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熱々のたい焼きを持って街ブラ。 【人形町】「甘酒横丁」で一度は食べたい名物グルメ3選!東京観光や散歩にはずせないおすすめスポット。
風情溢れる街並みが楽しい人形町は都内で人気のエリア。そんな人形町でも特に人気なスポットが「甘酒横丁」。美味しそうなお店が沢山軒を連ねています。今回はそんな甘酒横丁でも一度は食べたい名物グルメをご紹介!
1.〈鳥忠〉の「親子焼」

鴨レバーペースト(左)510円。鶏よりもややクセのある鴨レバーを、食べやすく仕上げたペースト。
江戸時代は歌舞伎小屋やお茶屋などでにぎわっていた、日本橋人形町。鶏肉専門店〈鳥忠〉が創業したのは、日本橋川に架かる現在の〝日本橋〟が完成した年。関東の玉子焼は甘みが強く、関西はだしがきいてしょっぱいのが主流といえるが、〈鳥忠〉の玉子焼は甘じょっぱくて、だしもたっぷりな、いいとこ取り。焼きたてのふわふわとした食感は格別だけれども、一晩おいてしっとりと落ち着いた味わいも捨てがたい。この玉子焼から派生したのが、昔から変わらない秘伝だしを使った、鶏ひき肉入りの「親子焼」だ。
〈鳥忠〉
■東京都中央区日本橋人形町2-10-12
■03-3666-0025
■9:00~19:00(土~18:30) 日祝休
(Hanako1177号掲載/photo : Nao Shimizu text :Akane Watanuki edit : Seika Yajima)
2.〈柳屋〉の「高級鯛焼き」
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3代目のご主人が営む、創業100年を超える老舗。看板の鯛焼きには当日炊きの餡だけを使う。北海道・十勝産の小豆を、昼からの営業に向け早朝から4時間かけてじっくりと炊く。焼きたてはパリッと、時間が経つとふわっとする皮は、卵を使わず小麦粉と砂糖だけ。ほんの少しの膨張剤を加えることが美味の秘訣とか。
シンプルで飽きない味だけに毎日並ぶ常連客も多い。
(Hanako『ふだんづかいの大銀座』掲載/photo : Kayoko Aoki text : Kimiko Yamada)
3.〈芳味亭〉の「ビーフスチュー」

昭和8年、横浜ニューグランドホテルで洋食を学んだ創業者・近藤重晴シェフが開店。ホテル仕込みの丁寧な仕事を受け継ぎ、現在は5代目の社長が店を担う。
2018年12月に移転リニューアルし、洋風の一棟建てになった店内では、名物の「ビーフスチュー」をはじめ、カニクリームコロッケやハヤシライスなど、創業当時からのロングセラーがグレードアップして登場。
(Hanako『ふだんづかいの大銀座』掲載/photo : Kayoko Aoki text : Kimiko Yamada)