沖縄でしか食べられない! 独自の進化を続ける沖縄タコス6選
むらよし・ゆうや/恩納村出身。広島と東京のアパレル企業などで働く。2012年、恩納村で飲食業に携わり、共同経営者として〈LUKETACOS〉を開業。2019年に独立し嘉手納に移転。
風貌は似てても個性派揃い、沖縄タコス。
メキシカンやテックスメックスの流れを汲みながら、独自の発展を遂げてきた沖縄タコス。その特徴を尋ねると「焼いてから寝かせ、揚げて仕上げる生地にあり」と、村吉勇也さんは話す。
「そうは言っても味は店それぞれ。粉の配合や揚げの温度などを工夫し、個性を出しています」タコスショップの開業を決めた際、沖縄中のタコスを食べ歩いた経験がある。
「クラシックな味を守る先駆店も元気で、料理的発想で作る進化系も続々。自分の店は後者に属する?でも昔ながらのパーラーで、アルバイトスタッフが何の気なしに作っているように見えるタコスを食べると〝叶わない!〞と思ったり(笑)」豊かになるバラエティ、沖縄タコスはまだまだ楽しくなる。
1. 生地に野菜の甘味をプラス! ミートの“配合”もひと捻り。〈LUKE TACOS〉/嘉手納

「野菜を練り込むメキシコのタコスに着想を得て、小麦粉とコーンフラワーの生地にカボチャを練り込み甘味を出しています。タコミートも牛、豚、鶏ひき肉を混ぜ、脂の旨さとさっぱり感のバランスをよく!」
住所:沖縄県中頭郡嘉手納町嘉手納445-12
TEL:098-989-0996
営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00(土11:00~22:00、祝11:00~18:00)
定休日:日休
席数:12席
フィッシュやガーリックシュリンプのタコスもあり。
2. 沖縄タコス、クラシックの理想形。〈CASA TACOS〉/うるま

「子どものころ歯医者の帰りに寄るのが楽しみだった店。異国風情のあるインテリアにも憧れた。やや厚みがある生地にスパイシーなタコミートとサルサ、王道!」
住所:沖縄県うるま市字天願1387-5
TEL:098-972-6022
営業時間:11:00~19:45LO
定休日:水木休16席、テラス14席
1978年、国頭郡金武町で創業。ビーフのほか豆タコスや、ビーフブリトーなどメニュー豊富。
3. 元祖沖縄タコス、ツナやチキンも。〈チャーリー多幸寿〉/沖縄市

「沖縄タコス発祥の店。外国人が多い地で、色んな民族や宗教の人に配慮しメニューが増えたそう。ツナはスパイスが利いたソースたっぷり、女性にもおすすめ」
住所:沖縄県沖縄市中央4-11-5
TEL:098-937-4627
営業時間:11:00~17:30LO
定休日:木休(祝の場合は営業)
席数:30席
中央パークアベニュー沿い。創業は1956年。観光客にはもちろん在沖縄アメリカ人客も多い。
4. 小ぶりでざくっとした生地が魅力。〈ホームセンタータバタ 石川店〉

「地元の買い物客でにぎわう“ザ・ローカル”なホームセンターのパーラーの一品。スタッフの誰が作ってもおいしいレシピ、その完成度に毎回唸らされます。
住所:沖縄県うるま市石川赤崎2-2-1
TEL:098-965-3111(代)
営業時間:9:00~19:30LO
定休日:木休(祝の場合は営業)
席数:60席
県民御用達“ないものはない”ホームセンター内の食堂。沖縄そばから定食、タコスまで。
5. サルサは塩!? 繊細な生地が絶品。〈JAM’S TACOS 国際通り店〉

「進化系の最注目店。伝統を守りつつ、味わいを洗練させていく技に脱帽。まずは塩で、薄いのにもちっとして、クリスピー感に覆われた生地の風味を確かめて」
住所:沖縄県那覇市牧志2-4-14 カカズ産業国際通りビル3F
TEL:070-9053-2109
営業時間:11:00~15:00LO、17:00~20:30LO
定休日:火・月夜休
席数:20席
塩で味わう「塩タコス」を打ち出す2022年開業の新星。
6. ブレない旨さ、ベーシックの極上。〈タコス屋 北谷店〉

「古くからの人気店で、車の免許を取ってまず食べに行ったのがよき思い出。香ばしい生地とスパイシーなミート、フレッシュな野菜のパーフェクトバランス」
住所:沖縄県中頭郡北谷町字宮城1-5
TEL:098-936-6866
営業時間:11:00~22:45LO
定休日:無休
席数:20席
北谷で愛されて33年。プレートメニューやホットドッグ、タコライスもある。那覇市新都心にも支店あり。




















