今日も沖縄そばが食べたい。

関西だしのおうどんが好き、素朴な中華そばが好き、そして沖縄そばが好き。今特集担当の麺好き編集Sです。

沖縄に行ったら必ず食べたいですよね、沖縄そば。現地で食べるのはもちろん、私はスーツケースの重量と戦いながらスーパーで茹で麺とだし(重い…)を買って帰り、自宅でも旅の余韻に浸りながら食べるのが恒例です。

沖縄特集担当に決まった私は、ロケハンを兼ねて沖縄旅へ。「一日一そば」を掲げ、気になっていた沖縄そば店を巡りました。4泊5日で6杯、「一日二そば」の日もあった結果となりました(笑)。豚or 鰹だしが強め、軟骨or 本ソーキ、生姜あり or なし、ちぢれ麺 or ストレート麺など、本島だけでもお店によっていろんな違いがあって、気づけばもっともっといろんな沖縄そばを食べてみたいと思う自分がいました。
沖縄そばは、基本は鰹や昆布などの魚介&豚だしをベースにしたスープと、小麦粉にかん水加えた麺で作られ、もともとファストフード的存在で提供スピードが求められたため、茹で麺を使用するのが一般的でした。

ところが近年は鶏だしや担々麺といった進化系そばや、自家製生麺を使用するお店も増えてその幅がかなり広がっているとのことで、知れば知るほど楽しい沖縄そばの世界はどんどん深く、大きくなっています。沖縄そばって、個人的に鰹だしが和を感じてうどんと近い気がして、麺はもちもちの中華麺のようだから、好物のうどんと中華そばのミックスみたいで、とても好きなんですよね(笑)。
旅中、地元の方々に好きな沖縄そばを聞いてみると、誰しも“マイフェイバリット”がありました。「好みは豚だしが強めのここだけど二日酔いの日は鰹だしのここ」とか、「一人でサクッと食べるときはここで、家族で行くなら広い座敷のあるここ」など、何店も出てくる出てくる。みなさんとても楽しそうに話していたのが印象的で、当たり前に沖縄の暮らしに根付いているソウルフードなんだなと改めて思いました。

特集では、年間300食以上沖縄そばを食べる沖縄そば発信家・さんぺいさんに、沖縄そばの楽しさや豆知識に加え、具材やだしなどバリエ豊富なおすすめ店を教えてもらいました。取材中、さんぺいさんは目をキラキラさせて、それぞれの沖縄そばの魅力を我々にたくさん伝えてくれました。麺、だし、具材と、お店の個性を見つけながら食べると楽しさが倍増しますので、ぜひ誌面をご覧ください。“マイフェイバリット”が見つかるかもしれませんよ。
…すっかり沖縄そばが食べたくなりました。
編集部近くの沖縄アンテナショップ〈銀座わしたショップ本店〉で、特集でご紹介した〈古謝製麺所〉の麺と〈はま食品〉のジーマーミ豆腐をゲット。おうちでいただきながら、次の沖縄旅の計画を立てようと思います。

本誌編集担当。沖縄そばの取材期間中さんぺいさんは自身の書籍の執筆奮闘中で、お互い無事校了したときは二人で胸を撫で下ろしました。沖縄旅の前にさんぺいさんの沖縄そばブログは必読です。https://okinawasoba.hatenablog.com/




















