店主のおすすめを数珠つなぎで紹介! 本格スパイスにファン急増中!【東京】チャイがおいしい名店4選
ミルクティーにスパイスが効いたチャイは、カレー屋さんの食後の大定番。ちょっと脇役なチャイだけど、ファンは多し。知られざる東京都内のおいしいチャイを巡ってみました。Hanako特別編集『私が知りたいお茶のこと、すべて。』よりお届け。
紅茶とミルク、スパイスの絶妙バランスを楽しんで!
日本でチャイと呼ばれているのは、北インドのマサラチャイのこと。「もともとグレードの高い茶葉はイギリスへ渡ってしまい、残りの茶葉をおいしく飲むためにミルクで煮出し、体を温めるスパイスを加えたのが始まり」と話してくれたのは、〈エヌ・ハーベスト〉の鈴木裕さん。
今ではCTC(Crush 押しつぶす・Tear 引きちぎる・Curl 丸める)製法の茶葉を使用することが多い。日本では、カレーのあとに楽しむのが定番で、ちょっぴり脇役的な存在。インド国内ではどこでもチャイスタンドがあり、いつでも手軽に楽しむことができる。今回は、おいしいお店がオススメする店なら間違いない!というわけで、おいしいチャイの“数珠つなぎ”が実現。紅茶専門店〈チャイブレイク〉水野学さんからスタートです!
1.たっぷりの茶葉を使用した風味豊かなチャイ。〈chai break(チャイブレイク)〉/吉祥寺
産地や季節の特徴を熟知した水野学さんが提供する“旬の紅茶”が楽しめる。丁寧に手鍋で煮出したチャイは、しっかり茶葉の風味が感じられ、ミルクのまろやかさとスパイスの香りが広がる。シナモン、カルダモン、クローブ、ナツメグ、ジンジャー、ブラックペッパーの6種の「オリジナルチャイ」770円。
〈chai break(チャイブレイク)〉
■東京都武蔵野市御殿山1-3-2
■0422-79-9071
■9:00(土日祝8:00)~19:00 火休
■16席
2.オーガニックスパイスを使った料理教室後のチャイも大人気。〈N. HARVEST(エヌ・ハーベスト)〉/西荻窪
オーガニックスパイスと紅茶の販売店。月に5回ほど開かれるインド料理教室は大人気だ。その食後にいただけるチャイのファンも多い。ミルクではなく豆乳を使った優しい味のチャイは、カルダモン、ジンジャー、シナモン、クローブが入り、ラストにサフランを添えて。ドライフルーツとも相性抜群だ。
〈N. HARVEST(エヌ・ハーベスト)〉
■東京都杉並区松庵3-31-17
■03-5941-3986
■11:00~19:00 月休
3.手軽なインド料理が楽しめる人気店のシンプルなチャイ。〈大岩食堂〉/西荻窪
ワインとともに南インドのカレーが楽しめる、バルのようなカジュアルな雰囲気が人気の〈大岩食堂〉。インドの本格的な茶器で提供されるチャイは、アッサム茶葉に、カルダモン、ジンジャー、シナモン、クローブをミックスしたシンプルであっさりした味わい。400円。
〈大岩食堂〉
■東京都杉並区西荻南3-24-1 西荻マイロード内
■03-6913-6641
■11:00~14:30LO、18:00~21:00(金土のみ)月休
■14席
4.女性に優しいチャイは体を温めるジンジャーがたっぷり。〈SPICY CURRY 魯珈(スパイシーカレー ろか)〉/新大久保
国内のカレー屋さんを食べ歩いたという齊藤絵理さんがひとりで切り盛りする〈魯珈〉。チャイに使うスパイスは、カルダモン、シナモン、クローブ、ブラックペッパー、ジンジャーだが、「女性に喜んでほしい」とジンジャー多め。体の芯から温めてくれる、寒い季節にはうれしい女性のためのチャイだ。300円。
〈SPICY CURRY 魯珈(スパイシーカレー ろか)〉
■東京都新宿区百人町1-24-7 シュミネビル1F
■03-3367-7111
■11:00~15:00(火木~14:00、17:00~20:00)土日祝休
■9席
おうちで楽しむなら!たっぷり作って長く楽しむ、自家製チャイブレンド。
インドの国民的な飲み物をおうちのカフェタイムで再現!!カレーを食べたあとはもちろん、体を温める時にもぴったりです。
【材料(作りやすい分量)】
・アッサムティーの茶葉…70g
・シナモンスティック…3本
・カルダモン、クローブ(ホール)…各7g
【作り方】
1.シナモンスティックは1cm角くらいに砕く。殻をむいたカルダモンの中の粒と、クローブを麵棒などで潰す。
2.保存瓶に1とアッサムティーの茶葉を入れてよく混ぜ合わせる。
「ホットチャイ」の作り方
鍋に水を100ml入れて沸かし、自家製チャイブレンドを大さじ1入れて弱火で2分ほど煮出し、牛乳150mlを加えて沸騰直前まで温める。好みで砂糖を加える。
【MEMO】
スパイスはホールを使うほうが香りが豊か!牛乳に直接茶葉を入れて煮出すと、茶葉が開きにくくなるので、一度湯で煮出すのを忘れずに。