ひと笑い前の腹ごしらえに。なんばグランド花月周辺のうまい店3選

FOOD 2023.08.22

笑いの殿堂、なんばグランド花月は大阪観光では外せないスポット。朝昼晩いずれの公演を観るとしても、開演ギリギリではなく、ちょっぴり早めになんば入りし、ここにしかない大阪の魅(味)力を味わって帰らなきゃもったいない。

INDEX

レトロモダン極まる、大阪の至宝的純喫茶〈純喫茶アメリカン〉 。

まずは〈NGK〉前を北上し、道頓堀の方へ。ザ・観光地なイメージのエリアだが、実は創業70年を超える老舗も多く、昭和21年創業の〈純喫茶アメリカン〉もその一軒。絨毯敷きの店内に煌めくシャンデリア、らせん階段の奥には音楽ホールのようなレリーフが飾られていたりと、純喫茶としては規格外のゴージャスさ。開演までのひと時を優雅に過ごさせてくれるはず。

薄焼き卵に包まれた唯一無二のしゅうまい〈一芳亭 本店〉。

ひと笑い前の腹ごしらえなら〈NGK〉を南へ。厨房機器の店が並ぶ道具屋筋を抜けるとそこは、今やオタクの聖地でもある日本橋。その一画に「華風料理」の看板を掲げる〈一芳亭〉の名物は、薄焼き卵で包まれた唯一無二のしゅうまいだ。ふんわり柔らかなひと口サイズで、淡路島産の玉ネギの甘みと、海老と豚のミンチの旨みが程よく混じり合う、これぞ大阪ミナミの味。

大阪産黒毛和牛の圧倒的な肉の旨みを堪能〈洋食あじと〉。

ミナミといえば、大阪府の南に位置する阪南市では、日本で唯一の大阪産の黒毛和牛が育てられている。〈洋食あじと〉のハンバーグは、その和牛「なにわ黒牛」100%。しかも極あらびきの肉々しい食感と、とてつもなく長い旨みの余韻は感動モノ。これもまた、なんばでしか出会えない味だ。

photo : Yuto Yamamoto text : Takashi Matsumoto

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