私のオンリーワンショートケーキ 林家つる子さん真打昇進!師匠・林家正蔵とお祝いで食べるハレの日ケーキの最適解
FOOD 2024.03.21
9代・林家正蔵さんと、2024年春、真打に昇進する林家つる子さん。お祝いに食べたショートケーキは正蔵さんの思い出のひと品でもありました。
〈近江屋洋菓子店〉の苺サンドショートは思い出のハレの日ショートケーキ
9代・林家正蔵に2010年に入門し、愛嬌たっぷりの笑顔と女性目線で落語を刷新する気風の良さでも注目を集め、この春、真打に昇進する林家つる子。師弟でちゃぶ台を囲むことは、そうそうないことと照れ合いながらも、お祝いのショートケーキを二人でつついてもらった。
高座の入り時間前に、師匠とラーメンやそばを並んでパパッと食べることはよくありますが、こんなに改まって、こんなにかわいらしいケーキをいただく日がくるなんてびっくりしてます! うれしいです!
しかも〈近江屋洋菓子店〉のショートケーキは僕の思い出のひと品。かつて自分が真打に昇進した際に、いろんな師匠方のところにご挨拶へ伺ったんだけど、古今亭志ん朝師のご自宅を訪れたら〝これをお上がりなさい〞とこのケーキを出してくださったの。師匠が甘いものを出してくれるなんて珍しいこと。あれ、僕のために用意してくれていたのかなあ。ケーキを2つも3つも〝食べろ、食べろ〞と言われてね。若かったから全部いただいたけど、食べるのに必死で味もなにも覚えてない(笑)。でも、うれしい、ありがたい味だったな。
私も今日の思い出の味を大切にしたいです。小さい頃からショートケーキは家族で食べるお祝いの味という印象です。
クリームの白と苺の赤がおめでたい、とても縁起のいいハレの食べ物だね。つる子ともお祝いができてよかったよ。
近江屋洋菓子店
住所:東京都千代田区神田淡路町2-4
TEL:03-3251-1088
営業時間:9:00~19:00(日祝10:00~17:30)
定休日:無休(喫茶休業中)