「私のお気に入りの一軒」を見つけて! 【京都】こだわりがぎゅっと詰まった、おすすめブックカフェ2軒
おいしいグルメをおともに心ゆくまで読書に没頭…そんな寛ぎの時を過ごせるブックカフェ。今回は、鉄道や旅、猫好き必見の町家カフェをはじめ、京都のおすすめ2軒をご紹介します。
1.〈ホホホ座 三条大橋店〉/三条
三条大橋のたもとに立つ〈ホホホ座〉の最新店。本は“手に取りやすいもの”という緩やかなルールのもと、新書や古書、リトルプレスなどをバランスよくセレクト。
愛猫との日々を綴った詩画集。
1980~90年代の音楽に明るい2人の対談形式の案内書。
気象学者が世界の風を画家nakabanさんの絵と散文と共に紹介。
西陣〈たま茶〉のハーブティーや北白川のカレー店〈ガラムマサラ〉のスパイシーな手焼きせんべいなど、旅のお土産にぴったりのアイテムも取りそろえる。本棚の傍らには「購入した本をすぐ楽しめるように」と小さな喫茶スペースを用意。
鳥取県の〈ミエポンプコーヒー〉焙煎のコーヒーや自家製カレー、ラム酒を利かせたパウンドケーキなど、本を片手に楽しみたいメニューがたくさん。
2.〈古書と茶房 ことばのはおと〉/紫野
本好きのオアシス的存在のブックカフェが昨夏、路地裏の町家にお引っ越し。小さな庭を望む畳敷きの空間には、ちゃぶ台のほかじっくりと本の世界に浸れる自習室風のカウンター席も。押入れや床の間などを上手に利用した本棚には、暮らしまわりの雑誌や書籍、小説、絵本や児童書など幅広い作品が。なかでも鉄道と旅を愛するご主人と、愛猫家の奥様の“好き”が色濃く反映された棚は見応えたっぷり。
思わずクスリと笑ってしまうユーモラスな猫たちが主役。
「少年の成長物語なのですが、思想がとても心に残っていて。時折読み返したくなるバイブル的な一冊です」とご主人。
地の素材にこだわった手づくりのごはん、たっぷりのフルーツの上に愛らしい猫モチーフのアイスをのせた「にゃんこパフェ」など、フードも個性派ぞろい。
(Hanako1154号掲載/photo : Yoshiko Watanabe text : Azusa Shimokawa)