甘みや旨み、飲みやすさが魅力! こだわりの国産紅茶が楽しめる!京都のお茶カフェ3軒
渋みや苦みが少なく、その飲みやすさで注目されている国産紅茶。日本茶だけでなく紅茶も人気の京都で、京都産や国産の紅茶が楽しめるお茶専門店3軒をご紹介します。
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1.緑茶に近い味わいの飲みやすさが人気な「京都紅茶」が楽しめる〈茶房 竹聲〉/墨染
落ち着いた店内は、カウンターとテーブル席。
1879年創業の〈椿堂茶舗〉が営む店では、抹茶や玉露、煎茶と並び「京都紅茶」も扱っている。京都府南部の茶の名産地・和束町で育てた最高級の緑茶品種から仕上げたオリジナルの紅茶だ。
「雑味がなく、まろやかで甘みのある仕上がりになっていると思います」と話しながら、5代目の茶師、武村龍男さんが丁寧な手つきで淹れてくれる。
京都紅茶800円(税込)。
渋さが控えめで、ほんのり甘みがありながら、すっきりとした後味。
大納言納豆入りの落雁など生菓子付きは900円。和菓子も素材にこだわった自家製。
落ち着いたしつらいが醸す空気とともに、京都ならではの味をじっくり堪能してほしい。
茶房手前の〈椿堂茶舗〉では茶葉の販売も。
京都紅茶(45g)1,080円、ベニシアブレンド京都紅茶(30g)648円(各税込)。
2.店主が選りすぐった珍しい国産紅茶が楽しめる〈MissliM Tea Place〉/河原町丸太町
イギリス領時代のインドをイメージしたという内装は、オリエンタルな雰囲気。
「季節ごとに試飲をして、自分がおいしいと思える茶葉を厳選して仕入れています」と店主の浅井保幸さん。インドやスリランカ産の紅茶と共にメニューに並ぶ国産紅茶は、熊本県の「水俣紅茶」と鹿児島県の「屋久島紅茶」(各780円・税込)。どちらも渋みは少なく、それぞれ甘さと爽やかさのある味。
コットンフィルターに茶葉を入れ、ゆっくり蒸すようにして淹れていく。
ヨーロッパでよく使われるというコットンフィルターで、茶葉の動きを見ながら、抽出時間を確認しつつ、一杯一杯丁寧に淹れてくれる。その真摯な姿勢からは、京都の紅茶好きが足繁く通う理由が伝わってくる。
爽やかな風味の「屋久島紅茶」と、熱々のアップルパイ550円(税込)。
大通りに面していながら静かな店内。
3.京都の紅茶文化を牽引する老舗〈Sir Thomas LIPTON 三条本店〉/三条
創業は1930年という、その名を知らない人はいないほどの老舗のティーハウス〈リプトン〉。ロイヤルミルクティーを初めて日本で提供した店として有名だ。
日本で初めて提供したという「ロイヤルミルクティ」680円。
本国イギリスの紅茶がそろうのはもちろん、地産地消を目指し、京都産の紅茶も提供している。京都府の南にある和束町で育てられた、すっきりとした後味の「みき」と、甘さとほんのりと渋みのある「みおく」の2種あり。
併設のショップでは茶葉が購入できる。京都和束紅茶「みおく」(右)、「みき」(左)各1,080円(各税込)。
どちらもスイーツと一緒に、さらに、ランチやディナーの後の一杯として、京都の人々に愛されている。
京都和束産紅茶と同じ産地の抹茶を使った「抹茶ティラミス」のセット1,080円。
(Hanako1145号掲載/photo : Sadaho Naito text & edit : Kaori Hareyama)