いい。
室内は白を基調とした程よい広さが居心地いい。
パラソルの下のテラス席。オリンピック時は江の島がヨットの会場になるので、普段と違った景色に。
パラソルの下のテラス席。オリンピック時は江の島がヨットの会場になるので、普段と違った景色に。

オーナーシェフの小曽根幸夫さんがこの場所を選んだ理由は、修業時代に暮らしたイタリアの風景に似ていて、ひと目惚れしてしまったから。小さな街並み越しに広がる相模湾。江の島を主役に、伊豆半島や富士山も望める、飽きることのない眺望が自慢だ。江の島の花火の時はプレミアム席となって早くから予約で埋まるほど。

羊のチーズのムースにそら豆やグリーンピースを合わせた中部イタリア地方の春の前菜。3,900円のコースから。完全予約制。
羊のチーズのムースにそら豆やグリーンピースを合わせた中部イタリア地方の春の前菜。3,900円のコースから。完全予約制。

その席でいただく料理は、素材も空輸がメイン。中部イタリアの羊のチーズのムースや仏産のホワイトアスパラを使ったパスタなど繊細な味が楽しめる。

4.〈HIRANO〉かわいい・おいしいが満載。幻のカフェをキャッチ!/七里ガ浜

入り口の階段は通りから死角になっていて、のれんも階段上に出るので、オープンしていても気づかれにくい。
入り口の階段は通りから死角になっていて、のれんも階段上に出るので、オープンしていても気づかれにくい。

七里ヶ浜駅から徒歩5秒。そんな駅近にあって、オープンを知らなかったローカルも多い隠れ家中の隠れ家。理由は死角にある入り口。看板もなく、オープン時に小さなのれんが出るだけ。営業は不規則で、インスタでチェックが基本。

江ノ電を引いた角度で見られるカフェは希少。イチゴミルクのフラッペは450円。
江ノ電を引いた角度で見られるカフェは希少。イチゴミルクのフラッペは450円。

でも実際に足を運べば“江ノ電ナイスビュー”なロケーションに、カラフルでかわいいドリンクや絶品デザートなど、居心地がよくておいしい、星を付けたい優良カフェ。

中がふわふわのフレンチトースト500円。レタスチャーハンや飲み物も全てテイクアウトできる。
中がふわふわのフレンチトースト500円。レタスチャーハンや飲み物も全てテイクアウトできる。
カウンターの向こうには海が望める。
カウンターの向こうには海が望める。

友人同士の平野美和子さんと前田章子さんが始めた店で、内装の椅子やテーブル、のれんも二人の手作り。子どものイベントや共通のバレーボールが優先ゆえ、やむを得ず営業は限定されるが、探訪の価値あり!

(Hanako1172号掲載/photo : Tomoya Uehara text : Chiemi Makita)

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