シンプルなパンは、食事にぴったり! パン好き必訪!群馬・韮川の人気ベーカリーカフェ〈発酵所+ぱんのとなり〉のこだわり。
FOOD 2018.11.01
都心から電車で約2時間、群馬・韮川にある人気ベーカリーカフェ〈発酵所+ぱんのとなり〉。パン好きを魅了してやまない、食事に寄り添うシンプルなパンや、カフェの看板メニューをご紹介します。
肩の力を抜いて、好きなように作る。
「食事を出す店を開きたい」というシンプルな思いを胸に行き着いたのが、パン屋さんだった。パンにこだわりがないように思える経緯だが、店主・松岡秀さんが抱える熱量は棚に並ぶパンの数を見ればわかる。
リュスティックをアレンジしたオリジナルのパン「トナリ」など、約30種にも及ぶ多彩なパンをたった1人で焼き上げる。定番のパンには季節のフレーバーも。
右から、ぱんどみ1/2本290円、はちみつみるくの食ぱん1/2本310円
〈パーラー江古田〉では約1年働いたものの、形式張った修業や勉強はせず、自由な発想でここまで来た。パンを作る上で決めていることは、バターや卵をなるべく使わず、少ない材料で仕上げること。クロワッサンよりもカンパーニュのように、食事に寄り添う素朴なパンを提供する。
カフェで食べられる、看板メニュー。
実家のガレージに〈発酵所〉を開いて4年経った昨年、カフェスペースをオープン。〝パンに合う何か〞を出す店という意味で、カフェの店名を〈ぱんのとなり〉にした。数種のパンとおかずがセットの「ぱんのとなりプレート」が看板メニュー。
和食好きの松岡さんは、胡麻和えなどの和惣菜もパンに添える。プレーンなパンと和惣菜の取り合わせが新しく、けれどホッと落ち着く魅力がある。
(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』/photo:Taro Hirano text:Kahoko Nishimura)