【2025年決定版】銀座の和食ランチ|2000円以下で味わう高級店などコスパ最強13選 

【2025年決定版】銀座の和食ランチ|2000円以下で味わう高級店などコスパ最強13選 
【2025年決定版】銀座の和食ランチ|2000円以下で味わう高級店などコスパ最強13選 
FOOD 2025.02.15
銀座でおすすめの和食ランチを紹介します。高級店の超お得なランチ、知っておきたい人気店、名店の贅沢ランチまで幅広くピックアップ! ランチ選びの参考にしてみて。

※店舗情報・商品詳細などは記事公開時の情報となります。
Hanako編集部

銀座和食ランチ1. こだわりの穴子ランチ〈あなご屋 銀座ひら井〉

店主の平井良和さんが創業当時からこだわっているのが、身に締まりがあり一番味が良いとされる長さ35㎝以下の“めそっこ”と呼ばれるサイズの天然穴子。夜はそれを使った絶品穴子づくしが楽しめるが、ランチの狙い目は煮穴子のとろけるような食感がたまらない「ランチ箱めし」。錦糸玉子の上にふっくらと炊き上げた煮穴子がまるごと1本、端正な姿でのせられている。最初はそのまま、煮穴子の旨味とご飯との相性を味わい、途中で、すり鉢でする胡麻をかけたり、おろしたての柚子や生ワサビ、青ネギをトッピングしたりして味の変化を体験するのも楽しい。

銀座ランチにぴったりなあなご屋 銀座ひら井の「直火炙り穴子たたき丼 1375円
<直火炙り穴子たたき丼…1,375円>切り落としなどを直火で焼き、タレに絡めた穴子に温泉玉子をのせた丼物。ごま油で味変もできる。
information
あなご屋
あなご屋 銀座ひら井

住所:東京都中央区銀座5-9-5長屋104
TEL:03-6280-6933
営業時間:11:30~15:00(14:30LO)、17:30~22:00(21:00LO)
定休日:月
席数:20席

レトロな雰囲気が漂う路地裏にある、穴子料理の名店。

銀座和食ランチ2. ランチタイム限定!〈うまい鮨勘 銀座本店〉のばらちらし

存在感のある白木のカウンターが高級な雰囲気を醸しだしている〈うまい鮨勘銀座本店〉は、上質な寿司を、銀座とは思えないリーズナブルな値段で提供する人気店。仕入れチームが、仙台と豊洲の市場で直接見て触れて目利きした魚介類は、どれも妥協のないものばかり。それを、系列各店舗に直送することで、高品質を保ちながらも価格を抑えることができるのだという。

銀座ランチにぴったりな〈うまい鮨勘 銀座本店〉のばらちらし
たくさんの具材が美しくちりばめられた、ばらちらし1,980円。野菜などを刻んで混ぜた山形の郷土料理「だし」が、食感的にも味的にも良いアクセントになっている。自家製の新生姜のガリが別皿で出される。

さまざまなネタがびっしりとちりばめられた、目にも鮮やかな「ばらちらし」は、ランチ限定メニュー。マグロ、イクラ、日替わりの白身魚3種類、貝ひも、イカ、タコ、かんぴょう、椎茸、玉子、海苔、山形のだし、茎わさびの醤油漬けという種類豊富な具材が、吟味した宮城県産ササニシキに赤酢を切ったシャリと見事に調和した芸術的な逸品だ。どこから食べても〝おいしい〞にしか出会わないばらちらしで、大満足なランチタイムを過ごしたい。

information
うまい鮨勘 銀座本店

住所:東京都中央区銀座2-7-18 藤田ビルB2
TEL:03-5524-5333
営業時間:11:30~15:00(14:30LO)、17:00~22:30(21:45最終入店、22:00LO)、日祝11:00~15:00(14:30LO)、17:00~22:00(21:15最終入店、21:30LO)
定休日:無休
席数:50席

銀座和食ランチ3. 丼からはみ出す、豪快天丼ランチ!〈銀座 福和〉

銀座ランチにぴったりな銀座福和のふぐ野菜はみ出し天丼 1,500円
<ふぐ野菜はみ出し天丼…2,000円>名前に相応しい威風堂々とした姿。カラッと揚げられた天ぷらはいくらでも食べられる軽さ。「きちんと料理されたとらふぐをたっぷり食べてほしくて」この量になったのだそう。“はみ出し天丼”の名前に相応しい威風堂々とした姿。カラッと揚げられた天ぷらはいくらでも食べられる軽さ。「きちんと料理されたとらふぐをたっぷり食べてほしくて」この量になったのだそう。

店主の大和田良彦さんは、銀座でふぐと鱧を中心とした日本料理を追求し続けて45年。冬は天然とらふぐ、春は筍、夏は鱧と仁淀川の鮎、秋は松茸と、旬の高級食材にこだわったコースが、銀座の食通たちを魅了し続けている。と聞くと、いかにもハードルが高そうなお店だが、ランチタイムに行けばそのお手頃価格にびっくりすることは間違いない。

大和田さんオリジナルの「豚角煮春雨スープ定食」など、魅力的なランチメニューが並ぶ中、なんといってもおすすめは「ふぐ野菜はみ出し天丼」。器から今にもこぼれそうなほど盛られた天ぷらは、茄子、人参、春菊、ピーマン、パプリカ、玉ねぎ、じゃがいもといった7種類の野菜と、惜しげもなくたっぷりと盛られたとらふぐ天。「ふぐの唐揚げはどこでもやっているから、あえて天ぷらにしてみたらおいしかったので」と笑う大和田さん。とらふぐの味わいを手軽に体験できるのがうれしい。

information
銀座
銀座 福和

住所:東京都中央区銀座7-2-8 TAKAYA-GINZAビル7F
TEL:03-3572-5290
営業時間:11:40〜13:40、17:00~22:00、土曜のみ16:00〜20:00
定休日:日祝休、月火土ランチ休
席数:21席 ※夜は前日までに要予約

落ち着いた雰囲気の店内では、店主が制作した能面が出迎える。

銀座和食ランチ4. お茶漬けランチでホッとひと息〈銀座すが家〉

銀座ランチにぴったりな銀座すが家の広島天然鯛茶漬けお抹茶付き 1,700円
<広島天然鯛茶漬け お抹茶付き…1,700円>お刺身、胡麻だれを味わったあとは、香り高く滋味深いだしをたっぷりとかけてお茶漬けに。

石川県和倉温泉の名料亭旅館〈加賀屋〉で長年料理長を務めた菅谷義則さんの割烹。銀座では昼に鯛茶漬けを提供する和食店が多いが、広島県産天然鯛のみを使い、ナッツなどを加えて味に深みを出した胡麻だれでいただくこちらの鯛茶漬けは、毎日行列ができるほどの人気。

濃厚な味わいの引き締まった身を厚めに切った鯛は、ボリュームたっぷりで食べ応えあり。それに日替わりの小鉢3品や和風ビシソワーズ、ご飯、味噌汁、香の物が加わり、食後にはお抹茶と干菓子まで登場するという充実の内容だ。お刺身、胡麻だれ、お茶漬けと、鯛の味の変化を楽しむ合間にいただく小鉢の味の緩急も堪能できる。

銀座ランチにぴったりな銀座すが家のぶり照り焼き 1,500円 
<ぶり照り焼き…1,500円>脂ののったぶりに串を打ち炭火で丁寧に焼く、割烹ならではの定食。鯛茶漬けと同じ小鉢類がセットにつく。
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銀座すが家
銀座すが家

住所:東京都中央区銀座3-14-13 第一厚生館ビルB1
TEL:03-6869-3323
営業時間:11:30~14:00LO、18:00~22:30LO
定休日:日祝休
席数:カウンター8席、座敷12席

開店と同時の入店が狙い目。

銀座和食ランチ5. 絶品お魚ランチを銀座で楽しむなら〈いしだや〉

遠方からわざわざ食べに来る人もたくさんいるほど評判なのが、こちらの「本日の魚の煮付け」。一流料亭で腕を磨き上げた店主の石田康之さんは、カレイなど淡白な魚は薄く優しい味に、カサゴなど脂のある魚はしっかりと濃いめの煮汁で、といった具合に、その日仕入れた魚の味や肉質、脂ののり具合に合わせて、ひとつひとつ味付けを変えて旨みを際立たせる。定番は銀鱈とサバ味噌煮。加えて日替わりのお頭付きの魚が2~3種類用意される。煮魚に添えられた豆腐や大根も味がしみしみで最高。南部鉄器の羽釜で炊き上げる絶品ご飯が進む。お頭付きは早めになくなるので、開店前から並ぶのがコツ。その価値は十二分にある。

information
いしだや
いしだや

住所:東京都中央区銀座3-13-2 登栄東銀座ビルB1
TEL:03-6228-4793
営業時間:11:30~14:00(ランチは水・木・金曜のみ。売り切れ次第終了)、18:00~22:00
定休日:日月祝休
席数:カウンター8席、座敷6席

銀座和食ランチ6. 銀座で信州の豊かな食材を味わう。〈小布施 寄り付き料理 蔵部 銀座〉

銀座ランチにぴったりな小布施 寄り付き料理 蔵部 銀座のイワナの焼きおにぎり茶漬け 前菜3種盛り 1,540 円
<イワナの焼きおにぎり茶漬け 前菜3種盛り…1,540 円>焼きおにぎり茶漬けのほか、信州地鶏「真田丸」の胸肉たたきサラダなど前菜が3種つく。

酒蔵で働く蔵人たちが食事や休息をする寄り付き場で、江戸時代から出されていたのが「寄り付き料理」。本店を長野・小布施に構えるこちらでは、イワナなどの川魚、信州の肉、地元農家直送の新鮮野菜、きのこや豆といった、信州の豊かな食材を使った料理を提供。その銀座店が、2023年11月にオープンした。オープンキッチンの中央で銅釜で炊かれる白米や、羽釜で炊かれるイワナの玄米炊き込みご飯から上がる湯気が食欲をそそる。昼のメニューは前菜付きセットから定食まで豊富なラインナップ。名物のイワナの玄米炊き込みご飯で作る焼きおにぎり茶漬けもおすすめだ。シンプルだがだしがきいた滋味豊かな味わいにホッとする。

銀座ランチにぴったりな小布施 寄り付き料理 蔵部 銀座のサバの信州味噌漬け焼き 1,980円
<サバの信州味噌漬け焼き…1,980円>脂ののったサバを信州味噌に漬け込み焼きあげる。銅釡白米、具だくさん味噌汁、漬物つき。
information
小布施
小布施 寄り付き料理 蔵部 銀座

住所:東京都中央区銀座5-12-6 CURA GINZA 13F
TEL:03-5801-5995
営業時間:11:00~22:00LO(ランチ〜16:00)
定休日:無休
席数:88席

東京タワーや都心の景色を望む、開放的なルーフトップテラスも。

銀座和食ランチ7. お手頃ランチが狙い目の高級寿司店〈銀座 鮨処 まる伊〉

寿司店激戦区の銀座で、40年以上変わらない人気の理由は、毎日豊洲に行き仕入れる新鮮なネタと、その旨さを引き出す熟練の職人技、そして銀座とは思えないリーズナブルな価格にある。

ここが発祥の「づけあなちらし」は、一見したところ、煮穴子と鮪がのったシンプルな丼。ところがシャリには、イカ、タコ、海老、サーモン、いくら、数の子、玉子、とびっこ、削り節、胡麻、油揚げという11種類の具材が混ぜ込まれ、食べ進めるにつれてさまざまな美味が口中に広がる、なんとも贅沢なちらしなのだ。夜は3,500円のところが、ランチではお椀もついて2,000円になるので、これはお得。食べに行くしか選択肢はないだろう。

information
銀座
銀座 鮨処 まる伊

住所:東京都中央区銀座3-8-15銀座中央ビル1F
TEL:03-3564-8601
営業時間:11:30~14:30LO、17:00~21:30LO、土日祝11:30~14:30LO、15:00~19:00LO
定休日:月夜休、年末年始
席数:43席 ※昼予約不可

銀座和食ランチ8. 銀座で和牛を思いっきり楽しむ〈牛庵〉

銀座ランチにぴったりな牛庵の黒毛和牛ハンバーグとサービスステーキコンボ 1,700円
<黒毛和牛ハンバーグとサービスステーキコンボ…1,700円>ハンバーグとステーキが、熱々の鉄板で一緒にサーブされる。ステーキはメンテルバターで。写真のコンボメニューは限定20食。

福島の庄屋だったという古民家の建材を利用した店内は、太い梁のある重厚な民芸調。神戸牛と黒毛和牛のステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶを専門とする高級店ながら、銀座に来る人においしい肉を味わってほしいとの思いから、ランチタイムは驚くほどリーズナブルな値段で提供。豊富なメニューの中でも一番人気は、黒毛和牛ハンバーグ100gとサービスステーキ150gのコンボ。ハンバーグとステーキの両方が食べられる、肉好きにはたまらない組み合わせだ。ハンバーグは、肉汁たっぷりで黒毛和牛の旨味がたまらない。ステーキは柔らかく、食べ応えも抜群。鉄板の上でジュウジュウと音を立てる姿に食欲が爆発するのは間違いない。

銀座ランチにぴったりな牛庵の黒毛和牛鉄板すき焼き 1,300円
<黒毛和牛鉄板すき焼き…1,300円>鉄板で焼かれた黒毛和牛の肩バラ部分に、割り下をかけてすき焼き風に。生卵、ご飯、味噌汁つき。
information
牛庵
牛庵

住所:東京都中央区銀座6-13-6 華僑商工会ビルB1
TEL:03-3542-0226
営業時間:11:30~14:15(13:30LO)、17:30~22:00(21:30LO)
定休日:日月休
席数:58席 ※昼予約不可

銀座和食ランチ9. サクサク派? それともしみしみ派? コロッケそばであったかランチ〈銀座 よし田〉

銀座ランチにぴったりな銀座 よし田のコロッケそば 1,400円
<コロッケそば…1,400円>冬場は牡蠣そばや牡蠣なべも自慢のひと品。年代問わず幅広く愛される街のそば屋。

フランス料理のクロケットを日本風にアレンジし、明治〜大正時代には、とんかつ、カレーライスに並び三大洋食のひとつとして人気を博したコロッケ。今でこそ庶民的なおかずの代表格だが、当時はパン粉の入手が難しく、高価でハイカラな食べ物だった。

そんな流行りのコロッケを、江戸っ子の日常食として親しまれてきたそばと掛け合わせようと思いついたのが、1885(明治18)年創業のそば店〈銀座 よし田〉の初代・須原甲子さん。通常のコロッケはコストがかかるため、鶏肉のミンチに山芋と卵をつなぎにして揚げた鶏しんじょをコロッケと謳ったといわれるが、時代が移り変わった今はかえって贅沢なほど。築地から仕入れる新鮮な鶏肉を出刃包丁でたたき、手間をかけて仕込みを行う。十字に切り目を入れた柔らかな生地からは、カツオや昆布でとった江戸前の甘辛いだしと、鶏肉の旨味が、じわっと滲み出る。石臼で挽くそば粉の自家製麺はキリリと締まった上品ないでたちで、喉越し軽やか。そこにシャッキリとした長ネギの食感と、馥郁たる柚子の香りが優しく寄り添う。

常連には「コロッケそば」の〝そば抜き〞をつまみに、お酒を嗜む人もいるという。なんとも粋な銀座での過ごしかた。いつか叶えてみたいと憧れている。

information
銀座 よし田

住所:東京都中央区銀座6-4-12KNビル2F
TEL:03-6264-5215
営業時間:11:30~15:00(14:30LO)、17:00~22:00(21:30LO)、土祝~21:00(20:30LO)
定休日:日休
席数:62席

銀座和食ランチ10. ちょっぴり贅沢!おまかせ握りランチ<銀座 すし嘉 はなれ>

お昼の寿司快食

先付2品の後に登場する握り10貫。この日はアジ、赤身のづけ、かすご鯛、中トロ、コハダ、白イカ、桜鯛、初鰹、白エビ、穴子。そして玉子焼、小丼、お椀。江戸前のコハダは白酢で20分ほど締めてさっぱりと。鹿児島の初鰹が春を告げる。鮮やかで艶のある黄身の「蘭王卵」を使った玉子焼は、美しい山吹色!

粋な一品から始まる充実握り。

2022年10月に登場したこの店は、その名の通り、華やかな歓楽街の銀座6丁目に店を構える〈銀座 すし嘉〉の2店舗目。テーブル席が中心の本店に対し、こちらはもっとカウンターに特化した構成だ。店は大将の細川善康さんと、両店舗の店長を務める津田信行さんの2トップが取り仕切る。

和食歴8年、寿司歴12年の大将・細川さんは、京都屈指の料亭で日本料理の経験を積んだ後、寿司の道に転じて腕を磨いた。だから、はしりの素材を使った先付や定番の茶碗蒸しなど、客の目の前で仕上げる端正な一品料理が〈はなれ〉の持ち味になっている。

information
銀座 すし嘉 はなれ

住所:東京都中央区銀座6-7-4 銀座タカハシビル2F
TEL:03-3575-6777
営業時間:12:00~14:00、18:00〜21:30
定休日:日休
席数:16席(個室1室)

銀座和食ランチ11. お値ごろランチで憧れのカウンターデビュー<銀座 鮨 佑>

おまかせコース

握り10貫。本日はヒラメ、シマアジ、かすご鯛、〈やま幸〉の赤身と中トロ(この日は銚子産)、あおりイカ、コハダ、平貝、アジ、穴子。さらにかんぴょう巻、玉子焼。芝海老のすり身と卵をゆっくりと焼き上げる玉子焼は、焼きプリンのようにきめ細かな舌触り。味噌汁は赤味噌と白味噌の合わせで。

名店仕込みの江戸前を気軽に。
檜の一枚板のカウンターにピンスポットが照らされ、朝鮮唐津の付け台がしっとりと輝きを放つ。銀座の寿司店らしい重厚感漂う佇まいに一瞬気圧されそうになるけれど、実はランチは意外なほどお値打ちなのだ。

店主の手塚由裕さんは寿司歴22年。銀座の名門〈久兵衛〉で研鑽を積み、ミシュランの星を持つ〈西麻布 拓〉などを経て2022年11月、この店の大将となった。8席のカウンターを一人で手際よく回す仕事ぶりは、「〈久兵衛〉時代の膨大な仕込み量と客の回転数」で培われたものだ。3万円~という夜のおまかせを想定して仕入れるネタを昼も並行して使うため、「確かにお得感があるはず」と手塚さん。それゆえ20代、30代の若い客層も多いという。

約20分塩をして、10分ほどサッと白酢で締めたコハダの艶やかさ。豊洲のマグロ専門仲卸の名店〈やま幸〉で仕入れる赤身や中トロの豊潤なおいしさも握りの主役だ。お酒は握りに合う各地の純米や純米吟醸を揃えるが、まずは定番に置くという、仙台の老舗酒造〈勝山〉の一本を合わせたい。

昨今、目新しい素材使いやパフォーマンスをする店も増えているけれど、「自分の持ち味はやはり、江戸前を継承していくこと」と手塚さん。銀座に流れる寿司文化を伝える、新たな一軒。

information
銀座 鮨 佑

住所:東京都中央区銀座3-14-17 コビキス銀座B1
TEL:03-6264-0165
営業時間:11:30~13:45、18:00~22:30
定休日:日祝休、土夜
席数:8席(ほかに個室1室)

銀座和食ランチ12. 銀座で圧巻のおまかせ握りランチ<すし繁>

ランチおまかせ握りコース

本日の握りより、スミイカ、イワシ、赤身のづけは和がらしで、桜鱒、コハダ、海老ミソが隠し味の車海老、甘鯛、煮ハマグリ、しめ鯖、ノドグロ、中トロ、煮穴子、ウニの軍艦巻の13貫、玉子焼。長崎産ノドグロ「紅瞳」は熟成してむっちり食感を引き出す。最後にシジミ汁と自家製カスタードを添えたイチゴ付き。

圧巻の充実度とお値ごろ感!
あずま通り沿いのビルの地階。白暖簾がかかった小体な入り口の引き戸を開けると、そこにはL字型の檜のカウンターが伸びる。カウンター8席のみの空間は数寄屋造りの端正な仕上がりで、数々の寿司の名店を手がける工務店の仕事だと聞き、納得する。

寿司の道に入って25年、店主の河野容得補さんは2022年10月、念願の銀座に自身の城を築いた。銀座の有名店をはじめ外資系の高級ホテル、香港の寿司店も経験。海外客の味の好みやコミュニケーション術も学び、銀座出店の目標へ向けて腕を磨いたという。

ランチは「おまかせ握り」8,800円コース。これがすこぶるコスパがいいと寿司好きの間で評判だ。先付、握り13貫、まるでスイーツのような玉子焼、お椀、水菓子の流れ。豊洲の仲卸の直営ゆえ、魚の質も確かだ。

シャリは粒の大きさと美しさで知られる新潟の「新之助」。赤酢と白酢を合わせたキレのいい酸味とともに口中でホロリとほどける。木桶仕込みの天然醸造醤油を使い、甘鯛の骨を煮出した煮切りは、香りよくまろやかだ。バフンウニの軍艦巻まで入る大充実の13貫は、河野さん曰く「自分の寿司を知ってもらう名刺がわり」。その手加減なしの全力投球がなんともうれしい。福島の方言がチャーミングな店主の胸を借り、安心して銀座の寿司デビューを!

information
すし繁(はん)
銀座5丁目

住所:東京都中央区銀座5-9-17 銀座あづまビルB1
TEL:03-6264-5101
営業時間:12:00~14:30、18:00~22:00
定休日:月休、日夜
席数:11席

銀座和食ランチ13. お昼も夜もおまかせコースだけ!自分へのご褒美に〈鮨 いつつ〉で贅沢ランチ

〈鮨いつつ〉は東銀座駅から徒歩3分ほど、隣店にある南イタリアンレストラン〈ヴォメロ〉の系列店として4月にオープンしました。「老舗から新顔まで集まる寿司激戦区の銀座で、初めてお寿司屋をオープンすることは挑戦だった」と総料理長の星原 崇さん。〈鮨いつつ〉では店名の由来でもある、煮る・焼く・蒸すなど“5つ”の料理技法を用いた海の幸や旬の野菜をゆっくり楽しんでほしいと語ります。店内はカウンター12席のみ。ピンスポットに照らされ、銀座の寿司屋らしい重厚感が漂いつつも、大将と会話をしながら気軽に料理を楽しめる雰囲気です。

5種の技法を用いた、つまみ〜握りまで充実したコース。

メニューは昼夜ともに11,000円(税込)のおまかせコースのみ。豊洲や太田市場から届く選りすぐりの魚と旬の野菜、約30品で構成されています。つまみやにぎりの充実度とお値ごろ感が評判を呼び、オープンから約1か月後には待望のランチコースを土、日、祝日限定でスタートしました。まず先付けのつまみは、シャキっとした食感がおいしい石川県産もずく酢や、アメリカのバイデン大統領が白金〈八芳園〉でもいただいたという汲み上げ湯葉など全8品。店内には炭焼き台が併設され、つまみの最後には炭火で焼きたての魚が提供されます。食前酒ほか、3杯3,500円〜で日本酒やワインなどのペアリングも可能です。

おまかせ握りは、旬の味を堪能する15貫!

メインの握りは、ほんのり赤酢を入れた癖のないシャリが特徴。真鯛やひらめ昆布締め、ふんわりとした食感のあおいりかから始まり、本マグロの赤身・中トロ、〆の穴子まで充実の15貫。炭焼き台で魚の皮を香ばしく炙った金目鯛など、職人技が光る組み合わせで旬の海の幸が楽しめます。つまみから握りまで、巧みな料理技法で表現する〈鮨いつつ〉。銀座に来たからには、いつもより少し羽をのばして友人との食事やハレの日、自分へのご褒美に一度は訪れてみて!

information
鮨
鮨 いつつ

住所:東京都中央区銀座3-12-8 伏谷ビル1F
電話番号:050-5486-3674
営業時間:火~金18:00~23:00 ※1部18:00〜、2部20:30〜。2時間30分制、 土日祝13:00~15:00(ランチ)、17:30~22:30 ※1部17:30〜、2部:20:00〜。2時間30分制
定休日:月
席数:12席
完全予約制(前日まで可)、現金不可。

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