あの調味料を使えば、シンプルに焼くだけでうまい。“グリーンピース”が主役のレシピ3選｜料理×器の組み合わせも提案。

料理と器

あの調味料を使えば、シンプルに焼くだけでうまい。“グリーンピース”が主役のレシピ3選｜料理×器の組み合わせも提案。

FOOD 2025.03.27

人気料理家が考案した旬の食材を使ったレシピを、注目の作家の器に盛り付けて提案するリレー連載。平野由希子さん担当の第2回では、グリーンピースの魅力を再発見。

photo_Tetsuya Ito recipe & styling_Yukiko Hirano text_Kazuyo Nojiri

春のグリーンピースを主役に、ニュアンスカラーの器で彩りを。

「とれたての春のグリーンピースは甘くて香り豊かで、そのおいしさは格別なんです」

　そう語る平野由希子さんが教えてくれたのは、今が旬のグリーンピースを主役にしたレシピ。1品目は、シンプルにさやごと焼いて素材本来の風味とほくほくとした食感を堪能するグリルメニュー。2品目が、はまぐりのだしを吸った豆の奥深い味と、プチッと弾ける食感がしみじみおいしいワイン蒸し。そして3品目は、スパイシーなスープでくったりと柔らかく煮込んだモロッコ風の煮物だ。

「脇役の印象が強いグリーンピースですが、旬の新鮮な味わいと調理法によって変わる食感でその魅力を楽しんでください」

　そんな料理を引き立てているのは、鯨井円美さんの器。

「深みのある色合いや、美しく繊細なグラデーションに惹かれました。その上、すっきりとしたフォルムで、どんな料理にも寄り添ってくれます」

〈焼きグリーンピース〉旬の風味と食感をシンプルに味わう。

作り方

❶ 焼き網、魚焼きグリル、オーブントースターなどで、グリーンピースのさやに焼き色がつくまで焼く。

❷ お皿に盛り付け、塩、ボッタルガを削ったものなどを添える。

〈はまぐりとグリーンピースのワイン蒸し〉ぷりぷりの豆からだしがじゅわり。

作り方

❶ はまぐりは塩水（分量外）につけて砂抜きをし、流水で水洗いする。グリーンピースはさやから取り出し、にんにくは半分に切り、芽をとって潰す。

❷ 鍋にオリーブオイル、①のにんにくを入れて弱火で熱し、香りが出てきたら、はまぐり、グリーンピースを加えて軽く炒める。白ワインを加えてひと煮立ちしたら、さらに水を加える。

❸ はまぐりの口が開くまで中火で熱する。グリーンピースに火が通り、好みの硬さになっていればよいが、グリーンピースにもう少し火を通したい場合には、はまぐりを取り出してさらに煮る。グリーンピースがよい加減に煮えたら、はまぐりを戻し入れ、バター、香菜のみじん切りを加え、混ぜる。

〈グリーンピースと手羽元のスパイス煮〉スパイシーな風味が食欲を刺激！

❶ グリーンピースはさやから出す。モロッコいんげんは斜め3㎝幅に切る。手羽元は水気をふき、塩をふっておく。玉ねぎは薄切りにする。にんにくは半分に切って、芽をとって潰す。

❷ 鍋にオリーブオイル、にんにく、クミンシードを入れて熱し、よい香りがしてきたら玉ねぎを加えて、しんなりするまで炒める。さらに手羽元も加え、焼き色がつくまで炒める。

❸ 水、グリーンピース、モロッコいんげん、コリアンダー、ターメリック、塩、こしょうを加え、15〜20分弱火で煮る。

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