富士山と海を一望!完全予約制の絶景バスカフェ〈The Old Bus〉

富士山と海を一望!完全予約制の絶景バスカフェ〈The Old Bus〉
富士山と海を一望!完全予約制の絶景バスカフェ〈The Old Bus〉
FOOD 2024.07.29
日本一高い山富士山は、その山容も美しく多くの人々を魅了しています。そんな富士山を駿河湾越しに眺められる完全予約制のカフェ〈The Old Bus〉を紹介します。
photo_Takanori Hirose text_Rieko Nagai

バスの窓から駿河湾に浮かぶ富士山を眺めるカフェ〈The Old Bus〉

伊豆半島の付け根、沼津市西浦の海岸にその場所はある。番地はない。

富士山が見えるカフェThe Old Bus
駿河湾越しに富士山が見える最高のロケーション。バスは1979年生まれ。バーになる前は、静岡県浜松市にある〈遠州鉄道〉にて、観光バスとして働いていた。

この古いバスはその昔、横浜の埠頭に置かれていた。アートと音楽を愛するマスターがこのバス内でバーを営み、30年もの月日を重ねた。

2018年、バスは移動を余儀なくされ、マスターはバスを手放すことに。バーのお客だった現オーナー夫妻が「自分たちにとって大切な空間だから」と引き継ぐことを申し出て置く場所を探し、縁あって沼津にやってきた。古い趣を残して壁や床を修復。ステップを上り車内に入ると、懐かしさに包まれる。

The Old Busの店内
天井には名刺やカードがびっしり。中にはバーの頃からあるものも!

チルアウトスペースとして営業するバスの利用は予約制。公式ホームページから問い合わせて予約すれば、バスの内外で2時間ほど過ごせる。料金には1000円までのドリンク一杯を含む。コーヒーのほか、「自家製塩のソルティドッグ風レモネード」「自家製ジンジャーシロップで作るジンジャーエール」など、オリジナルメニューが充実。アルコール類の用意もある。

The Old Busのドリンク
一番人気は8種のスパイスで作る「特製スパイスチャイ」600円。

窓の外に広がる昼間の青い景色もいいけれど、夕暮れ時にも良さがある。富士山が夕日に染まり、車内のランタンに灯がともれば、バスがバーだった頃にタイムスリップしたかのよう。日常を忘れるのにこれほど最適な空間は、なかなかないはずだ。

The Old Bus

バスの目の前にある海は、波が穏やかなことが多いそう。バスの利用時には、浜辺に降りて水と戯れることもできる。

The Old Bus

住所:静岡県沼津市西浦久料
TEL:非公開
営業時間:10:00~22:00(21:30LO)
定休日:不定休
席数:14席
HP:https://theoldbus.net/
利用料金1人1,000円(要予約)。支払いは現金のみ。

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