文豪も愛した老舗ホテルの喫茶店も。 アメリカ発のコーヒートレンド「コールドブリュー」を、老舗喫茶で楽しむ!
FOOD 2018.03.01
アメリカ発のコーヒートレンド、コールドブリュー。ゆっくり時間をかけて水で抽出した「水出しコーヒー」を老舗喫茶で楽しみませんか?文豪も愛した、とっておき空間のホテルの喫茶店などオススメの2軒をご紹介します。
1.12時間かけて抽出した「水出しコーヒー」が楽しめる〈Coffee Parlor HILLTOP〉/御茶ノ水
池波正太郎も愛した、〈山の上ホテル〉の喫茶店。
アールデコ調のインテリアが配された、優雅な雰囲気。池波正太郎が描いた絵も飾られる。
店内には、3台の水出しコーヒー用の抽出器具が鎮座する。
季節や気温に関係なく、一年中味を均一に保つために氷水を使用している。水出しは、カフェインが少ないのも特徴。
上に氷水を入れ、12時間かけて一滴一滴抽出。さらに一晩寝かせて味をなじませてから提供するコーヒーは、雑味やえぐみが少なく、すっきりとした苦みが広がる。
水出しコーヒーを使ったスイーツも人気。
2.豆の風味を生かした独特の抽出方法で淹れる〈Coffee 凡〉/新宿
新宿東口駅前に店を構えて30年以上。自家焙煎の芳潤な香りに包まれる店内は、1,500客を超えるアンティーク食器のコレクションが目を引く。
細かく挽いた豆とよく冷やした水を合わせて、空気に触れずに冷蔵庫で保管後、ネルフィルターで一気に漉して仕上げる。
炒りたてのブラジル、コロンビア、モカの豆をブレンドし、熱を加えずに丸一日かけて作るアイスコーヒーは、豊かな風味とクリアな味わいに衝撃。
有田焼などの器で供されるのも素敵。
(Hanako1150号掲載/photo : Michi Murakami text : Emi Suzuki)