TOWN&CITY GUIDE 蔵前の魅力#4 押さえておきたいごはん屋5選

FOOD 2024.05.08

古くから続く問屋街が元気に残り、“江戸っ子”らしい人情深さが今も感じられる蔵前。近年は若き職人が始めたショップや、NYスタイルの飲食店に老若男女問わず人があふれ、アップデートされた“下町っぽさ”を感じるユニークな街だ。今回は蔵前で押さえておきたいごはん屋5軒をピックアップ。

INDEX

1,蔵前っ子のブレイクタイムにNYスタイルのピザ。〈Maple Pizza〉

LAでスケーターが営むピザ屋に感化されたシェフが、日本でのアメリカンスタイルピザショップの先駆け〈PIZZASLICE〉で8年修業し、2022年6月にオープン。ワンカットからテイクアウトで購入できるピザは、地元住民のおやつとして愛されている。

2,古き良き下町に浸透する次世代アメリカンスタイル。〈CRANE HOUSE SANDWICH SHOP〉

末広町の〈BURGER & MILKSHAKE CRANE〉の姉妹店。スタッフが現地まで視察に行ってレシピを研究したサンドイッチやニューヨークの屋台飯オーバーライスの味わいは本場さながら。母国の味を求めて訪れる外国人も多い。

3,おいしさを追求して玄米の概念を変えていく。〈YUWAERU 蔵前本店〉

炊いてから数日間熟成させた「寝かせ玄米」をはじめ、伝統的な食文化と現代の食文化を融合した健康でおいしい食事がいただける。ランチは定食屋、ディナーは酒場として、無添加の食材にこだわったメニューを提供。

4,人情味のあふれる会話が飛び交う蔵前っ子の社交場。〈そば八〉

ピリ辛の葉山葵とうずらの卵が絶妙に合う「葉わさびせいろ」。880円。
ピリ辛の葉山葵とうずらの卵が絶妙に合う「葉わさびせいろ」。880円。

50年にわたり蔵前、浅草橋の移り変わりを見守る老舗蕎麦屋。毎日でも通いたくなる飽きのこない蕎麦のおいしさと安さを提供する。夜の酒場営業では蕎麦湯割りが名物で、つまみも種類豊富。昼から夜まで、地域に愛される店だ。

5,ギンガムチェックの店内と郷土料理で、気分はアルザス旅行。〈Gentil〉

2009年にオープンしたアルザス料理を中心としたビストロ。常連のリクエストに応えたことで増えたというメニューの数は約40種類で、オリジナルメニューも豊富だ。ワインも全てアルザス産。

photo_Hikari Koki,Miyu Yasuda,Yuki Sonoyama illustration_Yosuke Yamauchi text_FIUME Inc.

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