ビジネスシーンにもおすすめ! 「これぞ東京」な手土産とは?食のプロおすすめの和洋スイーツ5選

FOOD 2018.11.14

帰省先や出張先で渡したい、「これぞ東京」な手土産とは?ビジネスシーンにもおすすめの和洋スイーツ5選を、食のプロが教えてくれました。

1.“街のお菓子屋”に詳しい!高由貴子さんおすすめ 〈菓匠青柳正家〉の「栗羊羹」

「栗羊羹」1本4,428円
「栗羊羹」1本4,428円

透明感のある淡い藤色の煉羊羹に、黄金色に光る栗がたっぷり。包みを開けるとふわりと甘い香りが漂う。「断面の栗の存在感は圧倒的。旬の時期に1 年分まとめて蜜漬けにした銀寄栗がふんだんに」。しっとりほっくり芳醇で香り高い栗と、渋抜きを丁寧に施した口どけがよく上品なこし餡の羊羹が絶妙なバランス。

〈菓匠青柳正家〉
紫色と白のキリッとした手提げも、お江戸らしい粋な趣。ビジネス、接待の手みやげとしても引っ張りだこ。取り寄せ可。
■墨田区向島2-15-9
■03-3622-0028
■9:00~19:00 日祝休

2.女子力上がるスイーツを。前田紀至子さんおすすめ 〈銀座ウエスト本店〉の「リーフパイ」

「リーフパイ」12枚入り1,700円
「リーフパイ」12枚入り1,700円

1947年の創業以来、銀座の代名詞といえるクラシックな喫茶店で人気の品。東北の牧場の原乳で作られたフレッシュバターと小麦粉の生地を256層に折りたたみ、手作業で木の葉の形に成形。さっくり軽やかな食感とバターの香り、ザラメのシャリシャリ感は、どんな人も魅了する。「私自身、いただくとうれしいですね」。

〈銀座ウエスト本店〉
青山と赤坂の直営店のほか都内の百貨店でも取り扱いあ
り。取り寄せ可。
■中央区銀座7-3-6
■03-3571-1554
■ 9:00~23:00(土日祝11:00~20:00) 無休

3.ご当地スイーツもお任せ!嶋啓祐さんおすすめ 〈ヨックモック〉の「シガール」

「シガール」14本入り900円
「シガール」14本入り900円

バターをふんだんに使って焼き上げて葉巻状に巻いたクッキーは、シャリッとサクッと繊細な食べ心地。「東京みやげの定番中の定番。でも絶対に間違いがありません。家族へのみやげに買っておきながら自分から食べてしまうという…」。チョコレートを詰めたもの、紅茶風味などアレンジバージョンとの詰め合わせも。

〈ヨックモック〉
都内の本店ほか百貨店でも取り扱い。取り寄せ可。
■港区南青山5-3-3
■03-5485-3330
■10:00~19:00(併設のラウンジは~23:00、日祝は~19:00) 無休(年末年始を除く)

4.世界各国のおやつ案内人!メレンダ千春さん 〈和菓子処清野〉の「パォン デ ロー」

「パォン デ ロー」1台2,500円
「パォン デ ロー」1台2,500円

カステラ作りの名店で見つけたのはカステラの原型といわれるポルトガル菓子。ルーツを求めて現地へ渡った2 代目女性店主が作るのは、卵たっぷりの半生タイプ。「表面こんがり、中は濃い黄色でとろとろ。漂う卵の香りも懐かしい」。日持ちは安心の3 日間だから帰省の移動も問題なし。家族や友人と楽しめます」。要予約。

〈和菓子処清野〉
パォンデロー同様新鮮な平飼い卵を使った昔たまごのどら焼きも人気。
■大田区蒲田本町1-7-5
■03-3731-2320
■9:00~19:00(日祝~18:00) 水日休(ほかに不定休あり)

5.食べた和菓子は10,000種以上!畑主税さんおすすめ〈清寿軒〉の「大判どら焼き」

「大判どら焼き」1個220円
「大判どら焼き」1個220円

「おいしいどら焼きが多い東京でも、ここは別格」。文久元(1861)年の創業以来のどら焼きは、今も手作業で作られる。蜂蜜を使って銅板で焼き上げる皮は、濃い焼き色でしっとりした味わい。とろ火でじっくり炊き上げた餡は粒感も感じられ、小豆の風味が豊かに広がる。ほかに皮一枚で餡を包んだ小判180円も人気。

〈清寿軒〉
江戸時代の大福帳をあしらった箱も縁起がよく、おみやげに喜ばれる。
■東京都中央区日本橋堀留町1-4-16 ピーコス日本橋ビル1F
■03-3661-0940
■9:00~どら焼きが売り切れ次第終了 土日祝休

今回紹介してくれたのは…

高由貴子さん/スタイリスト、エディターを経て、好きが高じてスタートしたブログが評判に。著書に『あんころりんのおやつめぐり 東京いとしの和菓子』。

前田紀至子/雑誌『nicola』や『JJ』のモデルを経て、美容や食を中心に活躍するライター。新しいものへのアンテナは人一倍敏感でインスタやブログも人気。

嶋啓祐/All Aboutのフレンチガイドにして、フードビジネスデザイナー。日本各地の農村漁村を訪ねて、上質な食材や生産者の掘り起こしに奔走中。

メレンダ千春さん/ライター。海外でまず訪ねるのはスーパーのお菓子売り場。ナショナルジオグラフィックから『TOKYO 世界の絶品スイーツめぐり』が発売中。

畑主税/髙島屋全店の和菓子を担当する敏腕バイヤー。1,000店以上の和菓子屋を訪ねたブログが注目の的。新宿店勤務時代に手がけた洋菓子にも詳しい。

(Hanako1122号掲載/photo:Yuko Moriyama text:Mutsumi Hidaka illustration:Yurikov Kawahiro)

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