麻布十番デートはここで決まり! 羊肉ブームを牽引!【麻布十番】人気ジンギスカン専門店〈羊SUNRISE〉とは?
ジンギスカンだけにとどまらず、中華に和食とバリエーションも広がり、2018年の主役グルメとも言うべきラム肉。そんなラム肉ブームを牽引する、麻布十番の人気ジンギスカン専門店〈羊SUNRISE〉をご紹介!
カウンターでいただく羊肉の一期一会に感動。
初めて訪れると皆一様に驚くのが、ずらりと並んだカウンター席。みんなでワイワイ、煙モクモク、油でジュウジュウ…といったジンギスカンのイメージとちょっと異なる。
ここ数年でジワジワと人気が高まりつつある羊肉。扱う飲食店は増え続け、各メディアで特集が組まれるほど、〝第四の肉〞は存在感を増している。〈羊SUNRISE〉は、そんなブームの牽引役だ。「この店で初めて羊肉の本当のおいしさを知った」という人も多い。それもこれも、ひとえにオーナー関澤波留人さんの羊肉への深い愛ゆえ。
「日本で羊飼いをしているのは、わずか30〜40軒ほど。そのすべてを訪ね、実際に言葉を交わしているのは、僕らだけだと思います」
みなぎる自信の裏にあるのは、羊肉のおいしさ、素晴らしさをたくさんの人に知ってほしいという切なる願いだ。
「日本で流通している羊肉の99%は輸入。さらに日本人が羊肉を食べる消費量は、一人あたり年間200g。ちなみにオーストラリア人は9・5㎏と10倍以上。これでは国産の羊肉は消えてなくなってしまう。でも、それは絶対に避けなければならないと…。僕でできることがあるなら」
1枚ずつサーブされる上質なラム肉、そのラインナップをチェック!
希少な国産羊はすべて一頭買いという潔さ。鮮度が高い羊肉の本来の風味や旨味を味わうために、下味は一切なし。一味、ラー油、ヒマラヤ岩塩はお好みでつけていただく。無冷凍ゆえ、時季によって品種は異なる。
世界有数の消費量を誇るオーストラリアでも、“プレミアムラム”と呼ばれる放牧されて育った羊肉。ラムは生後12カ月未満の羊のこと。鮮度がいいため、一切臭みがなく柔らかくジューシー。ぜひお試しあれ。
16年ぶりに輸入解禁となったフランス産。フレンチで羊といえばラムだが、実はマトンもかなりの実力だとか。肉そのものの味をダイレクトに感じられ、羊好きにはたまらない。スパイシーな赤ワインとも好相性。
国産を中心に、オーストラリア産、フランス産など、ここで扱う肉のすべては、無冷凍。鮮度の高い肉が持つ力強い旨味とジューシーさは、これまでのイメージを一新させるには十分。
スタッフが品種ごとに最適な火加減で焼き、1枚ずつサーブしてくれるスタイルも斬新だ。
「臭い、硬いという固定観念と、ジンギスカン一辺倒の羊肉をもっと違うステージへと引き上げたい」
関澤さんの挑戦はまだまだ続く。
食欲をそそるサイドメニューも充実。
首やスネなどの部分を生姜やコチジャンで味付けし、さっと炙った一品。
そぼろ状態の羊肉がのったライス。味付けは甘口、辛口から選べる。
〈羊SUNRISE〉
デートで訪れるカップルも多数。予約は早めに。
■東京都港区麻布十番2-19-10 PIA麻布十番2 3F
■03-6809-3953
■18:00~23:00LO(金~1:30LO) 水休
■20席/喫煙
今回教えてくれたのは…
フードパブリシスト・高橋綾子さん
「羊をユッケで? 初級者から上級者までを唸らせる店はここしかない!」
フードライター・森脇慶子さん
「羊本来の風味と旨味を楽しませてくれる。内臓類も美味です!」
(Hanako1167号掲載/photo : Kazuhiro Fukumoto (MAETTICO) text : Yoshie Chokki)