フルーツサンドにあんバターも。 気になるお店が埼玉に集まる!?おしゃれグルメな注目スポット3選【パン&スイーツ編】
今、気になるお店は埼玉にある!?フルーツサンド専門店から名店の味を受け継ぐパティスリーまで。いつか足を運びたい埼玉の注目店から、パン&スイーツが話題のスポットをご紹介します。
1. 〈フルーツパーラー 808〉/草加
見目麗しいルックスが先行しがち、ではある。でも実はフルーツサンドの奥は深い。それはパンとフルーツのバランスが、想像以上に難しいから。どちらかを立てればどちらか立たず。まるで面倒な人間関係のようだが、池田さんいわく「この店は両者のバランスがいいですね。町の商店街の八百屋さんがそれを可能にしているのって、ある種の奇跡じゃないですか」。その言葉を確かめに店を訪れると、元気いっぱいに出迎えてくれたのはオーナーの長浜臣(じん)さん。
「こだわっているのは果物がもつうまみを最大限に引き出すこと。パンもクリームもそのために研究し尽くしました」と胸を張る。果物に関しては言わずもがな。追熟が甘ければ、パンを無駄にしてでも店頭には出さない。構想1年を経て完成したオープンサンドも、この冬デビュー。奇跡の連鎖はまだまだ続く。
(Hanako1182号掲載/photo:Masanori Kaneshita tex&edit:Yoshie Chokki)
2.〈いちあん〉/秩父
あんぱんが名物。なんと5種類のあんこをすべて手作り。つぶあんにアングレーズソースを合わせた「あんバター」、2時間練って作る白あん使用の「ラムレーズンクリームサンド」など、すべてのパンを自家製の酒種で作る。ハード系も薄皮で軽やか。併設のカフェでは野菜もパンもたっぷりのプレートを。身も心も健康的になれる。
Navigator:池田浩明(いけだ・ひろあき)/パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。
※掲載しているパンはすべて取材時のものです。
(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)
3.〈パティスリー アンフィーユ2016〉/大宮
2013年に閉業した〈ホテル西洋銀座〉でシェフパティシエを務めた浦野義也さんが、昨年2月に独立して開いたお店。ホテルの洋菓子を受け継ぐ〈パティスリー西洋銀座〉をディレクションしながら、地元・大宮に溶け込むスイーツを試行錯誤し従来のレシピを再構築。ホテル時代からの愛用品、仏KAOKA社製オーガニックチョコレートを使用するなど材料にこだわる分、素材の組み合わせや配合を工夫してリーズナブルに。この店でしか展開しない品も。
JR・東武・埼玉新都市交通大宮駅からバスで約15分。駐車場あり。プチガトー20種以上のほか焼き菓子も。
(Hanako1126号掲載/photo: Nao Shimizu text: Mariko Uramoto, Hiroko Yabuki, Kahoko Nishimura, Alice Saito)