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蔵前はおしゃれエリアなだけじゃない! 実用的でサステナブルなお店5軒
〝東京のブルックリン〞といわれる個性的で感度が高い蔵前エリア。実は、暮らしを豊かにする環境に優しいエッセンスがあふれています。サステナブルでクリーンな町のオススメスポットを紹介。
1. lauren/カフェ
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蔵前のカフェシーンに新たな風を吹かせるのは、ロスフラワーの課題に取り組む〈ethica〉。生まれ変わった花たちを眺めながら一息つくだけで、自然とエシカルな行動・消費につながる空間〈lauren〉を作り上げた。生産者と農園環境問題の解決に向き合う〈GOOD COFFEE FARMS〉のサステナブルコーヒーを飲めるほか、店内に飾られたスワッグやリースなどのエシカルフラワーも購入できる。
lauren
住所:東京都墨田区東駒形1-1-9 蓮田ビル101
TEL:非公開
営業時間:11:00~19:00
定休日:水休
席数:20席
Instagram:@lauren_cafe_tokyo
倉庫をリノベーションして生まれた、癒しの空間。
2. NOMURA SHOTEN/タチノミ、リカーショップ
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人とお酒の新たな接点を作る場として、カジュアルに酒と触れ合えるバー。店内には、オーナー&バーテンダーの野村空人さんがセレクトする、高品質かつ希少で洗練されたデザインのボトルが並ぶ。彼が手掛けたオリジナルジンや、材料・製法までウェルネスに特化した「REISHI GIN」など個性豊かなアイテムも。おすすめの飲み方を聞きながら、新たなバー体験をしてみては?
NOMURA SHOTEN
住所:東京都台東区三筋2-5-7
TEL:03-5846-9755
営業時間:17:00(金16:00、土15:00)~23:00、日15:00~22:00
定休日:水休
席数:20席ほど
店の近くの銭湯〈三筋湯〉から風呂上がりの一杯を楽しみに来る常連も多い。
3. ベジラボテイスト 蔵前/野菜販売
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震災をきっかけに食の大切さを考え、子どもたちにおいしい野菜を食べさせたい、という想いで生まれた“やさいやさん”。この日は、千葉の農家から届いた穫れたての葉付き人参やスイスチャード、奈良産の蕾菜などスーパーではあまり見かけない珍しい野菜も並んでいた。一度手に取れば、その特徴やおいしい食べ方、生産者のことまでスタッフが丁寧に教えてくれるのもうれしい。

規格外のおいしい野菜は、惣菜にして販売。「ベジラボSALAD」1,382円。
ベジラボテイスト 蔵前
住所:東京都台東区蔵前3-4-3フィル・パークⅡ 1F
TEL:03-6681-7446
営業時間:10:00~19:30
定休日:無休
席数:6席
都内を中心にマルシェや常設店舗を展開。蔵前店はイートインスペースもあり。
4. SLAPS BASE/アトリエショップ
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江戸時代から問屋街として日本のものづくりを支えてきた名残から、蔵前周辺には革問屋やレザーショップが多く立ち並ぶ。そのなかでも、廃棄されてしまう資材を活用し、新しい付加価値へと再生させているのがこの店。デッドストックレザーをピックアップし、店裏の工房で縫製。訪れるたび違う柄や素材に出合えるのでギフト選びにもおすすめだ。
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車の使用済みエアバッグや、裁断時に廃棄される皮革を、職人の手によって商品に。左から7,700円、9,680円。
SLAPS BASE
住所:東京都台東区蔵前4-20-12 福谷ビル1F
TEL:03-5820-8398
営業時間:12:00 ~ 18:00(水11:30~17:00)
定休日:月火木休
普段づかいしたくなる無縫製の革小物からファッションアイテムまで。
5. KAWA KITCHEN/カフェレストラン
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隅田川を望む店の1階はショップ、2階はカフェで、食を通して持続可能な社会づくりを提案。流木や足場板などの資源を再利用して作られた店内でいただけるのは、ヴィーガン、グルテンフリーなど食文化が違う人も同じ空間で楽しめるメニューだ。「加和の彩り手巻き寿司」3,300円(2日前までに予約)は発酵食品や漬物を中心に構成され、伝統的な食材保存の原点に触れられる。
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店内の照明は、廃棄されたペットボトルとヤシの葉を組み合わせて作られたランプを採用。
KAWA KITCHEN
住所:東京都台東区蔵前2-10-11
TEL:080-6914-3044
営業時間:11:00~18:00(金~21:00)、土10:00~21:00(日~18:00)
定休日:月火休
席数:23席
デザインは建築家・隈研吾氏が監修。