【Bole COFFEE & ICE CREAM】羽根木の住宅街にあるオアシス
ある日、あの店のプレイリスト#3

CULTURE 2023.12.18

雰囲気が良い、おいしいお店には、心地のよい音楽も流れている気がする。
"食のある場所"の、ある日のミュージックプレイリストをおすそわけしてもらった。
第3回目はBole COFFEE & ICE CREAM。

Spotifyのプレイリストを流し始めれば、あっという間にあの店気分に。ひと休みのお供に。

プレイリストのこだわり。
「音楽は、立ち寄った人がホッとひと息つけるような、心鎮めるものを」

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今年2023年の6月にオープンしたばかりだというBole COFFEE & ICE CREAMは、羽根木の住宅街の中にある手作りアイスクリームとコーヒーのお店。ご近所の方や、仕事中の方がひと休みしに訪れる、まさに都会のオアシスです。

そんなBole COFFEE & ICE CREAMのスタッフであり姉妹店のBridge COFFEE &ICE CREAMでも音楽をセレクトしているという志村さんに、お店と音楽の関係、とっておきのプレイリストを教えてもらいました。

「音楽は、自分が普段から好きだというだけなのですが、姉妹店のブリッジ カフェ(BRIDGE CAFE)で働いていた時から選曲を担当していました。羽根木のお店で働くようになってからは、その土地の空気感を壊さないように音楽を選ぶようになって。というのも羽根木という場所は昔、あたり一面森だったらしいんです。だから、建物もなるべく木を切らないで共存できるようなつくりになっていたり。自然と共にある場所だからこそ、その神聖な雰囲気を守るように選曲している気がします

それに僕にとって音楽は、とにかく心を鎮めてくれる存在。だから、家の中でゆったり聞けるような音楽をお店でもかけます。きっとやる気を出したり、気分を上げるために聞く方も多いと思うのですが、僕の場合は眠る前に気持ちが落ち着くような音を日々探している感じです。

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それに音楽だけではなく、店内にスタッフが好きな本を置いていたりもするので、「あの本、いいですよね」「この曲、私も好きです」みたいな会話が生まれたりもする。テイクアウトも多いお店なので、短い間でもお客さんとの会話のきっかけが生まれるのが嬉しいです。

大体かけているのは、冬っぽいRoos jonker。夏にはラテン的な音を流したりもします。時々、一周回ってノラ・ジョーンズを流すとどこかホッとしたり。その時の気分ですね。最近、特によく繰り返しかけるのは、江崎文武さんの音楽。静けさの中でも、今ここでちゃんと時間を過ごしている、と感じられる音楽で好きです。音は鳴っているのにノイズにはならない、自分が空間にいることをちゃんと感じられるので、惹きつけられます。あとは、冬にわかれてというアーティストを最近はよく流しています。寺尾紗穂さんという方がボーカルで、『天使日記』という著書を読んで知りました。

やっぱり、たとえ飲食でもお店に文化があるとお客さんの反応もあったり、お店の色が生まれてくると思うので、これからどんどん文化コーナーを増やして行けたらいいですね」

12月限定のシュトーレンアイス。粉砂糖の雪化粧がかわいらしい。
12月限定のシュトーレンアイス。粉砂糖の雪化粧がかわいらしい。
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