美味しい野菜が食べたい。 鎌倉野菜がたっぷり入った「鎌クラムチャウダー」?【鎌倉】野菜グルメを楽しめる4軒
体にいいものを、ゆったりとした雰囲気の中味わう...食材へのこだわりもたくさん詰まったお店をピックアップしました。鎌倉らしいスローライフを象徴するようなお店で、心も体も思いっきりリラックス!
1.畑仕事30年の結晶が日々の料理に。〈オステリア ジョイア〉/駅西口
オーナーは、ソムリエにして野菜作り歴30余年の飯田博之さん。年間100品目の野菜とハーブを自家採取の種から育てあげ、まさに食べ頃なものだけを収穫して即座に厨房へ。それをミシュラン星付き店で腕を磨いたシェフが料理に仕上げる。走り~旬~名残と変化する野菜の風味に応じて料理も日々進化。その淡い甘みや清涼感のある香りなど、鮮烈にして繊細な味わいを引き立てるべく、飯田さんがソムリエの本領を発揮して、地ブドウ香るイタリアワインを選んでくれる。一期一会、今だけの奇跡を楽しみに出かけよう。
(Hanako1135号掲載/photo:Kanako Nakamura, text :Mutsumi Hidaka )
2.鎌倉野菜がたっぷり入った「鎌クラムチャウダー」で癒される 。〈スープママン テンスケ〉/鎌倉駅
〈立飲みバアル テンスケ〉の姉妹店は、鎌倉野菜を使用したスープが名物。鎌クラムチャウダー、ミネストローネ、ポタージュがそろい、どれも疲れを癒す、優しい味わい。
セットで提供し、天然酵母パンかライス、釜あげしらすチーズトーストが選べるほか、ピクルスとハチミツも付く。
(Hanako1158号掲載/photo : Kayoko Aoki text : Emi Suzuki)
3.長年かけて作り上げてきた豊かな庭を愛でる。〈cafe kaeru〉/二階堂
オーナーの五十嵐夫妻が、モダンな意匠が時を経て深みを増した自邸の一部をリノベーション。カフェとして開放したのが2009年。ことに目と心を奪うのは、妻の美江さんが長年手をかけ作り上げてきた、広く緑豊かな庭の存在。
「春は桜や藤、モッコウバラ、梅雨は紫陽花や沙羅双樹、夏はミントやセージなどのハーブ類も」と種類はたくさんあれど、花の色は青系と白に統一し、まとまりを見せている。
季節野菜を使ったどんぶりやフレンチトーストなど、自家製づくしの食事を堪能した後には北鎌倉の名店〈石かわ珈琲〉の深煎りコーヒーを片手に、庭観賞に耽りたい。
(Hanako1158号掲載/photo:TakafumiMatsumura, text:MitsuharuYamamura)
4.絶品ヴィーガン料理を手作りのお店で。〈香菜軒 寓〉/材木座
練馬でオーガニック食材を取り入れた食堂を20年。2年前、舞台を鎌倉・材木座の住宅街に移して再出発した。
名物の「野菜だけ定食」は動物性の食材や化学調味料、白砂糖を一切使わないヴィーガン対応。週替わりのおかずがワンプレートに8~10種類と盛りだくさん。汁物はポタージュか味噌汁という変化球も楽しい。潮風で乾燥させた「風干し野菜のカレー」などカレーの定食(900円~・各税込)も。
この日のおかずは醤油豆、わかめと新玉ねぎの春巻、おからなど。ご飯は小豆入り玄米かきび入り七分づきから選べる。
(Hanako1158号掲載/photo : Yoko Tajiri text : Hiroko Yabuki)