1軒目でも、締めの1杯にも。 日本酒初心者のあなたにオススメ。カウンターで絶品メニューも堪能できる【三鷹】人気居酒屋はココ。
FOOD 2018.11.20
訪れるたびに新しいお店が見つかる街、三鷹で和食と日本酒を楽しめるお店を見つけました。種類が多かったり、飲み方が分からなかったり、難しいと感じがちな日本酒の楽しみ方が広がる、一押しのお店を紹介します。
1.朝引きのフレッシュな串と、熟成日本酒のコンビを提案〈焼鳥 山もと〉/三鷹
焼き台を囲むL字型のカウンター16席のみ。奥に見えるのは日本酒の熟成庫。飲み頃の約30種をリストに載せ、大半はぬる燗や熱燗をすすめている。ソムリエ資格を持つ店主セレクトのワイン、5種の樽生クラフトビールも。
鶏串6本と野菜串1本。赤々と熱を帯びた炭の焼き台に串を並べ、“近火の強火”で1本1本焼き上げていく。表面はバリッと香ばしく、身はふっくらとジューシーに仕上げるのが腕の見せどころ。ささみにワサビ、砂肝には胡椒の塩漬けのペースト、ふりそで(肩肉)には柚子胡椒など、部位に合わせた薬味の提案も気が利いている。焼鳥は1本210円。親子丼980円も人気。日本酒は1合680円~
2.体にスッと染みいるおいしさに、燗酒ファン急増中!〈ひねもす〉/三鷹
ご主人が料理を担当し、着物姿の女将がカウンターを仕切る。ひとりで訪れる女性客も珍しくない。ずらりと棚に並んだ一升瓶は約60種。やさしくふくよかな口当たりもあれば、ガツンとパンチがきいた味に仕上がるものも。飲まず嫌いな人が多いからこそ、ぬる燗、熱燗のおいしさを知ってほしいそう。
半合で頼んでいろいろ飲み比べることもできる。女性におすすめは「五人娘 しぼったまんま」の燗。フレッシュな酸味がクセになるおいしさ。
料理は和をベースに幅広い守備範囲。旬魚のお造りはもちろん、皮から手作りの水餃子、スコットランドの郷土料理、羊肉とカラス麦にスパイスをきかせて炒めた「ハギス」などなど。「スコッチハギス」830円。羊&スパイス好きはぜひ。
(Hanako1129号掲載/photo:Kayoko Aoki text:Yumiko Ikeda)