【群馬】宿付きイタリアンの朝食は、なんと「おかゆ」! フーディ注目の宿〈VENTINOVE〉

【群馬】宿付きイタリアンの朝食は、なんと「おかゆ」! フーディ注目の宿〈VENTINOVE〉
【群馬】宿付きイタリアンの朝食は、なんと「おかゆ」! フーディ注目の宿〈VENTINOVE〉
FOOD 2024.09.02
フードライター渡辺“P”紀子さんに朝食が印象的だった群馬の宿泊可能なイタリアンを教えてもらいました。
photo_MEGUMI text_Michiko Watanabe, Hanako
渡辺“P”紀子(フードライター)

わたなべ・ぴい・みちこ/〈文化出版局〉を経てフリーの料理記者に。弊誌ほか雑誌や広告冊子、食関連の単行本等の企画・編集に携わる。著書に『人間国宝という生き方』(淡交社)。

地元・群馬の食材尽くしで供される、もち米のかゆと洗練の品々。

VENTINOVEの外観

群馬県の北部に位置する川場村。〈VENTINOVE〉は、イタリア語で29。そう、ニクである。宿は小さな部屋1つのみ。2人での宿泊がおすすめだと店主は言うが、仲良しさんなら4人まで。薪火で豪快に焼いたビステッカを、ワイン片手にたらふく食べたあとは、もうぐっすり眠るだけ。あ、食事の前に近くの日帰り温泉に行くのもいい。なにしろ、群馬は温泉県でもあるのだから。

VENTINOVEの朝食
食材はすべて、地元産の中でも「店から車で30分くらいまで」のものを使う。煮花豆、ふき味噌などのほか、シェフのお母様の特製漬物も。

川のせせらぎを聞きながら眠れるなんて、ホント素敵。朝は鳥たちが起こしてくれる、夢のような宿である。お楽しみの朝食は、朝日を浴びながら。タイの街角で出合った味にヒントを得た地元産もち米のおかゆに、下仁田ポークで作ったイタリアのローストポーク・アリスタや、竹内悠介シェフのお母さん手製のお漬物など、温かくもてなされる。イタリアンだから、イタリアン朝食かと思いきや、おかゆにお漬物ってとこが竹内夫妻のセンスのよさだなぁ。がっつりお肉を食べた翌日の五臓六腑にしみわたる。いいレストランにいい宿。ありがたい存在だ。

VENTINOVE

住所:群馬県利根郡川場村谷地2593-1(土田酒造敷地内)
TEL:なし
定休日:水木休
宿泊:宿泊/1泊1名36,000円~(1部屋のみ。2~4名)※予約は「テーブルチェック」のみで、2カ月先まで可能。https://www.29ventinove.com/
朝食は宿泊者のみ提供。ディナー利用は15,500 円と18,500 円の2コースあり。

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