どらやきから最中まで。 ビジネス手土産にもおすすめ!【銀座】名店の手土産和菓子4選
日本らしい美的センスが宿る和菓子。 世界中から注目されてブーム到来の和菓子の魅力を大銀座から発信!ここ数年、抹茶やほうじ茶にフォーカスした新スタイルのお茶カフェが増えているなか、お茶に合う和菓子にも話題が集まっています。そこで今回は、銀座で食べ歩き、銀座を学び、茶道にも精通する、レストランPRの山時慶子さんがおすすめする逸品をご紹介します。
1.京都の老舗料亭が手がけた風情あるおもたせ。〈紫野和久傳 松屋銀座店〉の「れんこん菓子 西湖(せいこ)」
蓮粉(れんこんのでんぷん質)のもちもちとした口あたり、和三盆の甘みに品が感じられる。美しい湖に咲く蓮の花をイメージした逸品で風情漂う同店を代表するおもたせ。「とぅるんとした爽やかな食感が楽しい」。竹籠10本入り4,104円(税込)。
〈紫野和久傳(むらさきの わくでん)松屋銀座店〉
■東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 B1
■03-3567-1211 (大代表)
■10:00〜20:00 無休
2.素材の風味を焼き上げる、モチモチなどら焼き。〈銀座甘楽 銀座本店〉の「銀六餅」
風味豊かなつぶあんを、モチモチ食感の香ばしい生地で挟んだどら焼き。「餅米を使ってもっちり焼き上がった薄めの皮とあんがおいしく、日常のおやつに最適」。銀座6丁目にちなんで、こちらの名前がつけられた。5個入り565円(税込)。
〈銀座甘楽(かんら)銀座本店〉
■東京都中央区銀座6-2先(コリドー通り)
■03-3573-2225
■10:00〜21:00(日祝〜19:00)無休(年始除く)
3.鈴の形がかわいらしい、ひと口最中。〈鈴懸 東京ミッドタウン日比谷店〉の「鈴乃最中」
博多で愛され約90年。現代の名工に選ばれた初代中岡三郎の思いを継ぎ、日比谷に進出した老舗。新潟産のもち米「こがねもち」を使った最中は軽やかな食感。「あんもおいしくパクパク食べられてしまう」。すず籠10個入り1,566円(税込)。
〈鈴懸(すずかけ)東京ミッドタウン日比谷店〉
■東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷B1
■03-6811-2206
■11:00〜21:00
4.日本の季節の訪れを繊細に描く和菓子。〈松華堂〉(日本橋三越本店・菓遊庵)の「季節の棹菓子(半棹)」
愛知から届く上菓子は、週に2度入荷の貴重な菓子。しっとり軽めの蒸し菓子と浮島生地、羊羹を重ねた繊細な甘さが特徴。「季節の情景を上品な色彩で表現する和菓子」。821円(税込)。※写真は菜種の里。商品は季節変わり
〈松華堂(しょうかどう)〉
■東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館 B1
■03-3241-3311(大代表)
■10:00〜19:30 不定休
Navigator/山時慶子(さんとき・けいこ)
外食をこよなく愛するレストランPR。20代の頃から本誌を読み込み、端から端まで食べ歩くほどの銀座好き。日本料理を学ぶうち、茶道も究めたいと裏千家に入門。自身の稽古の傍ら、小学生向けの茶道教室やテーブル茶道の講師も務める。朝ごはんは「和菓子と一服」。
(Hanako1184号掲載/photo:Yoichiro Kikuchi styling:Shikiko Ishida Ryutaro Koizumi)