予約制だから並ばなくてOK!中国茶とお菓子を楽しむカフェ〈虫二〉のコース
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予約制だから並ばなくてOK!中国茶とお菓子を楽しむカフェ〈虫二〉のコース
FOOD 2025.02.21
西早稲田にあるカジュアルな中国茶専門カフェ〈甘露(かんろ)〉の姉妹店として、本場の茶館文化を取り入れた〈虫二(ちゅうじ)〉が2024年春にオープン。彩り豊かな中国菓子とともに心安らぐひとときを過ごせるお店を紹介します。
photo_Mie Morimoto text_Keiko Kodera
虫二/高田馬場
中国の茶館文化を体感しながら心身に癒しを。
中国各地に古くから伝わる茶館文化。ゆったりと流れる時間のなか、お茶を味わう憩いの場所として中国人の暮らしに長く寄り添ってきた。最近はクラシカルな茶館に加え、モダンな要素を取り入れた〝ネオ・茶館〞が増えたことで現地の若い世代の人気も高まっているが、その伝統的な文化を体感できるのが、高田馬場の路地に店を構える〈虫二〉だ。
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西早稲田の姉妹店〈甘露(かんろ)〉がカジュアルに中国茶とおやつをアラカルトで楽しむスタイルなのに対し、ここはコースのみを提供。定期的に中国を訪れ、茶館巡りをするというオーナーの向井直也さんは「難しい作法はないので気軽に中国茶とお菓子を楽しんでほしい」と話す。
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まず9種前後のなかから自分の好きなお茶を選ぶところからコースがスタート。専用の木箱で運ばれる「果籃」は、果物やナッツなどがひと皿ずつ盛りつけられ、それらが卓上にずらりと並ぶ様子に心ときめく。山査子餅や砂糖でコーティングした冬瓜、丁子(ちょうじ)の香りを効かせてキャラメリゼした胡桃(くるみ)などをつまみながら中国茶を楽しむ時間に心がほっこり。ピーナッツの素朴な甘さに癒されるお椀や、杏仁とバターがやさしく香るサブレなど季節限定の中国菓子も特別なお茶の時間に彩りを添える。
information
虫二(ちゅうじ)
住所:東京都新宿区高田馬場2-14-5
TEL:03-6823-7588
営業時間:13:00~、16:00~(土は11:00~、13:30~、16:00~の3部制)
定休日:不定休
席数:10席
30日から3日前までの予約はHP(www.kanro.tokyo)から。それぞれの時間帯で2組限定。コース4,950円~。