あの憧れのパンが身近に! 東急東横線で巡る名店ベーカリー4軒。名店出身シェフの独立、巨匠監修など注目店続出!
名古屋の有名店の進出や名店出身シェフの独立など、話題に事欠かない東急東横線沿線のパンシーン。今回は、パン好きが巡りたい名ベーカリー4軒をご紹介します。
1.〈空と麦と〉/代官山
自然栽培とは自然ありのままに育てる農法。肥料も与えない。
「本来、作物の必要とするミネラルは自然が作ってくれている。それは微生物。森に行けば、誰もなにもしてないのに、木や雑草が生えている。それと同じこと」と〈空水ビオファーム八ヶ岳〉の岡本よりたかさん。
とはいえ、堅苦しさはない。カボチャを練りこんだ生地に黒豆を入れた「黒豆パン」。団子のようなもっちり生地から、黒豆とカボチャによる和の甘さがまったり放たれ、なつかしい気持ちになる。
すべてのパンを自家製発酵種で作る志賀勝栄シェフに師事した、店主の池田さよみさんだが、麦を作る人の思いを受け取り、作るパンはあたたかで素朴なものになった。「コンビニで食事を済ませていたOL時代の自分に、この健康的なパンを食べさせたい」と笑う。
〈空と麦と〉
取り置き可。「空と麦とおまかせパンボックス」2,250円(送料別、税込)の取り寄せも。
■東京都渋谷区恵比寿西2-10-7 YKビル1F
■03-6427-0158
■10:00~19:00 月休、火不定休(月により変動あり)
■8席/禁煙
(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo:Keiko Nakajima text:Taeko Terao edit:Kahoko Nishimura)
2.〈Toshi Au Coeur du Pain〉/都立大学
フランスで修業を積んだオーナーが本場の味にこだわったバゲットは、焼きたてを提供するために少しずつ焼いているので、4本以上購入の場合は要予約。購入したパンは2階の系列店のカフェでイートインもOK。カフェオリジナルメニューも必見だ。
〈Toshi Au Coeur du Pain〉
■東京都目黒区中根2-13-5
■03-5726-9545
■6:00~19:00 月火休
(Hanakoシティガイド『気になる、自由が丘。』掲載/photo: Mina Soma, Junsuke Obi text: Satoko Kanai)
3.〈BOULANGERIE NEUF9〉/自由が丘
〈ヴィロン〉をはじめ名店で修業を重ねた平野浩介シェフによる小さなベーカリー。
高加水の生地にするため粉からブレンドし、限界まで水を入れたパンは、時間が経ってももっちりで、水なしでも食べやすいものばかり。
シェフ渾身のチャバタはぜひ一度ご賞味あれ。
〈BOULANGERIE NEUF9〉
■東京都世田谷区奥沢6-12-3
■03-6432-1899
■11:00~20:00 火休、月2回不定休あり
(Hanako CITYGUIDE『自由が丘 百科事典』掲載/photo: Misa Nakagaki, Makoto Kujiraoka text: Akane Imoto)
4.〈Baguette rabbit 自由が丘店〉/自由が丘
駅から離れた立地にもかかわらず、平日でも客足が途切れないこの店は、昨年2月に自由が丘に進出し、話題となった名古屋の有名店だ。
生地を低温で長時間じっくり熟成・発酵させ、小麦の旨味を十分に味わえるパン作りを心掛けるこの店の代表作は、もちもち食感の「ブール」。117%(!)と高い加水率で、その驚きの口どけは、店で試食した人が感動の声を上げるほど。店内の石臼で細かく自家製粉した小麦と、水分の多い生地を扱う職人の技術によって、奇跡の食感が実現されているのだ。
それと人気を分けるのが、味が違う4種のバゲット。そのほか菓子パンなど約80種が並ぶ。目移りするうちに売れてなくなるが、ブールは夕方まで焼き上がるのでご安心を!
〈Baguette rabbit 自由が丘店〉
■東京都目黒区自由が丘1-16-14
■03-6421-1208
■9:00~20:00 無休
(Hanako CITYGUIDE『自由が丘 百科事典』掲載/photo: Misa Nakagaki, Makoto Kujiraoka text: Akane Imoto)
【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。