舌で溶かして風味を楽しむ食べるバターが衝撃。 今やバターは食べる時代!?日々の食卓に彩りを添えるバター4選【東京】
上質なバターの豊かな旨みや香りが見直され、良質な脂質が健康に好影響を与えることが栄養学的にも証明されて、バターは今や注目の的。今回は塗るバターから食べるバターまで、さまざまなバターをスイーツOLなりさんと菓子作家の土谷みおさんに食べてもらいました。
1.焼きたてトーストに塗って食べたい!〈CARAMELIFE〉/自由が丘
パンのイベントやデパートの催事などで人気のキャラメルペースト専門店が2020年1月25日に実店舗をオープン。砂糖を焼き上げてからバターを加え、さらに焼き上げる2段階製法で製造されるバターキャラメルはスイートからエクストラビターまで5段階。いずれも濃厚なコクが特徴。
〈CARAMELIFE(キャラメライフ)
■東京都目黒区自由が丘1-16-12
■03-6421-4800
■11:00~19:00 水休
2.舌で溶かして風味を楽しむ食べるバターが衝撃。〈CANOBLE〉/都立大学
ヨーロッパのバターを食べる文化を日本にもと誕生。国産の発酵バターにナッツやドライフルーツを練り込み、仕上げにゲランドの塩をほんのり。昔ながらの木製パドルを使って手作業で仕上げるバターは、冷たいまま口に含んで舌の上でじわりと溶ける時の香りと味わいを楽しむべし。
3.フランボワーズペーストを練り込んだ発酵バター〈CANOBLE〉/都立大学
フランボワーズペーストを練り込んだ発酵バターに、イチゴやパパイヤ、マンゴー、キウイ、パイナップル、メロンのドライフルーツを合わせてあると。これもお酒に合いそうな気がします。(なりさん)
4.バター+ラムレーズン+餅の発想が新鮮〈CANOBLE〉/都立大学
食べるバターを使った和菓子が「MOTIF.」。餅生地はぎゅうひ求肥に近い柔らかさ。餅生地も中のバターも甘いから、お抹茶と相性がいいかも。個人的には餅生地が塩大福みたいに塩味でもおいしいんじゃないかなと思います。(なりさん)
〈CANOBLE(カノーブル)〉
■東京都目黒区八雲2-6-11
■03-6421-1861
■11:00~18:00 月休
今回食べてもらったのは…
左・土谷みお(つちや・みお)/2012年、映画を題材に物語性のある菓子を制作する「cineca(チネカ)」を発足。「誰にでもわかる“おいしい”で誰にも作れない菓子」を目標に菓子作りに取り組む。
右・スイーツOLなり(すいーつおーえる・なり)/東京大学大学院理系卒、金融関連企業OLにして日々スイーツを探求する洋菓子マニア。本誌連載「Now Opening」洋菓子レコメンダー。焼き菓子に目がない。
(Hanako1181号掲載/photo : MEGUMI styling : Sumire Hayakawa text : Mutsumi Hidaka)