ヘルシーおつまみにもおすすめ。 野菜がもりもり食べられる簡単レシピ3選!料理家さんがご当地フードをアレンジ。
料理家さんたちが提案する、日本各地のストックフードを使った簡単レシピの連載をコツやポイントとともに紹介します。今回は、野菜をおいしく食べられる簡単レシピをご紹介します。食卓の一品からおつまみにもおすすめです。
1.「小松菜と酒盗の炒め物」味つけは酒盗だけ。火を通すことで調味料に早変わり!
■材料(1〜2人分)
小松菜....1/2袋
しょうが....1/3片
酒盗.....小さじ1
ごま油....小さじ1
酒...小さじ2
コショウ....適量
1.しょうがは千切りに、小松菜は食べやすい長さに切る。
2.フライパンにごま油を温め、1のしょうがを炒める。香りが出たら酒盗を加え、さらに炒める。
3.小松菜の茎を入れて炒め、次に葉を加え、酒をふりかけて、さらに炒める。最後にコショウを振り、器に盛って完成。
今回のストックフードは…「土佐の廣丸 酒盗土佐造り 甘口」/丸々と太った鰹の胃袋のみを使用し、高知の海水塩、みりん、酢、砂糖とともに6ヶ月間樽で熟成させることで、シンプルでいて極上の塩辛に仕上がった。
レシピを教えてくれた先生は…夏井景子(なつい・けいこ)/1983年、新潟生まれ。板前の父と料理好きの母の影響で、食べること、作ること、食べてもらうことが好き。料理研究家として活動中。
(Hanako1177号掲載/photo:Chihiro Oshima text & edit:Kayo Yabushita)
2.「ナスのなんばん味噌のはさみ揚げ」ナスにピリ辛味噌を挟んで揚げるだけ!ビールのおつまみに。
■材料(2人分)
ナス…3本
なんばん味噌…大さじ1
片栗粉…適量
ししとう…1本
揚げ油…適量
1.ナスを1cm幅の輪切りにする。
2.ナスの片面だけに片栗粉をつけ、その上になんばん味噌を薄く塗り、片栗粉のついた面を重ねて挟む。
【Point】ナスに片栗粉をつけておくと味噌がはがれない。味噌が外にはみでないよう縁まで塗りすぎないこと。
3.170度に熱した油できつね色になるまで揚げる。ししとうは切れ目を入れて素揚げにする。
4.油を切ってから、食べやすい大きさに切り、お皿に盛る。
今回のストックフードは…「越後なんばん味噌」/自家製の米味噌に、たっぷりの青じそと採れたての青唐辛子を入れ、手づくりで丁寧に仕上げた、新潟の夏の味。青唐辛子が採れる6月から10月までの夏季限定。
レシピを教えてくれた先生は…夏井景子(なつい・けいこ)/1983年、新潟生まれ。板前の父と料理好きの母の影響で、食べること、作ること、食べてもらうことが好き。料理研究家として活動中。
(Hanako1175号掲載/photo:Chihiro Oshima text & edit:Kayo Yabushita)
3.「かぶと金柑、つやこブルーのマリネ」ワインに合う前菜がさっと作れて、しかも味は本格派!
■材料(2人分)
かぶ…1個
金柑…1個
つやこブルー…30g
(A)
白ワインビネガー…大さじ1
レモン果汁…少々
EVオリーブオイル…大さじ1
塩…適宜
コショウ…適宜
1.かぶは皮をむいて一口大に切り、水にさらしてから水気を切っておく。金柑は薄切りに、つやこブルーは小さくちぎる。
【point】かぶは食感を残すため、厚めの乱切りにするといい。調味料は手で よく揉み込むとおいしく仕上がる。
2. 1と(A)をすべてボウルに入れ、手でよく揉み、冷蔵庫に10分ほど置いて味をなじませる。
3.皿に盛り、お好みでクルミを散らして、はちみつをかける。
今回のストックフードは…「つやこブルー(ブルーチーズ)」/滋賀県の牧場で作られたブルーチーズ。ミルクの風味が優しく感じられ、とてもまろやか。そのまま食べると弾力があり、火を通すとホロホロとした食感に。
レシピを教えてくれた先生は…一之瀬 敬(いちのせ・けい)/建築設計から飲食業へ。鎌倉・長谷の名店〈ESSELUNGA〉のスーシェフ、フロアマネージャーを経て自然派ワインバー〈BeauTemps〉店主に。
(Hanako1184号掲載/photo:Chihiro Oshima text&edit:Kayo Yabushita)