神田愛花さん×銀座、ドライブ旅行など新連載まとめ12選|ひとりで見るべき映画、子連れカフェほか
栗の旨みがダイレクトに!“銀座ナンバーワン”モンブラン|神田愛花の「間違いない街、銀座。」第1回 【長野県・松本】民藝の街で出合う、絶品シンプル朝食に、一軒家カフェ、素朴で毎日使いたい器…。 おひとり様推奨!号泣必至の映画『エターナルメモリー』の見どころ 月明かりのようにきらめく琥珀色。 [蔵前・蕪木]のネルドリップコーヒー | 液体の悦樂 #1 【予算3000円】おしゃれな食卓が叶う基本の5枚はこれ!|“センスがいい人”になりたくて Vol.1 【外苑前】ママにファミレス以外の選択肢を。子連れでも安心なおしゃれレストラン〈ザ ベルコモ〉 たった3分! 秒で消えるアスパラ生ハム巻き|最近野菜食べてないな…と思ったらVol.1 【出雲大社】人、仕事、あらゆる”縁”を結ぶ聖地。 | 運気が上がる、私の参拝ルート #1 “10年後になくなるべきブランド”を理念に掲げる。ビニール傘で作られたクールなカバンブランド〈PLASTICITY〉 【推しマンガ】ぱーてぃーちゃん・信子さん「BLには少女漫画では描かれない純愛が詰まってます」 | TVプロデューサー小山テリハの漫画交感 #1 【学芸大学でひとり呑み】15時オープンの実力派バルとノンアル豊富なドッグフレンドリーBAR 無理するのがかっこいいと思っていた30代。キャリアをつなげるのに必死だった。美容ライター・長田杏奈さん

鎌倉に合うのはアコースティックな音楽。鎌倉在住DJセレクトの16曲

鎌倉に合うのはアコースティックな音楽。鎌倉在住DJセレクトの16曲
DJある日、あの店のプレイリスト#18
鎌倉に合うのはアコースティックな音楽。鎌倉在住DJセレクトの16曲
CULTURE 2024.10.04
学生時代から集めたレコードは3000枚を超えるという鎌倉在住のDJ・矢澤和久さんに鎌倉の四季に合わせて選曲・解説をしてもらいました。
photo_Kenya Abe text_Kahoko Nishimura
教えてくれた人
矢澤和久
矢澤和久
(会社員、DJ)

やざわ・かずひさ/鎌倉生まれで鎌倉育ち、現在も湘南に在住。人気カフェ〈POMPON CAKES BLVD.(ポンポンケークス ブールバード)〉では、月2回ほど土曜朝のDJタイムを担当している。@swings_lightly

春の鎌倉に合う音楽

DJ矢澤和久さんがセレクトした春の鎌倉に合う音楽です。

Greetje Kauffeld(フリーチャ・カウフェルド)『Some Other Spring』(1981)

Greetje Kauffeld(フリーチャ・カウフェルド)『Some Other Spring』(1981)

オランダの女性ジャズシンガーの、春を主題としたアルバム。白木蓮(=マグノリア)のつぼみの写真が良い。春を待ち侘びる気持ちが、桜の季節に鎌倉を訪れる人々と重なる。

Mallu Magalhães(マルー・マガリャエス)『Vem』(2017)

Mallu Magalhães(マルー・マガリャエス)『Vem』(2017)

ブラジルの女性シンガー・ソングライターが重鎮と気鋭のミュージシャンを迎えて制作。ボサノヴァを基調としつつ斬新なポップ感覚が配された音色は、伝統と新しさが共存する街のよう。

HeavenBound With Tony Scotti『Heaven Bound With Tony Scotti』(1972)

HeavenBound With Tony Scotti『Heaven Bound With Tony Scotti』(1972)

澄み切った空をキャンバスに描かれた5人のメンバーは「Sunrays」などでも活躍。仲良く微笑み合う印象そのままに、春風のように爽やかなコーラスが聴ける。

Howdy Moon『Howdy Moon』(1974)

Howdy Moon『Howdy Moon』(1974)

「フィフス・アヴェニュー・バンド」のジョン・リンドがリチャード・ホーヴェイ、ヴァレリー・カーターと組んだバンド。輝かしいキャリアを踏み出すヴァレリーの原石の輝きがここに在る。

夏の鎌倉に合う音楽

DJ矢澤和久さんがセレクトした夏の鎌倉に合う音楽です。

Kings of Convenience『Peace Or Love』(2021)

Kings of Convenience『Peace Or Love』(2021)

現代の「サイモン&ガーファンクル」と称されるノルウェーのアコースティック・デュオ。石畳に置かれたソファ。靴を脱いで横たわり、チェスに興じる二人。こんな休日が過ごせたら。

Stan Getz『West Coast Jazz』(1955)

Stan Getz『West Coast Jazz』(1955)

デヴィッド・ストーン・マーチンのイラストレーションが海辺の街を想起させる。『West Coast Jazz』は昼間に聴けるジャズ。よく晴れた日においしい食事とともに聴きたい一枚。

Men I Trust『Headroom』(2015)

Men I Trust『Headroom』(2015)

カナダのインディポップ・バンド。物憂げなヴォーカルとグルーヴィーな楽曲が魅力。毎度、ノスタルジックな素材を絶妙なさじ加減で、斬新な楽曲に仕上げてくるので、目が離せない。

Quarteto Em Cy(クアルテート・エン・シー)『Querelas Do Brasil』(1978)

Quarteto Em Cy(クアルテート・エン・シー)『Querelas Do Brasil』(1978)

ブラジルの女性4人組ヴォーカルグループの中期の名盤。海辺の暮らしを切り取ったジャケット写真が良い。質素ながら日々を丁寧に過ごしている人々がいて、そこから生まれる音楽もある。

秋の鎌倉に合う音楽

DJ矢澤和久さんがセレクトした鎌倉に合う音楽です。

Clairo(クレイロ)『Charm』(2024)

Clairo(クレイロ)『Charm』(2024)

ベッドルームポップを代表するシンガー・ソングライターが、ノラ・ジョーンズの最新作を手掛けたレオン・ミッチェルズと共同でリリース。アナログ・レコーディングで現代の名盤に。

Egil Kapstad(エギル・カプスタッド)『Cherokee』(1989)

Egil Kapstad(エギル・カプスタッド)『Cherokee』(1989)

著名な歌手の伴奏を務め、演劇や映画のために多くの曲を作ったノルウェーのジャズ・ピアニスト。目を閉じピアノに向き合う姿に心惹かれる。経験を積んだ人にしか紡げない美しい曲だ。

Jeanne Moreau(ジャンヌ・モロー)『Jeanne Chante Jeanne』(1970)

Jeanne Moreau(ジャンヌ・モロー)『Jeanne Chante Jeanne』(1970)

映画『死刑台のエレベーター』で知られるフランスの女優・シンガーがジャズやボサノヴァを歌った名盤。木々の間から儚げな表情でこちらを見つめる姿が、秋の鎌倉に似合う。

Joni Mitchell『Clouds』(1969)

Joni Mitchell『Clouds』(1969)

儚げで胸の奥をすんと突くような歌声。これまで数えきれないほどカヴァーされている「Both Sides Now」の本人による歌唱。夕暮れの色合いが、紅葉の古都をイメージさせる。

冬の鎌倉に合う音楽

DJ矢澤和久さんがセレクトした冬の鎌倉に合う音楽です。

Lambert And Nuttycombe(ランバート アンド ナッティカム)『At Home』(1970)

Lambert And Nuttycombe(ランバート アンド ナッティカム)『At Home』(1970)

サンフランシスコのフォーク・デュオが、自宅の暖炉前で2本のギターのみで吹き込み。美しいメロディ、ナイーヴな歌唱、その場の空気を閉じ込めた、寒い冬に心を温めてくれる作品だ。

Lars Jansson Trio(ラーシュ・ヤンソン トリオ)『The Eternal Now』(1987)

Lars Jansson Trio(ラーシュ・ヤンソン トリオ)『The Eternal Now』(1987)

今もなお現役で活躍するスウェーデンのジャズ・ピアニストがマイナー・レーベルからリリースしたアルバム。無機質なジャケットに反して、叙情的で美しい曲が全編に収められている。

Gregory Porter『Be Good』(2012)

Gregory Porter『Be Good』(2012)

現代ジャズの最重要シンガー。歌声は深い説得力があり、偉大なジャズシンガーの気品も併せ持つ。PCで音楽が作れる時代に、人が歌い人が演奏する有機的な音楽の素晴らしさを実感。

Labi Siffre(ラビ・シフレ)『Crying,Laughing, Loving,Lying』(1972)

Labi Siffre(ラビ・シフレ)『Crying,Laughing, Loving,Lying』(1972)

イギリスのシンガー・ソングライターの3rdアルバム。岩肌によりかかりギターを爪弾く男。乾いた空気を切り裂くような甲高い声は、聴く者の心の奥底へ届く。

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