【絶対喜ばれるクリスマスギフト】ひと口で虜になる、パリ発の極上ショコラ工房へ潜入
世界が認めるショコラブランド〈ル・ショコラ・アラン・デュカス〉
パリ、ロンドンなどの3ツ星をはじめ、多くのミシュランの星を獲得し、世界各国にもレストランを展開するフランス料理界の巨匠、アラン・デュカス。料理の道を進みながらも情熱を温めてきたというショコラの専門店は、フランス・パリに続き、ここ東京・日本橋にも上陸しています。
扉を開けると店いっぱいに広がるカカオの香り──アンティーク好きでも知られるデュカス氏のこだわりとセンスが詰まったブティックは、パリの本店を再現したような内装。
2階にあがると作り立てのショコラ・デセールやアフタヌーンティーがいただける「ル・サロン」、そして奥には工房が広がっており、ショコラができあがるまでの工程を五感で楽しめるのも〈ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房〉ならではの魅力です。
早速、工房へ潜入取材! おいしさの秘密とは?
今回は、エグゼクティブ・シェフ・ショコラティエ&パティシエのパトリック・パイエー氏が、ハナコラボメンバーと一緒にショコラづくりの裏側へと特別に案内してくれました。訪れたこの日は、クリスマスに向けた準備、10月にオープンしたばかりのビスケット専門店〈ル・ビスキュイ・アラン・デュカス〉の製造…と工房も大忙しの様子。
工房に入ってまず見えたのが、産地やカカオの配合別にズラッと並べられたオリジナルのクーベルチュール(製菓用チョコレート)の数々。パリの工房でカカオ豆から一貫製造したものです。
「1ブロック12.5kg、約15種類のクーベルチュールを保管しています。ショコラからサロンのデザートまで、〈ル・ショコラ・アラン・デュカス〉の全ての商品はこのチョコレートをベースに作られているんですよ」とパトリック氏。
その隣のエリアでは、焼き菓子の生地の型取りやボンボン・ショコラのコーティングを行うセクションがあります。この日はビスケットの片面にショコラをコーティングした「パレ・ファン」を製造中。
ラインの下から出てくるのは、機械で溶かしたショコラ。浸すように「パレ・ファン」をコーティングした後は、サロンの下に作られた7〜8mの長い冷蔵庫トンネルを流れながら、ゆっくり冷やし固めていきます。
「温度調整は僕たちの工房ではかなり重要です。ここだと、チョコレートの温度は30度、冷やし固めるのは12度、そのあとは15度で保存…と細かく決まっています」(パトリック氏)
オフィス街に面した大きなガラス張りのカウンターは、メインのショコラセクション。ボンボン、プラリネ、タブレットなどのテンパリング(型に流す作業)から箱詰めまで全てこのエリアで行われています。
ここで、ハナコラボメンバーたちも特別にタブレットショコラ作りに挑戦!今回は、カカオ45%のショコラ・オ・レの上にキャラメリゼしたアーモンド、ピスタチオ、オレンジコンフィやイチジクのドライフルーツをカラフルにあしらった「タブレット・マンディアン オ・レ 45%」を作りました。
ひとくち食べれば虜に! 最上級のショコラの味を堪能
手作りタブレットが固まるのを待つ間、〈ル・ショコラ・アラン・デュカス〉のシグネチャー、ボンボン・ショコラを実食!「クマの形のアーモンドプラリネ、ペルー産のガナッシュオリジン、カフェ・ショコラ、そして僕のイチ押し、アーモンドとココナッツを焙煎して作ったプラリネの順で食べるのがおすすめです」と、パトリック氏。さらに、ボンボン・ショコラについても丁寧に解説してくれました。
「僕たちのボンボン・ショコラは大きく3つの種類に分かれています。フルーツのような酸味のあるマダガスカルやスモーキーなジャワといった、産地別のカカオの風味をストレートに表現した『ガナッシュ・オリジン』、キャラメルやフランボワーズなどのフレーバーが付いた『ガナッシュ・グルマンド』、そしてザクザクとした食感の『プラリネ・ア・フランシエヌ』です。
特にこのプラリネは特徴的で、香ばしさを強調するために火入れを強くして、プラリネの引き方もザクザク感を残すようにしています。ガナッシュのようなクリーミー感と対照的なテクスチャを楽しめますよ」
〈ル・ショコラ・アラン・デュカス〉では、現在“くるみ割り人形“をテーマにクリスマスコレクション2024も販売中。工房でも準備を進めていた人気のアドベントカレンダー「カランドリエ・ド・ラヴァン」ほか、クリスマスを彩る限定ショコラが勢ぞろい! 今年のクリスマスギフトの参考にしてみて。
住所:東京都中央区日本橋本町1-1-1
電話:03-3516-3511
営業時間:ブティック11:00〜20:00、ル・サロン11:00〜18:00(金・土〜19:00)
公式HP:https://lechocolat-alainducasse.jp/
photo_Momoka Omote text_Ami Hanashima