エキスパートが真剣に選ぶ！東西スイーツリレー “和菓子の日”に食べたいNEO和菓子3選｜和菓子、ネオ和菓子専門家・安原伶香

こんにちは！和菓子・ネオ和菓子専門家の安原伶香です。
みなさん、6月16日が「和菓子の日」ということはご存知でしょうか？和菓子の日は、嘉祥元年（平安時代前期）の6月16日に厄除けや健康招福を祈願し、16個のお菓子やお餅をお供えしたことが起源とされています。

ということで、今回は「和菓子の日」にちなんだ、いまの時期に食べたいNEO和菓子をご紹介します！

1品目は、永遠のアイドル「ペコちゃん」でおなじみの〈不二家洋菓子店〉より、6月16日「和菓子の日」に発売される期間限定商品「いっしょに！Smile Switch！ほっこり焼き芋のもっちりミルキーロール」。なんとこちらは、不二家が「ケーキで世界をもっとハッピーにしたい」を活動テーマとして、昨年9月に立ち上げた「スマイルスイッチ部」と、私がプロデュースする〈大三萬年堂HANARE〉とのコラボスイーツなのです！
ほっこりやさしい甘みの五郎島金時の焼き芋ペーストを使用した焼き芋クリームと、なめらかなミルキークリームを2層にして重ね、中央には五郎島金時の焼き芋ペーストをたっぷりと挟み、さつまいもの皮をイメージしたミルキーロールスポンジ生地で包みました。
さらに、ロール生地とクリームの間にはもちもち求肥をしのばせることで、より和菓子らしい味わいをお楽しみいただけます。
昔から大好きだった不二家の「ミルキークリームロール」をベースにさせていただくということで、味のおいしさはもちろん、使用する素材や仕立て、見た目など細部にまでこだわらせていただきました。

パッケージも焼き芋カラーをベースにした本商品オリジナルのデザインで、キャラメル包みでかわいく仕上げております。

6月の旧暦名がついた和菓子“水無月”とレアチーズケーキをあわせた「水無月風フロマージュ」。
そもそも水無月とは、ういろうに小豆をのせて固めた三角形の和菓子で、ういろうのモチモチ感と小豆のほっくり感のバランスが楽しい1品です。
そんな水無月とレアチーズケーキを掛け合わせ、洋風にアレンジした「水無月風フロマージュ」は、本家の水無月を超えるほどのおいしさ。小豆とレアチーズケーキの相性が抜群で、さらにマロンクリームと抹茶が加わることで上品な味わいに仕上がっています。和菓子が苦手な方でも食べやすい進化系水無月スイーツです。

日常に溶け込む和菓子をテーマにした和菓子カフェ〈かんたんなゆめ〉でいただけるアートのような美しい和菓子「紫陽花-七変化-」。
梅雨の時期にぴったりな紫陽花を模したこちらは、梅錦玉と白餡で仕立てた瑞々しくさっぱりとした和菓子。梅とレモンの優しい風味となめらかな白餡のバランスが絶妙です。
また、レモンとクリームチーズを使用したチーズケーキのような「嬉々」は人気No.1の商品。季節の移ろいに合わせてデザインも変化するので見た目から楽しめます。クリームチーズを使用しているので日本茶だけでなく、コーヒーやお酒との相性も抜群です。
「ピスタチオ羊羹」は香り高いピスタチオを贅沢に使用しホワイトチョコレートや抹茶を合わせて水羊羹のような味わいに仕上がっており、まるで洋菓子のムースのような滑らかさが特徴的。
アートのような和菓子、気になります！