作り手の愛情がたっぷり伝わってくる。 こだわりの1種類で勝負するパン屋さん5軒。【全国】店主の愛情が注がれた、究極の一品を求めて。

FOOD 2020.03.13

近頃は色々な種類のパンを作るのではなく、こだわりの一点を売る個性的なパン屋さんが急増中。 1種類しか作らないからこそ、そこには店主の愛情がたっぷり注がれていて、食べればその奥深さを感じられる。 自慢の一品で果敢に勝負を挑む話題の店を、5店厳選してご紹介します。

1.その土地で採れた小麦で焼くのが基本です。(田中 秀二さん)〈Bien Cuit〉/高崎

店主自らが栽培の手伝いもしているという〈秋山農園〉の小麦粉に、ルヴァン種を入れて、自作の薪窯で焼いている。口に入れた途端ゴマに似た風味が広がり、シンプルにオリーブオイルをつけて食べても、サンドイッチにしてもおいしい。

〈Bien Cuit〉/高崎

〈Bien Cuit〉
■群馬県高崎市吉井町小暮590
■080-8706-4677
■10:00〜売り切れ次第終了 土日のみ営業(7〜9月休業)
■イートインなし

2.ポップなドーナツを夫婦で作っています。(松川 寛紀さん)〈HUGSY DOUGHNUT〉/聖蹟桜ヶ丘

ハグジーのドーナツは、パン生地で作るイーストドーナツ。全粒粉に小麦粉を独自の配合でブレンドし、小麦の風味を生かすために砂糖は少量で、豆乳を加えて揚げている。フルーツ系や、カレー味などが人気で、一番人気は「ハートの女王」。お店は住宅街の古民家風一軒家。

〈HUGSY DOUGHNUT〉/聖蹟桜ヶ丘

〈HUGSY DOUGHNUT〉
■東京都多摩市関戸2-18-7
■090-6164-1916
■11:00〜18:00 月〜金休
■8席/禁煙

3.牛肉と野菜がゴロゴロ入った大人の味です。(田中 希美さん)〈Zopf カレーパン専門店〉/東京駅

本店とほぼ同じ食材を使い、工場で作っても手作りと同じ味になるよう、1年をかけて完成させた渾身の逸品。十数種類のスパイスを使い、粗めのパン粉を通常より長時間揚げることでスパイシーでカリカリの食感に。

〈Zopf カレーパン専門店〉/東京駅

〈Zopf(ツオップ)カレーパン専門店〉
■東京都千代田区丸の内1-9-1〈JR東京駅グランスタ〉B1
■03-5220-5950
■8:00〜22:00(日、連休最終日の祝〜21:00)無休
■イートインなし

4.パンとカツのマリアージュを楽しんで!(土器屋 優さん)〈PORKS〉/田町

お店をはじめたきっかけは、「ナイフがなくても歯で噛み切れる、柔らかなカツの揚げ方を開発したからなんです!」と土器屋さん。パンに挟んでワンカットで提供するカツサンドは、高級店顔負けのクオリティ。電話予約で18:30まで受け取り可能。

〈PORKS〉/田町

〈PORKS〉
■東京都港区芝5-27-12 金井ビル 1F
■03-6459-4393
■11:30〜17:00(土日〜16:00)火祝休
■イートインなし

5.スリランカの特別なシナモンを使っています。(森 麻里子さん)〈hari〉/田園調布

スリランカで世界一おいしいセイロンシナモンに出会い、年齢を問わず人気のシナモンロール一本に絞ることに。外はカリッ、中はふんわりの絶品食感だが、販売は1日100個限定。シナモンは、スリランカから日本の気候に合わせて買い付けている。

〈hari〉/田園調布

〈hari〉
■東京都大田区田園調布1-4-2
■なし
■11:00〜売り切れ次第終了 月木日休
■イートインなし

(Hanako1182号掲載/photo:Kenya Abe, Kaori Ouchi, Natsumi Kakuto
text:Kumiko Okazaki edit:Yoshie Chokki)

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